ホークス今季初の同一カード３連勝！７回に３連続タイムリーで逆転勝ち！

ZOZOマリンスタジアムの千葉ロッテマリーンズVS福岡ソフトバンクホークスの３連戦は、ホークスが連勝し、このカードの勝ち越しを決めております。２日の試合は元同僚の大隣憲司投手から２回までに７点を奪いました。憲法記念日の３日の先発投手は、ロッテ・涌井秀章VSソフトバンク・石川柊太。今季初の同一カード３連勝、内川聖一選手の2000本安打は達成されたのか？


両チームのスタメン
　　ソフトバンク　　　　　 千葉ロッテ
１（右）上林誠知　　　　（中）荻野貴司
２（遊）今宮健太　　　　（遊）藤岡裕大
３（中）柳田悠岐　　　　（二）中村奨吾
４（一）内川聖一　　　　（一）井上晴哉
５（指）デスパイネ　　　（三）鈴木大地
６（左）中村晃　　　　　（右）清田育宏
７（三）松田宣浩　　　　（指）福浦和也
８（二）本多雄一　　　　（捕）田村龍弘
９（捕）甲斐拓也　　　　（左）菅野剛士
　（投）石川柊太　　　　（投）涌井秀章



１回、ホークスは上林と今宮が倒れて２死となった後、柳田がロッテ先発・涌井の３球目のストレートを狙い撃ち！センターへ大きな当たりを放つと、バックスクリーン直撃。柳田の豪快なソロ本塁打で、ホークスが初回に１点先制。
ホークス先発の石川は、初回に２つの四球を与えたものの、ロッテ４番・井上を１塁ファウルフライ、続く鈴木を１塁ゴロに打ち取る。２つとも内川の好守が光った。続く２回、清田と福浦を退けて２アウトを取ったが、田村に四球を与えると、菅野に外角のストレートを打ち返され、レフトスタンドへの本塁打を浴び、１－２と勝ち越されます。
１点を追うホークスは、４回にデスパイネが涌井の高めの直球を打ち上げて平凡なセンターフライかと思ったら、強風で打球が１塁方向に押し戻され、１塁手の辺りに落ちる。打ったデスパイネは２塁に到達。なんとも珍しい「ファーストへの２塁打」となりました。この後松田が四球を選び、２死１,２塁のチャンスを得たが、本多が空振り三振に倒れて２者残塁。６回には柳田がヒットで出塁し、その後に２塁まで進んだが、後続が相次いで凡退して無得点。
２回に２点を失った石川は、３回から５回まで０点に抑えていましたが、６回裏に藤岡と中村奨に連打を浴びて無死１,３塁のピンチを背負うと、井上にライト前タイムリーヒット。３連打で追加点を与えてしまう。なおも無死１,２塁のピンチが続くが、鈴木の送りバント→キャッチャー・甲斐が処理して３塁封殺→１塁に転送してダブルプレー。２死を取ったものの、さらにこの後、四球と打撃妨害で満塁の走者を背負ったが、田村を遊撃フライに打ち取って３アウト。なんとか１点に食い止めたが、スコアは１－３となった。
しかし７回、２点ビハインドのホークスが反撃に出ます。１死から代打・高田知季が涌井からセンター前ヒットを放つと、甲斐の代打・福田秀平が四球を選ぶ。１死１,２塁で、上林がカットボールを捉えてセンター前ヒット。２塁から高田が生還して２－３と１点差に迫る。なおもランナー２人置いて、今宮がレフト前ヒット→福田が生還して３－３の同点！
続くバッター柳田の場面で、ロッテは涌井から松永昂大にスイッチ。１死１,２塁と一打逆転の場面で、柳田が松永の２球目の直球を捉え、右中間を破る２点タイムリー３塁打！３連続タイムリーでホークスが５－３と試合をひっくり返します！この勢いに内川も続きたかったんですが、１塁ライナー→飛び出した３塁走者・柳田が戻れず併殺打。もったいない…。
終盤、７回１死１塁から４番手で登板したモイネロが２つの三振を奪うと、８回も続投して３者凡退の好リリーフ。９回、５番手の森唯斗が、味方のエラー（悪送球）＆四球で１死１,２塁のピンチを背負う。ホームランで逆転サヨナラという場面だったが、荻野を３塁ゴロ併殺打に仕留めて試合終了！ホークスがロッテに競り勝ち、３連勝を挙げました！


