日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

自民党新総裁は谷垣氏。なんだか面白くない総裁選だったな…。

2009年09月29日 | Weblog

8月の総選挙で歴史的大惨敗を喫し、野党に転落した自由民主党。前総裁・麻生太郎氏の引責辞任に伴う自民党総裁選挙が、28日に投開票が行われました。今回の総裁選は、「再生への第一歩」というテーマが掲げられ、谷垣禎一氏、河野太郎氏、西村康稔氏の3人が立候補。三つ巴の総裁選を制したのは誰か?


自民党本部の9階ホールにて午後2時過ぎに始まった総裁選は、国会議員199票、党員投票による地方票300票の計499票で争われました。議員投票→開票と着々と進み、投票結果が読み上げられた。まず地方投票では、西村氏が11票、河野氏は109票、谷垣氏が180票でまず谷垣氏がリード。続いて議員投票の結果、西村氏が43票、河野氏が35票と議員投票で最下位。そして谷垣氏は120票とこちらもトップ。2つを合わせた結果、西村氏54票、河野氏144票、谷垣氏300票を獲得し、谷垣氏が第24代の自民党総裁に選ばれました。
谷垣新総裁は壇上でのあいさつで「もう一度国民の信頼を取り戻し、政権に復帰できるよう全身全霊を傾ける」と政権奪還の決意を述べ、「みんなでやろうぜ!」と挙党一致を求めていました。その後の記者会見では、「影の内閣」などを設置する意向を示し、ライバルの西村・河野両氏の処遇を検討していました。谷垣総裁の任期は2012年の9月末までとなっています。

今回は自民が野党に転落した事もあり、全く盛り上がらない総裁選となりました。以前「自民党を変えるには世代交代しかない」と書いたんですが、終わってみればベテランに近い谷垣氏が新総裁。結果的に世代交代が実現せず、派閥主導はまだ残ったまま…。正直言って今までで一番面白くない総裁選でした。こういう体質が残ったままじゃ、自民党は生まれ変われないし、政権奪還も当分の間不可能だと思います。
与党だった頃は日本の新しいリーダー(首相)を決める重要なイベントだったけど、今ではマスコミが鳩山首相の動向を追ってばかり。石破茂や舛添要一といった党内の主力メンバーが不出馬を表明するので、「みんなやりたがらないよな。この際空席でもいいんじゃない?」と思いました。名乗り挙げた候補者も影の薄そう人ばかりで、西村氏なんか出馬するまでは全然知りませんでしたよ。私は「若手が自民党を変えてくれるだろう」と思って河野氏に期待していたんですが、議員票の数では3人の中で最下位、地方票でも谷垣氏に差をつけられました。何か自民の大物議員が「河野に票を入れるな」と言ったらしいそうで…。
全国の党員投票率は、過去最低の46.7%。党員が総裁選に無関心であることが明らかとなりました。地方票の投票用紙には「該当者なし」や「鳩山由紀夫」、鳥取では「石破茂」、長崎で「離党します」と書かれた無効票があったそうです。「3人とも力不足」「自民党に愛想が尽きた」という意味合いもあるんでしょうかね?
党改革を訴えた谷垣新総裁、まず最初の任務として、10月25日に投開票の静岡・神奈川の参議院補欠選挙が控えています。連勝で政権奪還の第一歩となるか、それとも連敗で終わるのか?いきなり総裁の手腕が問われますな。安倍・福田・麻生のように1年で総裁の座を退かず、任期満了まで任務を全うしてもらいたい。でも、来年の参議院選で完敗して引責辞任するかもしれない…。




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