日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

菊池雄星2試合連続完投勝ち!

2009年08月18日 | Sports

17日に大会8日目を迎えた第90回全国高校野球選手権は、第4試合に花巻東高校(岩手)のエース・菊池雄星が登場。菊池投手は初戦の長崎日大戦で完投勝利を挙げたものの、3本塁打浴びて5失点、更にプレー中にわき腹痛を発症して今後に不安を残す形となりました。2戦目の相手は神奈川代表・横浜隼人高校。隼人高校は初戦、伊万里農林から6点を奪い、先発の今岡投手が2失点の完投で甲子園初勝利を挙げました。今大会2度目の先発に上がった菊池投手、その結果は?


菊池は初回、隼人の1,2番を内野ゴロに打ち取って2死とした後、船木吉裕にレフト前ヒットを許します。しかし船木を牽制で仕留めて1回は無失点で切り抜けます。その裏、花巻東打線が隼人先発・飯田将太を攻め立てます。1死から佐藤涼平が四球と盗塁を決めて1死2塁と先制チャンス。2死3塁で猿川拓朗がセンター前タイムリーで1点を先制します。
味方の援護を貰った菊池は、その直後の2回は隼人中軸を3者凡退、3回には菅原翼と飯田から空振り三振を奪い、2イニング連続3者凡退で序盤3イニングを無失点に抑えます。花巻東は3回裏に四球とヒットで2死1,3塁と追加点のチャンス。ここで横浜隼人は飯田を諦めて萩原大輝を2番手に投入。花巻はチャンスに横倉怜武を迎えるも、1塁ファウルフライに倒れて2者残塁に終わりました。
ここまで無失点の菊池は4回、隼人先頭打者・森勇二に甘く入ったストレートを狙われ、レフトポール際へのソロ本塁打を浴びて同点とされてしまいます。1死後、3番・船木にヒットを許しますが、船木の2塁盗塁を千葉祐輔捕手が強肩で阻止。この後、5回に2奪三振、6回は3者連続三振(5回から4連続三振)、7回には先頭打者にヒットを許すも、続く打者を遊撃ゴロ併殺打に打ち取って勝ち越し点を許さず。
花巻打線は4回に佐々木大樹がヒットを放つも後続が凡退。5回と6回は連続で3者凡退に倒れ、隼人2番手・萩原を打ち崩すことができません。同点で迎えた7回裏、1死後に菊池がセンター頭上を越える長打を放ち、一気に3塁へ狙うが、隼人の中継プレーで3塁タッチアウト。この菊池の懸命な走りが流れを呼んだのか、佐藤隆二郎が相手のエラーで出塁し、続く柏葉康貴が初球のストレートをレフトへ弾き返すと、打球は弾丸ライナーでレフトスタンド一直線!柏葉の2ラン本塁打で勝ち越しに成功!8回には2つのヒットで1死1,3塁と追加点のチャンスに、千葉がライト前タイムリーを放って1点を追加。3点リードで9回を迎えました。
3点リードの9回、菊池は先頭の菅野に初球をライト前に運ばれるが、併殺崩れと3塁ゴロで2アウト。勝利まであと1人の場面で与那覇明に四球を与えて2死1,2塁、一発が出れば同点のピンチとなりましたが、最後は船木を直球で見逃し三振に仕留めてゲームセット!ピンチを凌いだ菊池が2試合連続の完投勝利、チームは4-1で2回戦突破を決めました!


2回戦 2009/08/17(月) 横浜隼人(神奈川)-花巻東(岩手)
横隼人 001 000 000  1
花巻東   100 000 21X  4
【投手】
(横)飯田、萩原、今岡-船木
(花)菊池雄-千葉
【本塁打】
(横)森1号ソロ(4回、菊池雄)
(花)柏葉1号2ラン(7回、萩原)


菊池投手がこの日も9回を投げ切って完投勝利、7回に柏葉選手の勝ち越し2ランが飛び出して、4-1で横浜隼人高校を降しました。これで花巻東はベスト16に駒を進めました。菊池投手は横浜隼人の打者30人に対して124球、5安打・8奪三振・1四死球・1失点・1被本塁打の内容。5イニングで3者凡退に抑える好投を見せて夏の甲子園2勝目です。
2度目の登板でいいピッチングを見せた事で調子を取り戻したかなと思うんだけど、今回も4回に一発を浴びたため、2試合で4被弾と一発病気味なのが気になりますね…。一発病を克服して、3回戦も勝ち進んでほしいところです。



その他3試合の結果ですが、全て1点差での決着となりました。中には劇的なサヨナラ決着もあったようです!
第1試合:常葉学園橘(静岡) 7-6 高知(高知代表)
常葉橘は2回、先頭打者の牛場選手の2塁打の後、川口選手がライト前に弾き返して1点を先制すると、2死1,3塁で山田選手が左中間を破る2点タイムリー2塁打を放ってこの回3点を奪います。2点差とされた6回には、無死2,3塁で稲角選手、早川選手、小泉選手の3本のタイムリーで4点追加して7-1とします。しかし高知は終盤に反撃し、7回に3点、8回に2点を返して1点差まで追い上げますもあと一歩及ばず。常葉橘が高知の反撃を振り切って3回戦進出です。

第2試合:長野日大 7-6 天理(奈良)
15得点で大勝した天理と初出場・長野日大の対戦も1点を争う攻防戦に。まず天理が1回と3回に1点ずつ加え、4回に長野日大が1死1,3塁からスクイズと小林選手のライト前タイムリーで2-2の同点に追いつきます。追いつかれた天理はその裏、2死から2本のタイムリーが決まり3点を挙げて突き放します。
しかし天理先発・中山投手がこのリードを守り切れません。6回に2点を返されると、7回には2死満塁で長野4番・北沢のライト前タイムリーで2点を失って逆転を許してしまいます。長野は9回に満塁から本藤選手のタイムリーで1点を追加、その裏に天理は原田選手のタイムリーで1点差に追い上げ、なおも一打同点のチャンスでしたが、代打・岩崎選手が凡退して試合終了。長野日大が古豪・天理に逆転勝ちです。

第3試合:中京大中京(愛知) 5-4 関西学院(兵庫)
試合は1点を争うシーソーゲーム。まず初回に中京が4番・堂林選手のタイムリーで2点を先取。3回に関西学院が2死から2本のタイムリーヒットで2-2の同点に追いつきます。関西学院は5回に押し出し四球で勝ち越しますが、中京は6回に2死1,2塁から岩月選手のタイムリーで再び同点、7回には磯村選手のレフト前ヒットで4-3と逆転に成功。あとは堂林投手が9回を抑えればOKだったんですが、関西学院は四球とヒットで1死1,3塁の場面で黒木選手が犠牲フライを放って同点に追いつきます。そして9回裏、中京は1死後に河合選手が関西学院5番手・山崎裕貴投手の初球を捕らえると、打球は左中間スタンドに飛びこむサヨナラホームラン!中京大中京が劇的なサヨナラ勝ちで2回戦突破!


8日目は常葉橘と長野日大の初出場校が勝ち上がり、古豪・中京大中京はサヨナラで勝利。花巻東は菊池投手の好投でベスト16入りを決めました。9日目は第1試合で東北高校VS日大三高の好カードが実現すれば、第3試合で智弁和歌山が登場します。東北VS日大三高の勝者が3回戦で花巻東と対戦、東北高校が勝てば東北勢同士の対決、日大三高なら「菊池投手VS強力打線」という構図になるでしょう。




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