日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

WBC試練の2次ラウンド!オランダ戦は延長戦の死闘の末に勝利!

2017年03月13日 | Sports

「2017 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」は、12日から2次ラウンドE組がスタート。1次ラウンドを3連勝でB組1位通過を果たした日本代表(侍ジャパン)。2次ラウンドではオランダ、キューバ、イスラエルと対戦。2次ラウンド初戦の12日は、オランダ代表と対戦。前回大会でベスト4だったオランダは、A組で2位通過。オランダにはエースのバンデンハーク投手(福岡ソフトバンク所属)、4番のバレンティン選手(ヤクルト所属)、さらには現役メジャーリーガーもいるので、決して楽な相手ではありません。侍ジャパンの試練の2次ラウンドの初戦は、大激戦となりました。



両チームのスタメン
   【日本】      【オランダ】
1(三)田中広輔   (遊)シモンズ
2(二)菊池涼介   (中)プロファー
3(右)青木宣親   (三)ボガーツ
4(左)筒香嘉智   (右)バレンティン
5(一)中田翔     (指)グリゴリアス
6(遊)坂本勇人   (二)スクープ
7(指)山田哲人   (一)スミス
8(中)秋山翔吾   (捕)リカルド
9(捕)小林誠司   (左)オデュベル
 (投)石川歩     (投)バンデンハーク


日本は中国戦に続き、田中が1番に座り、青木が3番ライトで先発復帰。山田が7番に下がり、秋山が8番センターで今大会初スタメン。オランダは大リーガーが4人もスタメンに名を連ねました。先発投手は日本・石川VSオランダ・バンデンハークでした。


初回両チーム無得点で迎えた2回、日本は先頭の中田がバンデンハークのカーブを捉え、レフト線への2塁打。坂本犠打、山田四球で1死1,3塁と攻め立て、秋山がレフトへの犠牲フライを放ち1点を先取。しかしその裏、日本先発・石川が2死走者無しでスクープにカーブを狙われ、レフトスタンドへのソロ本塁打を浴びて1-1の同点とされる。
3回、日本は1死後に菊池が3塁への内野安打で出塁すると、青木の場面で二塁への盗塁を決める。さらに青木も内野安打を放ち、ランナー2人置く。筒香三振で2死後、中田がバンデンハークの3球目のスライダーを捉える。レフトへの高々と打ち上げた打球は、スタンド前列に到達!中田の3ラン本塁打で日本が4-1と勝ち越しに成功。勢いづく日本はこのあと、四球とヒットで2死1,2塁のチャンスを作り、秋山がセンター前タイムリーを放ち1点追加。日本はこの回、バンデンハークから4点を奪い、5-1としました。
4点の援護を貰った石川、このリードを守りたいところですが、1死からオデュベルに2塁打を許すと、シモンズのライト前タイムリーで1点を失うと、1死1,3塁でボガーツの犠牲フライで失点を喫し、5-3と2点差とされる。なおもピンチは続き、4番・バレンティンにシンカーを打ち抜かれ、レフトポール直撃の2ラン本塁打を浴びてしまう。石川、せっかくの4点のリードを守れずノックアウト…。スコアも5-5と再び同点となった。
5回表、日本は先頭の坂本がヒットで出塁すると、相手のバッテリーエラーで2塁に進む。2死3塁となり、小林がオランダ3番手・マルティスからセンター前タイムリーを放ち、6-5と再びリードします。
1点をリードする日本は、5回裏から3番手で登板した千賀滉大が2イニングを無失点に抑えると、7回は松井裕樹→秋吉亮の継投で0点に抑える。8回は6番手・宮西尚生が2本のヒットと四球で1死満塁のピンチを作ったが、7番手・増井浩俊が満塁のピンチを切り抜け、オランダの反撃を退ける。
しかし9回裏、日本番手・則本昂大がヒットと四球で2死1,3塁のピンチを招く。あと1死取れば日本の勝利だが、スクープに高めのストレートを痛打。2塁手・菊池が飛びつくも、打球はセンター前に抜けてタイムリーヒット。オランダが土壇場で6-6の同点に追いつく。9回2死で則本が打たれ、試合は延長戦へ。
延長10回、日本は1死から小林がセンター前ヒット、続く代打・内川聖一が詰まりながらもレフトへの2塁打を放ち、2,3塁とすると、菊池の敬遠で1死満塁と一打勝ち越しのチャンス。しかし、青木が2塁ゴロ併殺打に打ち取られ、勝ち越し点を奪うことができず。
延長11回からは無死1,2塁から始まる「タイブレーク方式」。日本は先頭の鈴木誠也(途中出場)が犠打を決めて1死2,3塁とすると、続く中田がオランダ7番手・ストフベルゲンの2球目を叩き、レフト前ヒット!ランナー2人が生還し、8-6と日本勝ち越し。その裏に9番手・牧田和久がオランダの攻撃を無失点に抑えてゲームセット!日本が延長11回の激闘を制しました!





