橋本康子が初優勝、弘山は2位 名古屋国際女子マラソン
8月に大阪で開幕する陸上の世界選手権の最終選考会を兼ねた名古屋国際女子マラソンは11日、名古屋市の瑞穂陸上競技場を発着点として行われ、2003年のベルリン・マラソンを制した31歳の橋本康子(セガサミー)が2時間28分49秒で初優勝し、代表を確実にした。
--------------------------------------------------------
レースのほうは、序盤に大南敬美が転倒するアクシデントがありました。途中で橋本選手の同僚・高仲未来恵が引っ張り、一時は第2集団との差を40秒以上開く展開となりました。しかし、25キロ通過と同時にペースメーカーが離れると、高仲は一気に失速。先頭集団から吸収され、そのまま引き離されてしまいます。後半は橋本・弘山晴美・大南敬・大山美樹・モンビらのサバイバルレースとなり、35キロ過ぎまで続きました。残り5キロのところで大山・大南が脱落。残り3キロになってからは弘山と橋本の一騎打ち。2人の一騎打ちはゴールの瑞穂陸上競技場直前まで続き、橋本がスパート。競技場に入ると、トラックでは底力を見せる弘山が昨年以上の大逆転劇を狙おうとしたが、橋本が最後まで逃げ切り優勝。国内マラソン初優勝を飾りました。弘山は6秒差の2位で連覇ならず。3位には大南敬美が入りました。大南選手は一時5位まで落ちたものの、3位まで盛り返す結果となりました。4位は初マラソンの大山。1位から5位までの差は1分以内という大混戦のレースとなりました。
いや~、名古屋は毎年何が起こるか最後までわかりませんね。2004年は、土佐礼子が逆転優勝でアテネ五輪出場を果たせば、2005年は原裕美子が大島めぐみとのデッドヒートを繰り広げての初マラソン初優勝。ちなみに大島選手は、名古屋で2年連続で2位でした。昨年は弘山晴美が逃げる渋井陽子を残り1キロで逆転するドラマがありました。そして今年は橋本と弘山の一騎打ち。毎年ドキドキさせるこの大会。国内のマラソン大会でも一番面白いんじゃないかと思います。
さて、世界陸上出場をかけた国内のマラソン代表選考会が男女全て終わりました。日本人1位で、選考基準タイム(男子・2時間9分30秒以内、女子・2時間26分以内)を破った選手は、男子は奥谷亘、女子は原裕美子という結果でした。この2人は既に代表が内定しております。有力候補は、男子は別府大分で優勝した藤田敦史、2位の佐藤敦之、東京マラソンで2位の佐藤智之と3位の入船敏、びわ湖で日本人1位に入った久保田満となりそう。女子では、名古屋の橋本、弘山、大南の上位3人、東京国際女子マラソンで優勝した土佐礼子、大阪で2位の小崎まり、3位の加納由理、北海道マラソン・女子の部で優勝した吉田香織が候補として挙げられます。
女子マラソン代表の予想は、原、土佐、橋本、小崎、加納だと思うなあ。弘山と大南はタイムが良くないということもあるから代表落ちとなる可能性ありだと思います。果たして誰が選ばれるのか?
代表に選ばれるのは誰ですかね。
返事するのを忘れてしまいました。
女子は土佐、原、橋本の国内大会優勝組が順当に選ばれました。あと2人は小崎まりと嶋原という選手です。
男子は、藤田選手が外れてしまったのが残念です。選ばれると思ったのになあ。