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日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

樫の女王決戦は伏兵組のワンツー決着!マルセリーナは牝馬2冠ならず。

2011年05月23日 | 競馬

2011年の牝馬3冠シリーズ第2戦・第72回オークス(優駿牝馬 芝2400m・18頭立て)が22日、東京競馬場で行われました。樫の女王を決めるこのレース、昨年はアパパネとサンテミリオンが1着同着となり、「GI史上初の同着優勝」という出来事が起こりました。今年は桜花賞馬⑨マルセリーナ、同レース2着の⑫ホエールキャプチャ、親子3代のオークス馬を目指す⑯グルヴェイグ、フローラステークスの勝ち馬③バウンシーチューン、⑪アカンサスの「トライアル組」、さらには①ハブルバブル、②メデタシなどの「ディープインパクト産駒」組が参戦してきました。


レース直前の単勝オッズは、1番人気はマルセリーナ(2.2倍)、ホエールキャプチャ2番人気(3.0倍)。単勝1ケタはこの2頭のみで、3番人気以降はグルヴェイグ、ハブルバブル、バウンシーチューン、⑰マイネイザベルと続きました。
ばらついたスタートで始まった今年のオークス、ホエールキャプチャがやや立ち上がってしまい、出遅れ&後方からのスタートとなってしまう。スタンド前での先行争いは、好ダッシュを見せた⑦ライステラスが先手を取るが、⑱ピュアブリーゼが徐々に上がり、ゴール板を過ぎたところで先頭を奪います。、グルヴェイグ、キャプチャ、マルセリーナの有力3頭は中団より後方からの競馬で1コーナーをカーブしました。
2コーナーから向正面に差し掛かり、ピュアブリーゼが先頭、ライステラスと⑬シシリアンブリーズが2番手を争う。3頭の先頭集団から少し離れて、⑧マイネソルシエールが4番手。ハブルバブルは5番手。7番手付近には⑤カルマート、⑮ハッピーグラス、④エリンコートが続き、11番手の位置にメデタシ、マイネイザベルが追走。13番手のところにグルヴェイグ、その後ろにホエールキャプチャが14番手追走。後方グループは、15番手にマルセリーナとアカンサス、バウンシー17番手、⑥サイレントソニックが最後方追走。
縦長の状態で3コーナーを回り、ピュアブリーゼの先頭は変わらず。2番手のシシリアンがジワリと接近。マルセリーナとグルヴェイグは外に持ち出し、キャプチャはまだ馬群の中。4コーナーから最後の直線に入り、逃げ粘るピュアブリーゼが2番手を突き放しにかかる。マルセリーナと⑭スピードリッパーが迫ると、真ん中からホエールキャプチャが襲いかかる。大外に持ち出したグルヴェイグは加速せず、マルセリーナはあまり伸びてこない。残り200mでエリンコートとキャプチャが先頭に迫り、残り100mのところでエリンコートがピュアブリーゼをかわす。ゴール前でホエールキャプチャが並びかけるも届かず。最後は3頭が横並びも、エリンコートがわずかに抜け出して1着。マルセリーナは追い込み不発、ホエールキャプチャはまたもGIタイトルを逃した…。


最終成績&払戻金
1着④エリンコート         2.25.7
2着⑱ピュアブリーゼ         クビ
3着⑫ホエールキャプチャ     ハナ
4着⑨マルセリーナ         2 1/2馬身
5着⑭スピードリッパー       クビ
6着⑰マイネイサベル       ハナ
7着⑪アカンサス          クビ
8着⑮ハッピーグラス        3/4馬身
9着①ハブルバブル        クビ
10着⑩デルマドゥルガー     1 3/4馬身
11着②メデタシ          ハナ
12着⑧マイネソルシエール    1 1/4馬身
13着⑦ライステラス        アタマ
14着⑯グルヴェイグ        3/4馬身
15着⑥サイレントソニック     1 1/2馬身
16着⑤カルマート           1 1/2馬身
17着③バウンシーチューン      7馬身
18着⑬シシリアンブリーズ      クビ
払戻金
単勝 4 3720円
複勝 4 800円 12 140円 18 780円
枠連 2-8 2770円
馬連 4-18 42750円
馬単4-18 104460円
ワイド 4-12 1720円  4-18 9510円  12-18 1810円  
3連複 4-12-18 45120円
3連単 4-18-12 548190円


昨年と同じく雨の中で行われた今年のオークスは、単勝7番人気だったエリンコートが、残り100mでピュアブリーゼをかわし、最後はクビ差で勝利し、71代目の樫の女王に輝きました。道中逃げ粘ったピュアブリーゼが2着と健闘し、伏兵2頭によるワンツー決着となり、3連単で54万円台という波乱決着となりました。ホエールキャプチャはスタートでの出遅れが響き3着、牝馬2冠を狙ったマルセリーナは4着に敗れ、親子3代制覇の期待が寄せられたグルヴェイグは14着と惨敗。
優勝したエリンコートに騎乗した後藤浩輝騎手は、このレース初勝利で、クラシック競走初制覇。JRA・GIは昨年の安田記念以来となる通算4勝目となります。父は現役時代短距離GIを3勝したデュランダルで、同産駒初のGI勝利となりました。まさか名スプリンターの娘が長距離のGIレースで勝とうとは…。
エリンコートは3戦目で初勝利を挙げますが、その後は勝ちきれないレースが続き、7戦目で2勝目を挙げると、前走の忘れな草賞にも勝利。今回のオークスは重賞初挑戦でしたが、ホエールキャプチャやピュアブリーゼとの叩き合いを制して優勝。重賞初制覇&自身3連勝で一気に3歳牝馬の頂点に立ちました。彼女がオークスを勝てたのは、2000m級のレースで勝った事が一番の理由じゃないか思います。「残念桜花賞」の勝ち馬が桜花賞組を破ったのは、まさに下克上と言えるでしょう。秋以降の戦いはエリンコートの実力が問われることは必至でしょう。
「3歳世代の暫定女王」の座はマルセリーナからエリンコートに交代。秋には骨折休養中のレーヴディソールが復活すると思うので、秋華賞では正真正銘の「3歳牝馬№1決定戦」になりそうです。

次週は東京競馬場で3歳世代の頂点を決める第78回日本ダービー!皐月賞馬のオルフェーヴル、サダムパテック、ダノンバラード、青葉賞を勝ったウインバリアシオン、ダービーの切符をギリギリで獲得したトーセンレーヴ、さらにはコティリオン、京都新聞杯の勝ち馬クレスコグランド、ナカヤマナイトなどが出走を予定しています。このレースを勝った馬が今後の牡馬戦線の主役になる事は確実。一生一度の大舞台を制するのはどの馬でしょうか?


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