パリーグ　2018年５月３日（木）
ロッテVSソフトバンク　４回戦　ZOZOマリン
（ソフトバンク４勝、観衆30030人）
ソ｜１００ ０００ ４００｜５
ロ｜０２０ ００１ ０００｜３
［勝］ 石川 ８試合４勝１敗
［Ｓ］ 森 11試合５Ｓ
［敗］ 涌井 ６試合２勝３敗
［本］ 柳田 ７号ソロ
　　　 菅野 １号２ラン



３連戦最終日は、初回に柳田選手が先制ホームランを放つも、石川投手が２回に逆転２ラン、６回には３連打で追加点を献上。６回終了時点で１－３と劣勢に立たされていましたが、７回に３連続タイムリーで逆転。９回はヒヤヒヤする場面があったけど、森投手が何とかピンチを切り抜けました。見事な逆転勝利で、今季初の同一カード３連勝。VSロッテ戦は４戦４勝です。敵地で３タテしたんで、今後勢いがつきそうな気がしますね～。なお、2000本まであと２本の内川選手は、この試合４打数ノーヒットで終了。大記録達成は４日以降に持ち越しです。
先発の石川投手は、６回まで112球を投げ、被安打４・３奪三振・５四球・３失点。この日は制球に苦しみ、３回までに４四球。２回の２失点の時は、四球を与えてから本塁打を被弾しました。６回はタイムリーで３点目を失いましたが、２死満塁のピンチは凌ぎました。降板直後に味方打線が４点を奪って逆転し、石川投手に４勝目がつきました。柳田選手たちに感謝ですな。
中継ぎ陣では、４番手のモイネロ投手が打者５人を完璧に抑え、４つの三振を奪う快投。モイネロ投手はサファテ投手が離脱して以降ヒットを１本も許しておりません。
８安打の打線は、柳田選手が３安打の猛打賞。第１打席にバックスクリーンへの先制弾。２試合連続で初回に先制アーチをかっ飛ばしましたね～。その後、第３打席ではレフト前ヒット、第４打席では逆転２点タイムリー３塁打を放ち、この試合３打点。２塁打が出れば、シーズン２度目のサイクル安打達成でした。上林選手も１番起用に応えたし、今宮選手も当たりが戻って来た感じがします。

ロッテに３連勝を果たしたホークスは、４日から福岡ヤフオクドームでオリックスバファローズとの３連戦に臨みます。大阪での３連戦は１勝２敗と負け越したので、福岡でリベンジしてほしいところ。カード初戦の４日の予告先発は、ソフトバンク・東浜巨VSオリックス・西勇輝となってます。両者は先週土曜日に投げ合い、西投手は７回１失点、東浜投手は８回３失点でした。ここまで１勝３敗と黒星先行の東浜投手、オリックス戦での連敗は許されない…。

ホークス打線、元チームメイトの大隣憲司から７点を奪う。久しぶりの連勝で２位浮上。

ZOZOマリンスタジアムで千葉ロッテマリーンズとの３連戦を戦っている福岡ソフトバンクホークス。５月１日の試合は、千賀滉大投手が７回１失点の好投を見せると、打っては松田宣浩選手が２打点、内川聖一選手も２安打を打ち、2000本安打まであと４本としました。２日の２戦目の先発投手は、ソフトバンクはバンデンハーク投手、ロッテは大隣憲司投手。昨年ホークスから戦力外通告を受け、今季からロッテに所属する大隣投手が、古巣相手に初登板に臨みましたが…。




両チームのスタメン
　　ソフトバンク　　　　　 千葉ロッテ
１（二）川島慶三　　　　（中）荻野貴司
２（遊）今宮健太　　　　（遊）藤岡裕大
３（中）柳田悠岐　　　　（二）中村奨吾
４（一）内川聖一　　　　（一）井上晴哉
５（指）デスパイネ　　　（三）鈴木大地
６（左）中村晃　　　　　（右）清田育宏
７（三）松田宣浩　　　　（指）福浦和也
８（右）上林誠知　　　　（捕）田村龍弘
９（捕）高谷裕亮　　　　（左）菅野剛士
　（投）バンデンハーク　（投）大隣憲司


