日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

ノーステッキで圧勝!アーモンドアイが7つ目のGⅠタイトル奪取!

2020年05月17日 | 競馬

無観客での開催が続いている春のGⅠシリーズ。東京競馬場のGⅠ5連戦が先週から始まり、NHKマイルカップは伏兵のラウダシオンが、レシステンシアら実力馬を破る波乱の決着となりました。17日は春の最強牝馬決定戦・第15回ヴィクトリアマイル(
GⅠ・芝1600m)が行われました。当初はフルゲート18頭立てのところ、⑧ディメンシオンが右前肢跛行、⑨セラピアが右前肢フレグモーネのため出走取消で16頭立てで争われました。
今年のヴィクトリアマイルは、現役最強馬⑫アーモンドアイが電撃参戦。昨年末の有馬記念で9着と惨敗、今年3月のドバイ遠征が新型コロナウイルスの影響により中止と不運続き。VMで悪い流れを断ち切ることができるか?アーモンド以外には、昨年のオークス馬①ラヴズオンリーユー、昨年のVM覇者⑯ノームコア、元2歳女王⑦ダノンファンタジー、今年に入り重賞3連勝中の⑱サウンドキアラ、東京新聞杯を勝った⑤プリモシーン、⑭スカーレットカラー、⑰コントラチェック、②ビーチサンバなどが参戦しました。



単勝オッズは、アーモンドアイが1.4倍の圧倒的1番人気。2番人気はプリモシーン(7.5倍)、ラヴズオンリーユーが3番人気(9.5倍)。その後はサウンドキアラ、ノームコア、ダノンファンタジー、コントラチェック、コントラチェックという順で続きました。

スタートでダノンファンタジー、コントラチェック、⑬トロワゼトワルが好スタートを見せ、アーモンドアイの飛び出しも上々。先行争いでトロワゼトワルが先手を奪い、コントラチェックが⑩メジェールスーをかわして2番手、サウンドキアラ4番手、その後ろにアーモンドアイが5番手につけ、ダノンファンタジーが内側6番手。中団勢は7番手ノームコア、8番手④シゲルピンクダイヤ、ラヴズオンリーユーは9番手追走。10番手集団にはプリモシーン・スカーレットカラー・③シャドウディーヴァと固まり、13番手ビーチサンバ、14番手⑪サトノガーネット、15番手⑥トーセンブレス、最後方に⑮アルーシャ。
3,4コーナー中間を過ぎ、トロワゼが軽快な逃げを打ち、前半800mを45.6秒で通過。コントラが2番手に控え、キアラ3番手。アーモンドは外側4番手でじっくり前を見つめている感じ。ダノファンとノームが6,7番手で並びラヴオン、スカカラ、プリモシはまだ中団待機。
4コーナーから直線コースに入り、逃げるトロワゼトワルと2番手のコントラチェックの差が縮まり、サウンドキアラ3番手追走。アーモンドアイはキアラの外側4番手。ゴール残り300mあたりでアーモンドがギアを一段上げ、キアラをあっさりかわすと、残り200mでトロワゼを捕らえて先頭に躍り出た!後続からノームコアとダノンファンタジーが追い上げ、キアラがゴール前で2番手に躍り出る。しかし、アーモンドアイはで馬なりのまま突き放して1着ゴールイン!アーモンドアイ再起戦で圧勝!ここでは力が違いすぎた・・・。




【ヴィクトリアマイル 全着順】
1着 ⑫アーモンドアイ    1分30秒6
2着 ⑱サウンドキアラ     4馬身
3着 ⑯ノームコア       クビ差
4着 ⑬トロワゼトワル     1/2馬身
5着 ⑦ダノンファンタジー    1/2馬身
6着 ④シゲルピンクダイヤ
7着 ①ラヴズオンリーユー
8着 ⑤プリモシーン
9着 ②ビーチサンバ
10着③シャドウディーヴァ
11着⑮アルーシャ
12着⑥トーセンブレス
13着⑪サトノガーネット
14着⑰コントラチェック
15着⑭スカーレットカラー
16着⑩メジェールスー
取消⑧ディメンシオン
取消⑨セラピア

単勝 ⑫ 140円
複勝 ⑫ 110円  ⑱ 220円  ⑯ 300円
枠連 6⃣-8⃣ 390円
馬連 ⑫-⑱ 750円
馬単 ⑫-⑱ 950円
ワイド ⑫-⑱ 390円  ⑫-⑯ 530円  ⑯-⑱ 1,530円
3連複 ⑫-⑯-⑱ 2,960円
3連単 ⑫-⑱-⑯ 7,340円


やっぱり現役トップの女王は強い!久しぶりの牝馬限定のレースに出走したアーモンドアイが、ヴィクトリアマイルを圧勝しました。好スタートを決めた後、4,5番手追走から直線で馬なりのまま先頭に浮上すると、あとは差を拡げるだけ。2着のサウンドキアラに4馬身の差をつけました。勝ちタイム1分30秒6は、昨年ノームコアが出したコースレコードに0.1秒差の好記録。良馬場&ムチ無しでこのタイムを出すから、強さも速さも半端ない。
重賞3連勝と絶好調だったサウンドキアラは、ここで連勝が止まりましたが、それでも2着を確保。松山弘平騎手も「相手が強かったけど、この馬自身も力が付いてる」と話してました。3着のノームコアは、前走15着の高松宮記念から挽回。8枠勢が馬券圏内に入りましたね。
3番人気だったラヴズオンリーユーは、約半年の休み明けが響いて7着。マイル向きではないのか?2番人気のプリモシーンは見せ場を作れず8着でした。

アーモンドアイはこれで芝GⅠ歴代最多タイの通算7勝目。牝馬ではウオッカ、ジェンティルドンナに続いて3頭目となります。鞍上のクリストフ・ルメール騎手はVM2勝目で、今年のGⅠ3勝目をマーク。アーモンドが先頭に立った後、後ろをチラッと見るくらい余裕の騎乗でした。国枝栄調教師は2011年のアパパネ以来となる同レース2勝目です。
シンボリルドルフ、ディープインパクトらの記録に並びましたが、アーモンドアイならGⅠ勝利数を増やすと思います。もし芝GⅠ8勝の新記録を達成するとしたら安田記念かな?昨年はスタートミスが響いて3着に敗れましたが、そのリベンジとなるか?


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