福岡ソフトバンクホークスの宮崎キャンプは、9日から第3クールに突入。ここから実戦形式の練習が始まります。この日はホークスが獲得した超大物助っ人、ブラッド・ペニー投手の入団会見が行われました。
ペニー投手はチームの練習が休日だった8日にキャンプ地・宮崎入りし、記者陣からの質問に「日本一度来た事があり親しみがある。開幕戦までには仕上げていきたい」、「チームのために勝ち星を積み重ねていくだけ」と自信に満ちたコメントをしました。選手が宿泊するホテルに到着すると、鷹の中継ぎエース・ファルケンボーグ投手と談笑。これからチームメイトになる選手と交流を深めたのでした。
来日から一夜明けた9日、アイピースタジアム内で行われた入団会見で、ペニー投手はホークスのユニフォーム姿で会見に臨みました。新天地を日本を選んだ理由については「日本人の選手から日本の素晴らしさを聞いたことがある。アメリカに残るのも簡単だったけど、自分でまた違った事に挑戦したいというのもあった。新しい事をやってみて、日本で優勝するのを味わいたかったので選んだ」と語りました。「先発メンバーが何人もいなくなったというのも聞いていた。穴を埋められたらいい」と穴埋め役を自ら買って出ることを宣言。
秋山監督はペニー投手について「今までで一番成績が良く、昨年もしっかり投げていて、そういう面ではローテーションの柱となって1年間活躍してくれる事を期待しています」と述べ、印象については「無駄のないピッチングをしている」と好印象でした。
会見後にはグラウンドに出てキャッチボールを行ったペニー投手、1日でも早いブルペン入り、日本での実戦デビューが待たれます。
Mr. Penny. Welcome to Japan!
And, Thank you for coming to Fukuoka Softbank Hawks.
(ペニー投手、日本へようこそ!そして、福岡ソフトバンクホークスに来てくれてありがとうございます。)
改めまして、まさかホークスにメジャーの元最多勝投手を獲得するとは思いませんでした。入団会見で頼もしいコメントが連発しているというところは、早くも鷹の新エースの自覚を見せているような気がします。「メジャーで実績ある選手は活躍できない」という冷めた見方もあるけど、ペニー投手ならきっとやってくれるんじゃないかと思います。
主力投手の流出の穴を埋めるのもそうだけど、日本での最多勝獲得に意欲を見せていて、もし「日米最多勝」を達成すれば史上初の快挙となるんじゃないでしょうか?王貞治会長が「投手陣を引っ張っていってほしい」と早くもリーダー役を指名。経験豊富な助っ人が岩嵜翔や山田大樹、川原弘之といった若手投手を指導するという光景も見られるかもしれない。
ホークスのパリーグ3連覇&2年連続日本一はペニー投手の活躍にかかっている事は間違い無し。メジャーで最多勝を獲った実力を日本でも大いに発揮し、圧巻の投球で日本一に導いて欲しいです。逆に不振あるいはワガママでシーズン途中に帰国してしまったら、チームもBクラスに沈むでしょう。最低でも2ケタ勝利挙げてほしいし、いつかは外国人2人目の沢村賞を獲ってほしい…。