１回、ホークスは１死後に今宮がセンター前ヒットで出塁すると、柳田が大隣の４球目のストレートを捉え、左中間スタンドへの２ラン本塁打を放ち２点を先制。さらに内川がセンター前ヒットを打ち、デスパイネが２球目の直球をフルスイング。打球はレフトへ高く舞い上がってスタンドイン。デスパイネにも２ラン本塁打が飛び出し、この回４点を奪いました。
続く２回、先頭の上林が２塁打を放ち、高谷の送りバント→相手のフィルダースチョイスでオールセーフ。無死２,３塁で、１番・川島のレフト犠牲フライで１点追加。なおも２死２塁で、柳田が２球目のスライダーをレフトへ打ち上げる。大飛球でホームランかと思われたが、風に戻されてレフトフェンス手前にポトリと落ちる。この間に高谷が２塁から生還、打った柳田は２塁へ。６点目が入り、さらに追加点のチャンスで内川が外角の球を上手く合わせ、技ありのライト前タイムリーヒットで７点目。ロッテ先発・大隣は７点を失い、無念の降板となりました。
大量援護を貰ったホークス先発のバンデンハークは、２回に味方のエラーと清田のヒットで１死１,２塁のピンチを背負ったが、後続をしっかり抑えて無得点。３回に菅野から２塁打を浴び、１死３塁で藤岡の内野ゴロの間に１点を許します。その後、４回と５回は０点に抑え、５回まで１失点の好投を続けます。
６回、追加点が欲しいホークスは、上林がロッテ３番手・チェン・グァンユウの直球をジャストミート。完璧な当たりはライトスタンド中段に飛び込むソロ本塁打。ホークスが８－１とさらに突き放します。
しかしその裏、バンデンハークが先頭打者に四球を与えると、中村奨に左中間へのタイムリー２塁打を打たれる。さらに４番・井上にもヒットを許し、無死１,３塁のピンチを作ったところで降板。２番手の嘉弥真新也が鈴木に犠牲フライを許したが、３番手の加治屋蓮が清田を内野ゴロに打ち取り３アウト。ロッテは６回裏に２点を返し、８－３とホークスのリードは５点。
試合終盤は、ホークスは７回から８回までランナーを出すも追加点が取れず。投手陣は７回加治屋→８回は４番手・二保旭→９回は５番手・岡本健の投手リレーでゲームセット。ホークスが８－３で快勝し、ロッテに連勝です。




パリーグ　2018年５月２日（水）
ロッテVSソフトバンク　３回戦　ZOZOマリン
（ソフトバンク３勝、観衆21,634人）
ソ｜４３０ ００１ ０００｜８
ロ｜００１ ００２ ０００｜３
［勝］ バンデンハーク 5試合 3勝 2敗
［敗］ 大隣 1試合 1敗
［本］ 柳田 6号2ラン、 デスパイネ 5号2ラン
　　　 上林 2号ソロ


雨の中での試合となりましたが、ホークスが初回に４点、２回に３点を奪い、かつての同僚・大隣投手をノックアウト。序盤から着実に得点を重ねていく一方で、大隣投手の打たれるところを見ているのが辛い部分もありました。６回には上林選手にもホームランが飛び出し、一発攻勢でロッテに完勝しました。チームも久しぶりの連勝＆カード勝ち越し。この日は２位の日本ハムが楽天に敗れたために２位浮上。首位の西武もオリックスに敗れたため、4.5ゲーム差に縮まりました。
先発のバンデンハーク投手は、６回途中（５回0/3）まで投げて、被安打４・５奪三振・１四球・３失点の内容。先週の西武戦では来日ワーストの10失点を喫しましたが、この日は５回までロッテ打線を１失点に抑える好投。しかし、６回に中村選手に低めのカーブを打ち返されてタイムリー２塁打を浴びると、次の打者にもカーブをレフト前に弾き返され、１死も取れずに降板。それでも味方の援護に恵まれ、今季３勝目を手にしました。
打線の方は全体で12安打。今宮選手が今季初の３安打の猛打賞。打率が１割台と低迷していましたが、この日の３安打で打率２割に乗せました。柳田選手は大隣投手から２安打３打点。最初の打席で左中間スタンドへの先制２ラン。第２打席も完璧に捉え、２打席連発かと思ったけど、強風に押し戻されてタイムリー２塁打。ロッテ左翼手・菅野選手も目測を誤り、キャッチできませんでしたね…。
今季５号２ランを打ったデスパイネ選手は、実に６試合ぶりのヒット。打撃不振脱却の兆しになればいいのですが…。４番の内川選手はこの日も２安打を放ち、2000本安打まであと２本。日曜日のオリックス戦から４試合連続ヒット中で、３日にも2000本到達できるのでしょうか。