第4回WBC・2次ラウンド 
オランダVS日本 3月12日 東京ドーム
(観衆数:44,326人 試合時間:4時間46分)
JPN|014 010 000 02|8
NED|014 000 001 00|6
(延長11回)
勝敗投手
勝:牧田(1勝1S)
負:ストフベルゲン(1敗)
本塁打
日本: 中田 3号(3回表3ラン)
オランダ: J・スクープ 1号(2回裏ソロ), バレンティン 1号(3回裏2ラン)



2次ラウンド初戦は、日本が先行しながらも、オランダが追いつくという展開で進みました。3回に中田選手のホームランなどで4点を奪い、オランダのエース・バンデンハーク投手を攻略したときは「これは楽勝だろう」と思ったけど、その裏に石川投手が4失点…。9回裏あと1人の場面で則本投手が打たれ、10回に満塁のチャンスで青木選手がゲッツーに倒れたときは、絶望感しかなかったです。それでも、牧田投手と中田選手が嫌なムードを打ち消してくれました。4時間46分の死闘の末にオランダに勝ち、1次ラウンドから4連勝。4試合のなかで一番苦しい戦いだったけど勝てて良かった…。でも、2次ラウンドはまだ2試合あります。
この試合のヒーローとなった中田選手は、6打数3安打5打点の大活躍。「普段は苦手」なバンデンハーク投手から2本のヒットを放ち、2打席目には変化球を捉えての3ラン本塁打。日本の選手がWBCで3試合連続ホームランを打ったのは、史上初の快挙。延長11回の打席では、勝利を決定付ける2点タイムリーヒット。内角高めの球に上手く反応しました。初戦は無安打だったけど、豪州戦以降3本塁打・8打点と絶好調。キューバ戦、イスラエル戦でも勝負強い打撃を見せられるか。
中田選手以外の野手陣は、8番で先発出場した秋山選手は、犠牲フライとタイムリーヒットで2打点。小林捕手は2安打1打点。2試合連続で打点を挙げている小林捕手、「侍ジャパンのラッキーボーイ」になりつつあります。2安打の菊池選手は、初戦から4試合連続安打。守備でも7回に横っ飛びからのグラブトスという好プレーも披露。メジャー級の守備でチームのピンチを救いました。
9人のピッチャーが登板した投手陣は、先発の石川投手が3回5失点でノックアウトされたけど、中継ぎ陣が頑張りました。まず、5回から3番手で登板した千賀投手は、5回と6回にピンチを作りながらも、何れも失点を許さず。2イニング投げて3つの奪三振。7番手の増井投手は、8回裏1死満塁の場面で登場し、打者2人を封じて火消し成功。延長10回に登板した牧田投手は2イニングをゼロに抑えて勝ち投手に。9回は則本投手じゃなくて牧田投手を起用すればよかった…。

オランダに勝利した侍ジャパンは、14日にキューバ代表と対戦。1次ラウンドでは日本が11-6で勝利しています。そのキューバ代表は、イスラエルに1-4で敗戦。次の日本戦では、キューバ打線が死に物狂いでやってくるだろう。次の試合も総力戦は覚悟だ…。



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