日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

トランセンド撃沈!フェブラリーSはテスタマッタ勝利という波乱の決着!

2012年02月20日 | 競馬

2012年のJRA・GIレースの第1弾、春のダート王決定戦・第29回フェブラリーステークス(GI・ダート1600m)が19日、東京競馬場で行われました。ドバイワールドカップに選出された⑮トランセンドが史上初のフェブラリー連覇を目指して参戦。V2を達成して気持ち良くドバイに行く事ができるのか?2年前の優勝馬・⑨エスポワールシチーは、武豊騎手とのコンビで2度目の制覇&復権を狙い、GI2戦連続2着の⑩ワンダーアキュートが悲願の初制覇を目指しました。他にも根岸ステークスを勝った③シルクフォーチュン、⑯テスタマッタ、⑪ダノンカモンなどといったダートの実力馬に加え、芝GI2勝の実績を誇る⑬グランプリボスが初めてのダート競走に挑みました。


レース直前の単勝オッズは、トランセンドが1.5倍の圧倒的1番人気、2番人気はワンダーアキュート(5.7倍)、3番人気のエスポワールシチー(7.8倍)までが10倍以下。4番人気以降はシルクフォーチュン、ダノンカモン、グランプリボスと続きました。
シルクフォーチュンが少し出遅れのスタートで始まったこのレース、エスポワールが好スタートを切ったのに対し、トランセンドは出足が悪いのかハナに立つ事ができない。ダートコースに入ったのと同時に、⑧セイクリムズンが先頭に立って後続を引き離す。グランプリボスが2番手につけ、⑬トウショウカズン3番手。芝コースでダッシュがつかなかったトランセンドは、4番手まで進出。5番手⑥ケイアイテンジン、エスポワールシチーは6番手まで下げてる。その隣にダノンカモンが7番手。中団グループには、①ライブコンサート(船橋所属)8番手、9番手にワンダーアキュート、10番手圏内に②タガノロックオン、⑫ライブコンサート、⑦ヤマニンキングリー。中団より後ろの13番手の位置にテスタマッタと⑤ヒラボクワイルド、後方グループにはシルクフォーチュン15番手。初ダートの④スマイルジャックが最後方という展開。
3コーナーを回り、2番手のカズンが先頭で逃げるクリムズンに並びかけ、グランプリボス3番手、トランセンドはまだ4番手追走。その後ろにエスポワールがピッタリとつけている。3,4コーナー中間点でダノンカモンが外に持ち出した。
4コーナーを回って最後の直線に差し掛かり、セイクリムズンとトウショウカズンが激しく競り合い、トランセンドが3番手から接近を図るが、藤田騎手の手が動いている。さらに外からダノンカモンとアキュート、テスタマッタも追い込んで前は大激戦。エスポワールシチーは馬群から抜け出せない。残り200mを切り、テスタマッタが先頭に躍り出て、トランセンドが後退。大外からシルクフォーチュンが追い込んできたが、ラスト100mでテスタマッタが突き放し、最後は2馬身差をつけてゴールイン!シルクフォーチュンが2着に入り、3着争いはワンダーアキュートとダノンカモンが並ぶも、僅差でアキュートが3着でした。


全着順&払戻金
1着⑯テスタマッタ    1分35秒4
2着③シルクフォーチュン  2馬身
3着⑩ワンダーアキュート  3/4馬身
4着⑪ダノンカモン      ハナ
5着⑨エスポワールシチー  1馬身
6着②タガノロックオン   2馬身1/2
7着⑮トランセンド     1馬身1/2
8着⑥ケイアイテンジン    クビ
9着⑦ヤマニンキングリー   1/2馬身
10着⑫ライブコンサート    1/2馬身
11着⑤ヒラボクワイルド    1馬身
12着⑬グランプリボス      ハナ
13着⑭トウショウカズン    3/4馬身
14着④スマイルジャック    5馬身
15着⑧セイクリムズン     3/4馬身
16着①ナイキマドリード    クビ
単勝 16 2430円
複勝 16 760円  3 660円  10 310円
枠連 2-8  1050円
馬連 3-16  10510円
馬単 16-3  26210円
ワイド  3-16 2430円  10-16 1160円 3-10 950円
3連複 3-10-16  15530円
3連単 16-3-10  141910円


GI開幕戦・フェブラリーステークスは、連覇の期待が大きかったトランセンドが敗れ、単勝7番人気だったテスタマッタが制するという波乱の結果となりました。後方2番手から追い込みを見せたシルクフォーチュンが2着。2年前の優勝馬・エスポワールシチーは5着。そしてトランセンドは、直線で馬群に沈み7着。8枠の2頭の明暗がはっきりと別れました。が初ダートのグランプリボスは12着、地方・船橋から参戦したナイキマドリードは最下位の16着に終わりました。
優勝したテスタマッタは、2009年のジャパンダートダービー以来I2勝目、JRA・GIでは初勝利。同馬を管理する村山明調教師は開業5年目で悲願の中央GI制覇、鞍上の岩田康誠騎手はフェブラリーS初勝利でJRAGI13勝目です。
2009年にJCDを勝って以降はGIのタイトルが取れず、同年齢のトランセンドに先を越されていましたが、6歳になってやっと王者を越える事ができました。有力勢が先行~中団の位置で待機する中、テスタマッタは中団より後ろの位置に控え、直線では大外から一気に追い上げ、まとめてかわし去りました。岩田騎手のムチの入れっぷりも非常に激しかったなあ。園田時代の記憶が蘇ったのか?レース後のインタビューで岩田騎手が「テスタマッタでやってまった」とダジャレを言い放ったんですが、あまり面白くなかったよ。
次なる目標はドバイに挑戦か?「ゴドルフィンマイル」と「ワールドカップ」の2レースに登録をしているけど、選出されるかは不明。もし選ばれたからには「早春の砂王」の名に恥じない走りを見せてほしいですね。
連覇を狙ったトランセンドは、まさかの7着惨敗…。掲示板に乗る事すらできませんでした。ここで勝てばドバイワールドカップ制覇の夢が大きく近づくはずでしたが、逆に不安を残す内容となりました。強い時はスタートからハナに立ってそのまま逃げ切っていたけど、この日はいつものように前に行けず、直線で失速。敗因を挙げるなら、体調があまり良くなかったのか?やっぱりフェブラリーステークス連覇は難しいですねえ。ドバイで巻き返してほしいが、正直厳しいだろうなあ…。





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