日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

エコパの歓喜だ!ラグビー日本代表がアイルランドに逆転勝利!

2019年09月28日 | Sports

今月20日に開幕した「2019ラグビーワールドカップ」の日本大会、予選プールから全国各地で熱戦が繰り広げされています。開催国・日本は、開幕戦のロシア戦を30-10で勝利。勝ち点4&4トライのボーナスポイント(勝ち点1)も獲得し、初めてのベスト8入りへ好スタートを切りました。
28日は「静岡スタジアムエコパ」で、ラグビー日本代表がアイルランド代表に挑みました。アイルランドは世界ランキングで2位につけ、今大会の優勝候補の一角と言われており、この試合でもアイルランド有利と言われていましたが…。


両チームのスタメン
  【日本】
1 稲垣啓太
2 堀江翔太
3 具智元
4 トンプソン・ルーク
5 ジェームス・ムーア
6 姫野和樹
7 ピーター・ラブスカフニ
8 アマナキ・レレイ・マフィ
9 流大
10 田村優
11 レメキ・ロマノラバ
12 中村亮土
13 ラファエレ・ティモシー
14 松島幸太朗
15 山中亮平

 【アイルランド】
1 ヒーリー
2 ベスト
3 ファーロング
4 ヘンダーソン
5 ライアン
6 オマホニー
7 バンダーフリアー
8 スタンダー
9 コナー・マレー
10 カーティ
11 ストックデール
12 ファレル
13 リングローズ
14 アールズ
15 カーニー

この日の日本は、初戦のロシア戦から先発メンバーを4人入れ替え、キャプテンのリーチ・マイケル、スクラムハーフの田中史朗などがベンチスタート。一方のアイルランドは、司令塔のジョナサン・セクストンが欠場となりました。



日本は前半3分、敵陣の右サイドからラファエレのキック→松島がボールを追いかけるも、インゴールで相手が先に押さえる。6分には田村がゴール正面およそ43mの位置からペナルティゴールを狙うも失敗。
アイルランドは9分にカーティがキックパス→右サイドでアールズがキャッチするもラインを割ってしまう。14分、再びカーティがキックパスを狙うと、ゴールライン手前でリングローズがキャッチしたあと、相手をかわして先制トライを挙げて5点を先取します。
先制された日本は17分、ゴールまで40mの位置でペナルティを獲得し、田村がペナルティゴールを成功させて3点を返す。しかし20分、アイルランドはカーティのキック→ゴール前の混戦からカーニーがインゴールにねじ込み、トライで5点を追加。続くコンバージョンゴールで2点を追加し、3-12とリードを拡げます。
日本は31分、レレイ・マフィが脇腹を痛めてプレー続行不可能。リーチ・マイケルが急遽ピッチに入ります。33分、田村がゴールライン付近でのPGを決めると、39分には39mのPGも成功し、9-12と3点差に迫ります。前半終了間際も敵陣で猛攻を続け、左サイドで堀江のキックパスでチャンスを作ろうとするも、ラインを割ってしまう。前半はアイルランド3点リードで終わりました。

後半は序盤から一進一退の攻防。後半12分に日本が敵陣でペナルティを獲得すると、PGを選択。決まれば3点入って同点に追いつくところだったが、田村のキックはゴール左に逸れて失敗に終わります。
後半18分、日本にチャンス到来。マイボールスクラムからレメキが正面突破を図ると、ゴール手前で途中出場の田中が左サイドにボールを送り、姫野とヴァルアサエリ愛が立て続けに突進するも、アイルランドのディフェンスに阻まれ、もう一度田中がボールを処理し、左サイドで中村とラファエレがパスでつなぎ、最後は福岡堅樹がインゴールに飛び込んでトライ!日本がアイルランドからトライを奪い、14-12と逆転成功!さらに田村のコンバージョンゴールも決まり、16-12と4点差に拡げます。
劣勢に立たされたアイルランド、後半20分過ぎに反撃に出て、敵陣のゴールラインまで迫るが、痛恨のノットリリースザボール(倒れた選手がボールを離さない。ペナルティの一種)。日本が粘りのディフェンスで、相手のペナルティを誘ってピンチを凌ぎます。
日本は後半32分、相手のオフサイドから、田村が32mのPGをしっかりと決めて3点追加。スコアも19-12と7点差に。まだわからない。
後半37分、自陣でアイルランド選手のパスを福岡がインターセプト。快足を飛ばしてそのままトライかと思われたが、ゴールライン手前で相手選手に捕まる。この後もダメ押しのトライを狙うが、ノックオンで相手ボールに。そして後半40分が経過し、アイルランドの選手がボールを蹴り出して試合終了。日本が格上のアイルランドに19-12で勝利しました!





ラグビー日本代表が、またもW杯で奇跡を起こしました!世界ランク2位の強豪・アイルランドを撃破です!前半にアイルランドがトライを2本決めたので「やっぱりアイルランドは強いなぁ」と思い、3点差で前半を終えたときは「よく頑張ってんじゃん」という風に見ていました。後半の福岡選手の勝ち越しトライのシーンは、めっちゃ興奮したわー!アイルランドの攻撃も強かったけど、粘りの守備で最後までリードを守り切りました。後半は相手に得点を与えなかったねぇ。
4年前のW杯では南アフリカに競り勝ち、「ラグビーW杯史上最大の番狂わせ」といわれましたが、今回はチームとサポーターが一つになってアイルランド撃破。大敗もあり得た試合で、7点差をつけて勝ったのは凄いです。この勝利でもっと勢いが増し、予選プールを突破しちゃうんじゃないか…。
この試合でヒーローとなった福岡堅樹選手は、W杯直前の南アフリカとのテストマッチで、前半開始早々に右足を負傷。初戦のロシア戦を欠場し、この試合でも当初はメンバー外のはずでしたが、試合直前にベンチ入り。後半途中から出場し、トライを決める大仕事をやってのけました。終盤には相手のパスをカットしてから独走する場面も。あのプレーがなかったら、トライとコンバージョンで同点に追いつかれて、ドローで終わっていたかもしれません。相手を振り切ってトライを決めていればもっと最高だったなぁ。

予選プールで2連勝を果たしたラグビー日本代表、2勝0敗・勝ち点9でA組の暫定首位。アイルランドは「7点差以内の敗戦」のボーナスポイントで勝ち点1を積み上げ、勝ち点6で暫定2位。日本VSアイルランド戦の結果を受け、「ワールドラグビー」の最新世界ランキングで、日本が過去最高の8位に浮上し、アイルランドは4位となっています。
日本はこの後、10月5日にサモア代表(@豊田スタジアム)、13日にスコットランド代表(@横浜国際総合競技場)と対戦。この2チームとは前回のW杯で戦い、サモアには勝利したものの、スコットランドには完敗を喫しました。決勝トーナメントに進出するためには、次戦のサモア戦に勝って、尚且つ4トライ以上が欲しいところです。次戦も日本中を興奮させる戦いを見せてくれるはずでしょう!







この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 神戸新聞杯はサートゥルナー... | トップ | 豪脚再び!タワーオブロンド... »
最新の画像もっと見る

Sports」カテゴリの最新記事