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暑すぎてつらい。

イスラボニータ4連勝で皐月賞V!フジキセキ産駒悲願のクラシック初制覇!

2014年04月21日 | 競馬

2014年の3歳牡馬クラシック開幕戦・第74回皐月賞(GⅠ・芝2000m)が20日、中山競馬場で行われました。「JRA創設60周年記念競走」として施行された今年は、実力馬が多数集結し混戦モード。4連勝で弥生賞を勝った⑰トゥザワールド、デビューから3戦3勝の⑦トーセンスターダム、朝日杯フューチュリティステークス覇者⑯アジアエクスプレス、出走メンバー中唯一の重賞2勝馬②イスラボニータ、弥生賞で僅差の2着だった①ワンアンドオンリー、スプリングステークスで2歳王者を破った⑪ロサギガンティアの有力勢に加え、若葉ステークスの勝ち馬⑥アドマイヤデウス、フラワーカップを制した紅一点⑭バウンスシャッセ、短距離重賞のファルコンステークス覇者⑫タガノグランパ、若葉S2着の⑱ウインフルブルームといった伏兵陣も参戦しました。


レース直前の単勝オッズは、1番人気がトゥザワールド(3.5倍)、2番人気イスラボニータ(5.1倍)、トーセンスターダムが3番人気(5.4倍)。4番人気以降はワンアンドオンリー(6.7倍)、アジアエクスプレス(7.5倍)、ロサギガンティア、アドマイヤデウス、ウインフルブルームと続きました。
スタンド前からのスタートで、ウインフルブルームがポンと飛び出し、バウンスシャッセが2番手、トゥザワールドとアジアエクスプレスも先行策を取り、トーセンスターダムは6番手、イスラボニータ、ロサギガンティアは真ん中の位置、ワンアンドオンリーは最後方でゴール版を通過していった。
1・2コーナーを回ったところで縦長の展開となり、フルブルームが単独先頭、アジアが2番手に上がり、その後ろの3番手には、トゥザワルとシャッセの「キャロットファームコンビ」が並走。5番手集団にスターダム・⑬キングズオブザサン・④クリノカンパニーの3頭。8番手にボニータ、デウスがインコース9番手。中団グループにはギガンティア、⑧ステファノス、③クラリティシチーの3頭が並んでいる。後方集団は⑨スズカデヴィアス、⑤アデイインザライフ、タガノグランパ、コウエイワンマン、後方2番手に⑩ベルキャニオン、ワンオンは依然として最後方。
3コーナーを回り、先頭を行くウインフルブルームは前半1000mを60秒2で通過。残り600mでアジアエクスプレスが並びかけ、トゥザワールドが3番手、イスラボニータが4,5番手まで進出し、ワンアンドオンリーが大外から徐々に上がってきた。4コーナーから最後の直線に差し掛かり、先頭争いはフルブルームが内で粘り、アジアとトゥザワルが並び、さらに外からボニータもやって来て、4頭が横一線!残り200mでイスラボニータがわずかに先頭、トゥザワールドも喰らいつくが、残り100mでボニータが突き放してゴールイン!イスラボニータが4連勝で皐月賞を制し、クラシック1冠目を手にしました!


皐月賞全着順&払戻金
1着②イスラボニータ     1分59秒6
2着⑰トゥザワールド     1馬身1/4
3着⑱ウインフルブルーム    1/2馬身
4着①ワンアンドオンリー    アタマ
5着⑧ステファノス       1/2馬身
6着⑯アジアエクスプレス     ハナ
7着⑩ベルキャニオン       3/4馬身
8着③クラリティシチー      ハナ
9着⑥アドマイヤデウス      3/4馬身
10着⑪ロサギガンティア      アタマ
11着⑦トーセンスターダム     クビ
11着⑭バウンスシャッセ      同着
13着⑮コウエイワンマン     1馬身1/4
14着⑨スズカデヴィアス      ハナ
15着⑬キングズオブザサン     2馬身
16着⑤アデイインザライフ     2馬身1/2
17着⑫タガノグランパ        クビ
18着④クリノカンパニー       大差

単勝 ② 510円        
複勝 ② 190円 ⑰ 150円 ⑰ 470円
枠連 [1]-[8] 330円        
馬連 ②-⑰ 920円  
馬単 ②-⑰ 1900円      
ワイド ②-⑰ 390円 ②-⑱ 1990円 ⑰-⑱ 1250円        
3連複 ②-⑰-⑱ 7690円        
3連単 ②-⑰-⑱ 33490円



単勝10倍以下が5頭もひしめいた今年の皐月賞、単勝2番人気だったイスラボニータが直線差し切り勝ちで優勝しました。道中は中団の位置に控えると、最後の直線で外から追い上げ、ウインフルブルーム、アジアエクスプレス、トゥザワールドと競り合い、ラスト200mで先頭に躍り出て、必死に粘るトゥザワルを振り落とし、最後は1馬身1/4差をつけての快勝でした。
1番人気に推されていたトゥザワールドは、-8キロ(510Kg)が響いたのかも?3着争いは、道中逃げていたフルブルームと大外急襲のワンアンドオンリーが並びましたが、フルブルームが粘って3着、ワンオンは上がり最速34.3秒の末脚を見せながらも4着…。無敗での皐月制覇を狙ったトーセンスターダムは、直線で馬群に沈み11着同着。初めての関東遠征のプレッシャーもあったけど、中山コースが合わなかったみたいです。まあディープインパクト産駒は中山に弱いですから…。
勝ったイスラボニータに騎乗した蛯名正義騎手は、皐月賞19回目の挑戦で初制覇。牡馬クラシックでの勝利は、2001年にマンハッタンカフェとのコンビで勝利した菊花賞以来となります。JRA・GⅠ勝利も節目の通算20勝目をマークしました。管理する栗田博憲調教師も同レース初勝利で、1998年高松宮記念以来16年ぶりのGⅠ勝利を挙げました。
そして、ボニータの父であるフジキセキ産駒はクラシック初勝利。フジキセキといえば、現役時代にデビューから4戦4勝を挙げ、1995年のクラシックの最有力と言われましたが、皐月賞直前に左前足屈腱炎を発症して引退。あれから19年たった今年、息子が父の無念を晴らして見せました。既に種牡馬を事実上引退しており、今の3歳世代が「最終世代」。最後の最後にクラシック馬を輩出しました。息子のクラシック制覇にフジキセキもめちゃくちゃ喜んでいると思います。
4連勝で皐月賞馬となったイスラボニータは、昨年6月に東京の新馬戦で勝利しましたが、2戦目の新潟2歳ステークスでは2着に敗れました。そのレースで勝ったのが、後の桜花賞馬・ハープスターでした。2歳の夏に皐月賞馬を軽く蹴散らしたハープはやっぱり凄いなぁ。それからは、東京スポーツ杯2歳ステークス、共同通信杯と重賞2連勝、今回の皐月賞では中山コース&右回り初体験でしたが、全く問題なしでした。重賞3連勝で通算成績も6戦5勝、連対率は100%です。次の日本ダービーは得意の左回り。府中コースでは4戦4勝だから、2冠待ったなしでしょう。




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