日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

9回の2連発で逆転勝ち!

2009年08月08日 | HAWKS

木曜日は先発の大場翔太、新人の巽真悟など投手陣が打ちこまれ、今季最悪の13失点を喫して大敗。千葉ロッテに3タテすることができなかった福岡ソフトバンクホークスは、金曜日から西武ドームで埼玉西武ライオンズとの3連戦。この試合からホークスの長期ロードがスタート、この期間は絶対に勝ち越したいところです。7日(金曜日)は西武が帆足、ソフトバンクはジャマーノの先発でスタート。現在連敗中のジャマーノ、自らの連敗を阻止する5勝目を挙げられるか?


7日のスタメン
1(二)本多雄一
2(遊)川崎宗則
3(指)松中信彦
4(一)小久保裕紀
5(左)多村仁志
6(中)長谷川勇也
7(捕)田上秀則
8(右)中西健太
9(三)森本学
1~7番までは不動のオーダー、この日は左投手が先発ということで、右の中西が8番ライトで先発出場を果たしました。中西は2試合連続スタメンですね。

初回、ソフトバンクは本多と川崎が三振に倒れて2死後、松中と小久保の連打で2死1,3塁と先制のチャンスを迎えるが、多村が遊撃ゴロに倒れて先制ならず。その裏のジャマーノは、出したくない先頭の片岡にレフト前ヒットで出塁を許します。しかし、続く栗山の場面で田上が片岡の盗塁を阻止。栗山にもヒットを打たれるも、中島を併殺打に打ち取って無失点スタートとなります。
ホークスは2回以降、西武先発・帆足の前に三振の山。2回に長谷川と田上が三振に倒れて3者凡退、3回も3者凡退、4回に多村が四球で出塁するも3つのアウトが全て三振。5回には中西がチームにとって久々のヒットを放ちますが、後続が倒れてチャンスならず。5回終了時点で3安打9三振と完璧に封じられます。
ジャマーノは2回におかわり中村を直球で見逃し三振に仕留め、2死後G.G.佐藤にヒットを許すも無失点。3回と4回に2イニング連続3者凡退、5回には先頭打者にヒットを打たれるも後続を打ち取って3アウト。5回を投げて4安打無失点の好投が続きます。
前半は帆足VSジャマーノの投手戦、両チーム無得点で迎えた6回に試合が動きます。ホークスが3者凡退に倒れたその裏、ジャマーノは先頭の代打・ボカチカを打ち取って1死後、片岡に5球目のストレートを狙われ、左中間スタンドへのソロ本塁打を浴びて1点を先制されてしまいます。その後はしっかりと後続を仕留め、1点に抑えました。
1点を追うホークスは7回、先頭の多村がここまで好投を続けている帆足の初球・チェンジアップをすくい上げると、高く舞い上がった打球はレフトスタンドに飛び込んで行きました!多村の一発でホークスが同点に追いつきます!ところがその裏、ジャマーノがヒットと死球で無死1,2塁のピンチを招いたところで降板。2番手に摂津が登板しますが、1死満塁の場面で代打・後藤に左中間を破る2点タイムリー2塁打を打たれ、勝ち越しを許してしまいました。
ホークスはこのまま終わるわけがありません。8回に先頭の森本が2塁打と相手の暴投で3塁まで進み、本多投手ゴロ→森本の本塁特攻が決まって1点差とします。川崎犠打で1死2塁、松中が1,2塁間を破るライト前ヒット。2塁走者・本多が一気に生還。この回森本の特攻&松中のタイムリーで2点を挙げて同点に追いつきます!
同点で迎えた9回、先頭の長谷川が西武3番手・小野寺の初球を振り抜くと、ライトスタンドに突き刺さるホームランで遂に逆転に成功!続く田上もストレートをジャストミート、今度はレフトスタンド中段への豪快な一発で1点を追加!この回2点を奪って2点差で9回の裏へ。
その裏はもちろん馬原が登場。キッチリと締めたいところだったんですが、1死から石井にヒットを許すと、暴投で2塁まで進まれます。上本を三振に仕留めて勝利まであと1人、だが佐藤友亮の2塁ゴロを本多が悪送球してしまい1点差にされる。片岡にもヒットを打たれ、盗塁で2死2,3塁と一打サヨナラの大ピンチを背負いましたが、最後は栗山をレフトフライに打ち取って試合終了。ソフトバンクが終盤の一発攻勢で逆転勝ちを収めました!


パシフィック・リーグ公式戦 2009/08/07(金)
西 武-ソフトバンク 13回戦 
(6勝6敗1分、西武ドーム、18:00、17476人)
H 000 000 122    5
L 000 001 201    4
【投手】
(ソ)ジャマーノ、摂津、ファルケンボーグ、馬原-田上
(西)帆足、岩崎、小野寺、星野-細川、銀仁朗
【責任投手】
(勝)ファルケンボーグ40試合6勝1S
(S)馬原34試合3勝1敗23S
(敗)小野寺41試合2勝4敗16S
【本塁打】
(ソ)多村13号ソロ(7回、帆足)、長谷川7号ソロ(9回、小野寺)、田上15号ソロ(9回、小野寺)
(西)片岡9号ソロ(6回、ジャマーノ)


勝ったぁー!7回に摂津が打たれた時は負けを覚悟しましたが、8回に同点に追いつき、9回に長谷川と田上の連続ホームランで逆転、その裏に馬原がサヨナラのピンチを背負うも西武の反撃を1点に抑えました。9回裏は最後は本当に危なかった。サヨナラ負けで精神的にドヨーンと落ち込むところでしたよ。とにかく3連戦の初戦を制し、アウェー9番勝負の好スタートを切ることができました!チームは西武戦3連勝、対戦成績を6勝6敗のタイに持ち込みました。
先発のジャマーノは、7回途中(6回0/3)まで被安打6・5奪三振・1四死球・3失点という内容。5回まで無失点の好投を見せましたが、6回に片岡に先制アーチを浴びてしまいました。チームが同点に追いついた事で敗戦投手にはなりませんでしたが、またも白星を奪えず。勝利投手になったのが、8回に3番手で登板したファルケンボーグで今季6勝目です。ファルケンは中島・中村から連続三振を奪っう好投を見せました。SBMの中では一番安定していたと思います。
打撃陣は8安打で5得点。6回までは帆足の前に3安打・10三振でしたが、7回以降は5安打で5得点と帆足&西武中継ぎ陣を攻略。そう言えば6月下旬に対戦した時も終盤に中継ぎ陣を崩したんですよね。この日は7回に多村の13号ソロ、9回に長谷川と田上の連発とチームで3本塁打の一発攻勢となりました。決勝アーチの長谷川は、6月21日の横浜戦以来の一発が出ました。田上は今季15本目で、ホームラン数ではオーティズ(14本塁打)を抜いてチーム2位に躍り出ました。トップの松中に3本差まで迫ってますね。20本塁打まであと5本、届くかな?
7日はソフトバンクが勝利し、首位・日本ハムが楽天に負けたため、再び3ゲーム差に縮まりました。土曜日の予告先発はホークスがホールトン、西武は岸となっています。ホークスは岸に2度負けている、それにホールトンは西武戦で勝った事がない…。うーん、勝てるのかい?まあホークスが勝ち、日ハムが負けて2ゲーム差になる事を信じましょう。



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