日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

カタールW杯 日本代表がドイツに逆転勝利!

2022年11月24日 | soccer


4年に1度のサッカーの祭典「2022 FIFAワールドカップ カタール」が今月20日に開幕。今大会は中東初開催、さらには北半球で初めての冬開催と言われています。7大会連続出場の日本代表はグループEに入り、ドイツ、スペイン、コスタリカと同組。23日夜、ドーハ・ハリファ国際スタジアムで日本VSドイツが行われました。2大会連続の決勝トーナメント進出を目指す日本代表にとって、いきなり試練の一戦となりました。



両チームのスタメン
[日本]
GK 12 権田修一
DF 5 長友佑都
DF 22 吉田麻也(Cap)
DF 19 酒井宏樹
DF 4 板倉滉
MF 6 遠藤航
MF 14 伊東純也
MF 15 鎌田大地
MF 17 田中碧
MF 11 久保建英
FW 25 前田大然

[ドイツ]
GK 1 ノイアー(Cap)
DF 2 リュディガー
DF 3 ラウム
DF 15 ジューレ
DF 23 シュロッターベック
MF 6 キミッヒ
MF 13 ミュラー
MF 14 ムシアラ
MF 21 ギュンドアン
FW 7 ハバーツ
FW 10 ニャブリ


ドイツボールで始まったこの試合、前半8分に日本はカウンター攻撃を仕掛け、右サイド伊東のグラウンダークロス→ゴール前で前田が押し込んでゴールネットを揺らしたかと思ったが、オフサイドの判定でゴールは認められず。
その後はドイツの時間帯が続き、日本は防戦一方。前半31分、ペナルティエリア内でGK権田がドイツDFラウムを倒してから、相手の尻に膝蹴りでPK献上。先制のチャンスを迎えたドイツはギュントアンがゴール左隅に決めて1点を先取。
前半終了間際、ドイツはキミッヒのミドルシュートをGK権田がセーブ、左にこぼれたボールをニャブリ折り返し→ファーサイドでハバーツが合わせたが、オフサイド。日本にとっては助かった。日本も48分に左サイド長友のクロス→前田のヘディングシュートは枠外。前半はドイツ1点リードで終了。

1点を追う日本は、ハーフタイムに久保を下げてDF冨安建洋を投入。4バックから3バックにチェンジ。後半5分に伊東が個人技でPA内に進入すると、鎌田がシュートを放つも枠外。後半12分には長友→三苫薫、前田→浅野拓磨と2人選手を入れ替える。するとその直後、伊藤のクロス→浅野が飛び込むもノーゴール。
後半15分、ドイツはムシアラのパスを受けたギュントアンが右足を振り抜いたが、シュートはポスト右直撃。後半25分、ドイツはホフマン、ニャブリと立て続けにシュートを放つが、権田が相次いで防ぐ。さらにこの後、左サイドのクロスにニャブリが頭で合わせたが、ここも権田!ニャブリこぼれ球を押し込むも、権田が止めた!権田が4連続セーブで追加点を与えません。
日本は後半26分に堂安律をピッチに送り込むと、28分に遠藤の浮き球パスから浅野が右足ボレーシュート!しかし、ここはドイツGKノイアーの正面!さらに伊東もシュートを打つもクロスバーの上・・・。
後半30分には南野拓実を送り込み、日本は5人の交代枠を使い切る。するとその直後、左サイドで三苫が仕掛けてから南野へ縦パス、ボールを受けた南野がダイレクトで左足クロス→GKノイアーに弾かれたが、こぼれ球を堂安が左足で叩き込んだ!交代組の連携でドイツのゴールをこじ開け、日本が1-1の同点に追いつく!
後半38分、日本は右サイドでDF板倉が前線へロングボールを放り込み、浅野がPA右から右足一閃!ノイアーの頭上を越え、ゴールに突き刺した!日本が2-1と試合をひっくり返した!
勝ち越されたドイツはパワープレーを試み、後半50分に途中出場ゴレツカがシュート打つも左に逸れる。さらにはノイアーも攻撃に参加するも、同点ゴールが奪えず試合流量。試合は日本が2-1でドイツに逆転勝利を挙げました!



いやぁ、凄いことが起きました!日本代表が、W杯優勝4度の強豪・ドイツから大金星!日本がW杯本大会で優勝経験国に勝利したのは史上初です!本当に勝てるわけがないし、引き分けで勝ち点1取れれば良いだろうと思っていたので、信じられないとしか言えません。逆転後の時間は心臓バクバクだったし、サッカーの試合で泣きそうになったのは初めてですよ。ドーハの悲劇から約30年かけて歓喜に変わりましたかぁ。アルゼンチンに勝ったサウジアラビアみたいに「翌日は国民の休日にしてくれ」という声もあるけど、政府にはできないんだよなぁ。
前回のロシア大会に続き、2大会連続で初戦白星。日本には「初戦で勝ち点を獲得すると、決勝トーナメントに進出する」というジンクスがあるので、2大会連続ベスト16入りも見えて来たか!?

ドイツは前半の時は一方的に攻めまくったけどPKの1点しか取れず。後半も決定機で追加点奪えず。再三のチャンスを逸したことで、逆転を喰らいました。4年前のロシアの時も、韓国に負けてグループリーグ敗退。今回も日本に負けたので「ドイツは東アジア勢に弱い」というレッテルを貼られそうだ。

今回の試合は何といっても途中出場組の活躍ぶりが目立ちました。後半30分の同点シーンは、三苫選手の仕掛けをきっかけに、南野選手のアシスト、堂安選手の同点ゴール!堂安選手と南野選手は森保JAPANの初期の中心選手でしたが、ここ最近は主力と言われず。それでもドイツ戦で輝きを放ちましたね。
逆転ゴールを奪った浅野選手は、目の前にノイアーがいても迷わずシュートを決めたのは凄かった!ゴール後にはジャガーポーズまで飛び出ました。今年9月に右ひざ靭帯損傷の大怪我を負いましたが、なんとかW杯メンバー入り。直前のカナダ戦で実戦復帰したばかりでした。どん底からヒーローまでに這い上がりました。
マンオブザマッチにはGKの権田選手が選ばれました。スタメン発表の時に「なんかやらかしそうだな」って思い、前半にPKを与えてしまい先制点を献上。後半も何度もシュートを浴びながらも4連続セーブを披露。権田選手の気迫の守備で試合の流れが変わったんじゃないかと思います。

勝ち点3を獲得した日本代表は、27日のグループステージ第2戦でコスタリカ代表と対戦。次の試合で勝てば、決勝トーナメント進出に大きく近づきます。ドイツ撃破の勢いに乗って、コスタリカ戦とスペイン戦も勝ち点を手にしてほしいものです。







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