2007Jリーグヤマザキナビスコカップ決勝戦が、東京・国立競技場で行われました。今年の決勝のカードはガンバ大阪VS川崎フロンターレ。両チームの準決勝の戦いぶりは、ガンバは鹿島に合計スコア3-3で並んだものの、アウェーゴール差で決勝進出。フロンターレは横浜Fマリノスに連勝しました。今季リーグ戦では1勝1分けで川崎フロンターレが勝ち越し。特に第22節では4-1と快勝しました。さて今回の決勝戦はどんな戦いになったのでしょうか…。
まず最初に仕掛けたのはフロンターレ。開始早々中村憲剛がシュートを放つと、5分には鄭大世がミドルシュートを放ちますが右に外れました。6分、ジュニーニョが抜け出してシュート!しかし、ガンバGK・藤ヶ谷陽介の好セーブでゴールならず。10分、フロンターレCKの場面で寺田周平が頭で狙うもGKに阻まれ、再度のCKで寺田がまたもヘッド、しかしGKがキャッチ。16分、ジュニーニョのループシュートはバーを超える。序盤はフロンターレペースで進みます。
ガンバは18分にマグノアウベスがミドルを放ちますが左隅へ外れます。22分、カウンターからマグノが走りこむもダメ。20分以降はガンバペース。30分、ガンバFKの場面。遠藤保仁からのボールを川崎が一旦クリアしますが、こぼれ球に橋本英郎がシュートを放ちますが決まりません。40分、二川孝弘がペナルティエリア内で倒されるもノーホイッスル。41分、二川ミドルで狙っていくもフロンターレ守備陣が凌ぐ!
結局前半は0-0で折り返し。両チームとも決定的な場面でゴールネットを揺らすことは出来ませんでした。
後半、前半の立ち上がりと同様にフロンターレが攻め立てます。後半1分、鄭大世が左足のミドルを放ちますが外れます。その2分後、中村憲剛のスルーパスからジュニーニョが抜け出してシュート!しかしまたもGK藤ヶ谷がファインセーブ!さらに1分後、ジュニーニョのパスに寺田が飛び込むも枠を捉えられない!前半の再現みたいだ…。
互角の展開のまま迎えた後半15分、遂に試合が動きます。ガンバはバレーの低いクロスボールを二川が飛び込むも川崎DFに潰される、そこに安田理大が押し込んでゴール!決勝戦の均衡を破ったのはガンバ大阪!
1点を取られたフロンターレはすぐさま反撃!谷口博之が中央からミドルシュート。しかしバーの上。その後もFKからチャンスを形成するも、ガンバDF陣の前に同点ゴールが奪えません。
残り10分、ガンバがカウンターを仕掛けます。バレーのパスから、マグノアウベスがシュート!しかしポスト左に直撃…。決まってもおかしくない場面でした。それでも追加点を狙うマグノ、もう一度狙いに行くがダメ。
40分手前、まだ諦めないフロンターレはFKからゴール前でジュニーニョがヘッド!またも藤ヶ谷に阻まれます。これで3回目だ。その後のCKでジュニーニョが頭で合わせるも左へ逸れてしまいました。
ロスタイムでラストチャンスに懸けたフロンターレですが、最後までガンバのゴールネットを揺らすことが出来ずタイムアップ。1-0でガンバ大阪がナビスコカップ初優勝を遂げました!
優勝したガンバ大阪は、西日本のクラブチームでは初めての優勝、Jリーグ主要タイトルでは2005年のリーグ年間優勝以来2回目です。大会MVPには、決勝点を挙げた安田理大選手が選ばれ、ニューヒーロー賞(新人王)とのダブルタイトルを手にしました。
今日は両チームとも惜しい場面が何度あったことか。特にフロンターレは現在リーグ得点王のジュニーニョが再三にわたりガンバゴールを脅かしましたが、ガンバGK・藤ヶ谷陽介の前に阻まれてしまいました。第22節のときは2得点でしたが、今回はノーゴール。ガンバDF陣がリベンジを果たしたことになりますね。
MVPの安田選手はこのゴールがプロ入り初ゴール。ここ一番で最高の大仕事をやってくれました。ゼロックス杯やU-20ワールドカップと同様、重要な大会で積極的なプレーを見せていますね。北京五輪最終予選でも今日と同様のプレーを見せてほしい!というより出場機会を与えてあげてください。
リーグ戦では浦和レッズに次ぐ2位と逆転優勝は厳しいかもしれませんが、天皇杯との2冠獲得もあると思います。今後も浦和とガンバの2強時代が続くでしょう。
さて次は浦和レッズがJリーグ年間タイトルとACLの2冠に挑戦!ACL決勝ではセパハン(イラン)と対戦します。日本のクラブが初めてアジアの頂点に立つ瞬間をテレビで目撃したいぞー!浦和レッズサポーターじゃない人も応援してくださいねぇ~!
リーグは絶望に近いですが今季2冠ですし来季3冠ですよ。
来年はACL行けるといいですね。