日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

スノーボード女子パラレル大回転で竹内智香が銀メダル。今大会の日本女子メダリスト第1号!

2014年02月20日 | Sports

連日熱戦展開中のソチオリンピックもいよいよ終盤戦。大会13日目の19日は、スノーボードの女子パラレル大回転が行われ、竹内智香選手が銀メダルを獲得しました。今大会の日本女子選手のメダル第1号、さらにスノーボード競技では日本初の女性メダリストに輝きました。



竹内選手は現地時間の午前に行われた予選で、1本目に第4組でヒルデカトリーヌ・エンゲリ(ノルウェー)と同走。スタートで勢いよく飛び出すと、序盤からリードを大きく奪い、積極果敢の滑りで相手に3秒以上の大差で先着。52秒00の好タイムを記録し、1本目を終えて1位。続く2本目は、最終16組に入り、世界ランク1位のパトリツィア・クンマー(スイス)と同走。スタート後にバランスを崩しかけるも持ち直し、終盤までクンマーとサイドバイサイドを繰り広げる。最後は流して54秒33のタイムでゴールイン。クンマーに先着を許したが、2本合計で1分46秒33をマークし、予選をトップで通過しました。

午後からの決勝トーナメント1回戦では、予選16位のコリーナ・ボッカチーニ(イタリア)と対戦。赤コースから飛び出した竹内は、序盤でリードを奪うと、終始安定した滑りで1秒07差で先着。2本目も落ち着いた滑りでボッカチーニの追撃を振り切り、最後は約2秒差をつけての圧勝で準々決勝進出。
準々決勝はキャロライン・ケールブと対戦。30歳・竹内VS35歳・ケールブの「30代対決」の1本目は、スタートから互角の争いが続いたが、中盤になって竹内がリード。終盤の急斜面で相手を引き離し、0.74差で先着。迎えた2本目、青コースの竹内が先にスタートし、後発のケールブが竹内の背後を追いかけるが、スタート直後にコースアウト。早々と勝負が決まり、竹内は最後までノーミスで滑り切って準決勝進出決定。

勝てば決勝進出&銀メダル確定となる準決勝、予選で13位だったイナ・メシク(オーストリア)と戦った。序盤はやや遅れ気味だったが、中盤から盛り返して逆転。最後の急斜面でメシクがミス、竹内が大きく差を広げて先着。1秒01差で決勝進出に王手をかける。続く2本目、1秒遅れでスタートしたメシクが、差を縮めようと勝負に出たが転倒してしまう。青コースの竹内は余裕を持って堂々のゴールイン。決勝進出と同時にメダルを確定させました。
一方、竹内の対戦相手を決める準決勝第2組のクンマーVSアリョーナ・ザワルジナ(ロシア)は、1本目に青コースのクンマーがリードするが、中盤にザワルジナが並びかけ、最後までサイドバイサイドが続き、殆ど2人同時に並んでゴールしたが、わずか0.04秒差でザワルジナが1本目を取ります。2本目もスタートから互角の争いでしたが、ザワルジナが転倒。これでクンマーの決勝進出が決まりました。
金メダルを懸けた決勝戦、1本目はスタートから両者一歩も譲らず、竹内が一旦前に出ると、クンマーも食らいつく。両者ともノーミスのまま最後の急斜面に入り、ゴールまで残り3つの旗門のところで竹内がリードし、0.30秒差で先着!決勝1本目は竹内が勝利!次の2本目でも先着すれば、竹内の金メダル。運命の2本目、両者とも落ち着いた滑りを見せ、中盤のところでクンマーが仕掛けて竹内をかわし逆転。竹内も必死に攻めるが、ラスト5つの旗門のところで転倒…。クンマーがそのままゴールインして金メダル、竹内は最後力尽きて銀メダルとなりました…。


スノーボード女子パラレル大回転 結果
金メダル パトリツィア・クンマー (スイス)
銀メダル 竹内智香(日本)
銅メダル アリョーナ・ザワルジナ(ロシア)


スノーボード女子初の快挙を成し遂げた竹内選手、予選から安定した滑りで怒涛の快進撃を続け、決勝戦では1本目を制して「金メダルあるぞ」と思っていました。しかし、ゴール目前でまさかの転倒…。9本滑ってノーミスだったのに、最後の最後でミスが出てしまった…。もう本当に惜しかったというか、もったいなかった~!だけど、銀メダルは立派な成績といえるでしょう!今大会では男子ハーフパイプで平野歩夢選手が銀メダル、平岡卓選手が銅メダルを獲っており、今回の竹内選手の銀メダルで、日本はスノボ種目で3個目のメダルです。
竹内選手は今回が4回目の五輪出場で、初出場のソルトレイクで22位、2度目のトリノで9位、前回のバンクーバーで13位と奮いませんでしたが、28歳までスイスに練習拠点を置き、ナショナルチームのトレーニングにも参加。今季のW杯では、パラレル大回転で3戦連続2位に入り、W杯種目別で総合2位に入りました。好調を維持して迎えたこの五輪で悲願のメダル獲得。長年の苦労と努力がやっと報われました。今までは竹内選手に注目される事は少なかったけど、メダリストになったので認知度が急上昇しそう。
この後は22日に行われるパラレル回転に出場。「パラレル回転」は大回転より旗門の間隔が狭く、難易度が高い競技です。竹内選手もW杯で2度出場していますが、2戦とも予選落ち。大回転とは違って、回転は苦手みたいですね…。ひとまず予選通過、あわよくば自身2個目のメダルが獲れるといいのですが…。



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