日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

FIFAコンフェデレーションズカップ2013 ブラジルが王国復活を告げる大会3連覇!

2013年07月02日 | soccer

6月14日からブラジルで開催されていた「FIFAコンフェデレーションズカップ2013」、アジア代表として出場した日本代表は、グループステージで3戦全敗を喫して早々と敗退が決定。そんな中、日本時間1日に3位決定戦と決勝戦が行われました。



3位決定戦:イタリアVSウルグアイ
決勝前に行われた3位決定戦は、準決勝で敗戦した南米王者・ウルグアイと欧州代表・イタリア代表が対戦。
前半24分、イタリアは右サイドからのフリーキックをディアマンティが左足で蹴り、ボールはポストに直撃→ウルグアイGK・ムスレラの背中に当たり、こぼれた所をゴール前に詰めていたDFアスラニが右足で押し込んでゴールイン。イタリアがまず1点を先制します。ウルグアイにとっては何ともアンラッキーな失点だった。32分、ウルグアイは中盤でのFKをカバーニがヘディングシュートを豪快に決めてゴールかと思われたが、オフサイドで同点ゴールならず。前半は1点リードで折り返します。
後半に入り、ウルグアイが反撃を見せます。13分、ガルガノが中盤の位置でボールを奪うと、そのままドリブルで高い位置まで持ち込んで、左サイドを上がっていたカバーニへラストパス。受けたカバーニは右足で流し込み、ウルグアイが1-1の同点に追い付きます。後半22分、フォルランが左の位置から強烈なシュートを放つが、イタリアGK・ブッフォンのパンチングに阻まれ、こぼれ球を再びフォルランがシュートするも、またもブッフォンの好守に阻まれ逆転ならず。
劣勢気味なイタリアは後半28分、FWエルシャーラウィがペナルティエリア手前で相手に倒されてFKを獲得。ゴール正面と絶好の位置でのFKを、ディアマンティが左足で直接決めて勝ち越しゴール!イタリアが2-1と再びリードを奪います。しかし、ウルグアイも後半33分、ゴールやや左の位置でのFKをカバーニが左足で直接決める!FKにはFKでお返しだ!2ー2と試合は再び振り出しに戻り、そのまま延長戦へ突入。
延長に入り、イタリアは延長後半6分にモントリーボがこの日2枚目の警告で退場処分。数的優位に立ったウルグアイは決定的チャンスが3度生まれるも、勝ち越しゴールを決め切れず。結局2-2のままPK戦までもつれこみます。
迎えたPK戦。1人目の先攻のウルグアイ・フォルランが失敗し、対するイタリア・アクイラーニは成功。しかし、3人目でウルグアイ・スアレスが成功、イタリアのデシーリョはGKのセーブに阻まれ失敗。3人終了時点で2-2のタイ。迎えた4人目、ウルグアイはカセレスが右隅を狙うも、イタリアGK・ブッフォンががっちりキャッチ。一方のイタリアは、ジャッケリーニがしっかりと右隅に決めて3-2と王手をかける。外せば負けが決まるウルグアイは、5人目・ガルガーノが左隅に蹴ったが、ブッフォンに阻まれて失敗。イタリアがPK戦を制し、3位に輝きました。



決勝:ブラジルVSスペイン
決勝戦は開催国で前回大会優勝のブラジルと、南アフリカW杯王者&ヨーロッパ王者のスペインが激突。ともに無敗で勝ち上がってきた同士の一戦は、序盤から試合が動き、ブラジルの若き至宝が大一番で輝きを放ちました。
ブラジルボールで始まった前半、開始2分に右サイドにいたフッキのクロス→ゴール前での混戦からフレッジが押し込んでゴール!立ち上がりにブラジルが泥臭い形で先制ゴールを奪いました!勢いに乗るブラジルは8分、ネイマールの縦パスが相手に当たるもフレッジに渡り、フレッジのヒールパス→オスカルの右足シュートは左に外れて2点目ならず。前半20分、スペインはイニエスタがドリブルから右足ミドルシュートを狙ったが、ブラジルGK樹リオ・セザールのセーブに阻まれる。
32分、ブラジルは自陣でボールを奪ってからカウンターを仕掛け、左サイドのネイマールのスルーパス→フレッジがシュートするも、カシージャスに止められる。スペインは40分、左サイドでマタがフェルナンド・トーレスとのワンツーから抜け出すと、逆サイドを駆け上がるペドロへパス。完全にフリーなペドロは左足を振り抜く。しかし、ゴール手前でブラジルDFダビド・ルイスのスライディングクリアに阻まれ、同点ゴールならず。逆にブラジルは前半終了間際、中盤でオスカル→ネイマールが左サイド突破→オスカル→最後はネイマールが左足でゴールネットを突き刺す!ネイマールの強烈な一撃でブラジルに大きな追加点が入りました!
後半2分、ブラジルはフッキが左サイドへスルーパス→フレッジが右足シュートを決める。フレッジはこの試合2得点目。3-0とスペインを突き放します。なんとか一矢を報いたいスペインは後半9分、途中出場のヘスス・ナバスがペナルティエリア内で相手選手に倒されてPKを獲得。このPKをセルヒオ・ラモスが蹴るも、ゴール左に逸れてしまい、1点を返せず。後半17分にはストライカーのビジャを投入するが、23分にピケがスライディングでネイマールを倒したとして、一発レッドカードを受けて退場。残り10人となり、さらに劣勢に立たされた。
試合はその後、後半35分にスペインがビジャの折り返し→ペドロの左足シュートはGKの攻守に阻まれ、ブラジルは38分にカウンターから途中出場のジョーがシュートを放つも決まらず。後半41分にはスペイン・ビジャのシュートもGKジュリオ・セザールのファインセーブに阻まれノーゴール。試合は3-0でブラジルが快勝し、大会3連覇を達成しました。



各大陸の王者が集結したコンフェデレーションズカップは、開催国のブラジルが、前回のW杯王者・スペインを破り、3大会連続優勝を果たしました。ブラジルは3年前の南アフリカW杯、2011年の南米選手権、昨年のロンドン五輪(U-23)で優勝を逃しており、国際大会での優勝は久々となります。かつては「サッカー王国」と言われながらも、2大会連続でW杯優勝を逃し、2011年の南米選手権でも優勝できず。いつしかFIFAランキングも20位台まで転落(W杯ホスト国のため南米予選免除、国際親善試合しか戦ってないため)しましたが、コンフェデ優勝で王国復活をアピール。至上命題とされた自国開催での優勝をしっかりと果たし、来年のW杯制覇へ視界は良さそうです。
今大会のブラジル代表は、グループリーグ初戦で日本に3-0と快勝、2戦目のメキシコ戦で2-0、3戦目のイタリア戦は4-2で競り勝ち、3戦全勝でA組1位通過。準決勝ではウルグアイを2-1で下し、そして決勝戦では、フレッジの2得点&ネイマールのゴールでスペインに完勝しました。
ブラジルの10番を背負ったネイマールは、5試合で4得点を挙げる大活躍で優勝に大きく貢献し、大会MVPに選ばれました。開幕戦での豪快なミドルシュートは強い衝撃を感じ、日本代表の選手もあの一発で心が折れてしまいました。決勝でもゴールを決めたので、まさに「ネイマールのためのコンフェデ」と言っても過言ではありません。コンフェデで世界中にその名を轟かせ、スペインの名門・FCバルセロナに移籍し、スーパースターへの階段を着実に歩み続けているネイマール。来年のワールドカップでも華麗なプレーでブラジル全土、いや全世界のサッカーファンを大いに湧かせてくれることでしょう。





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