日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

EURO2008 死のグループはどこが抜けるかわからない

2008年06月10日 | soccer

サッカー欧州選手権「EURO2008」はいよいよ死のグループ・C組が登場!第1戦の組み合わせはフランスVSルーマニアがチューリヒ、イタリアVSフランスはベルンで行われました。

フランスVSルーマニアは、フランスはエースのティエリ・アンリが欠場。そのアンリの代理はアネルカが先発入りしました。戦前の予想ではフランス有利かと思われましたが、予想通りにいきません。試合は前半16分、フランスはリベリーのロングパスに反応したアネルカが合わせようとしますが、ルーマニアGKが阻止。前半33分にCKからアネルカが頭で合わせるも枠を捉えられません。前半終了間際、ベンゼマにボールが渡るかと思ったらルーマニアDFがブロック。前半は両チーム無得点で終了。
後半、フランスはマルダがドリブルで仕掛けてシュートを放つも失敗。ベンゼマも立て続けにシュートを撃っていきますが、いずれもゴールネットを揺らすことができません。一方のルーマニアはムトゥのFKもゴールに至らず、最後まで両チームともチャンスをものにすることができず0-0のスコアレスドロー。最後まで守り抜いたルーマニアに対し、フランスは負けに等しい引き分けスタートとなりました。

ベルンでのイタリアVSオランダは、イタリアの主将・カンナバーロとオランダのロッベンがともに負傷欠場。特に守備の要を欠いたイタリア守備陣にとっては大きな痛手となりました。序盤、イタリアのエース・トニがヘディングを狙いましたがハズレ。対するオランダは15分にファン・ニステルローイが抜け出すと、イタリアGK・ブッフォンを交わしましたが、バランスを崩してしまいシュートが撃てません。26分、オランダは右サイドからのFK。このFKをブッフォンがパンチングしましたが、こぼれ球をスナイデルの強烈なシュート。するとゴール前にいたファン・ニステルローイがコースを変えてゴールイン。イタリアはオフサイドだと抗議しましたが、判定は覆らずオランダが先制となりました。反撃したいイタリアはCKをピルロが蹴りましたが、ゴール前でファン・ブロンクホルストがクリア。その直後オランダがカウンター攻撃を仕掛けていきます。左サイドにいたファン・ブロンクホルストが逆サイドにパスを送ると、カイトが頭で折り返して、最後はスナイデルのボレーが決まり2点目!5分間で2失点を喫したイタリア。カンナバーロ不在がやはり響いています。前半終了間際にファン・ニステルローイがスルーパスに抜け出しましたが、シュートはブッフォンがブロック。前半は2-0でオランダリードで折り返します。
後半は2点を追うイタリアが猛反撃を見せます。ザンブロッタ、トニ、途中出場のデルピエロなどがオランダゴールに襲い掛かりますが、オランダGK・ファン・デル・サールやオランダ守備陣が反撃ゴールを許しません。後半30分には途中出場のカッサーノのパスからトニが抜け出しますが、シュートはバーを越えてしまいます。決定的な場面も決められないまま時間だけが過ぎていきます。34分、デルピエロが倒されてFKを獲得。ペナルティエリア正面でのFKをピルロが直接狙い、ボールは枠を捉えていきますが、ファン・デル・サールが片手でセーブ。逆にオランダがカウンター攻撃!スナイデルのパスからファン・ブロンクホルスト→カイトのシュートは飛び出したブッフォンがセーブ。そのこぼれ球をカイトが拾ってクロスを上げ、ファン・ブロンクホルストがヘディング。ゴール前にいたザンブロッタがクリアできずゴール。イタリアの猛攻を止めるダメ押し点で3点目を挙げたオランダが世界王者に圧勝。勝ち点3でC組首位となりました。

まさかの3失点を喫したイタリアは「カテナチオ」が完全崩壊。カンナバーロの欠場もそうですが、マテラッツィの不調は意外でした。試合後のインタビューでブッフォンは「イタリア人全員に謝りたい。過去12年間で最悪の試合の一つだった」と語りました。次戦のルーマニア戦は負けられない一戦となったイタリア。もし負けたらグループリーグ敗退の危機です。カテナチオは立て直すことができるのでしょうか?0-3のショックを引きずらなければいいのですが…。
オランダは完勝でした。この日が誕生日だったスナイデルが1ゴール1アシストの活躍。ファン・ニステルローイもエースとしての仕事を果たせば、ファン・デル・サールはイタリアの猛攻を阻止しました。イタリア撃破の勢いが持続すれば、フランスに勝てる可能性もあるかもしれません。これで勝てば決勝トーナメント進出が決まるでしょう。でもフランスも強豪国の意地がありますし、FIFAランキングではオランダより上の7位につけています。(オランダ10位)この試合はグループCの今後を占う重要な一戦となりそうです。
グループCの次戦は6月13日。ベルンでのイタリアVSルーマニア戦は日本時間の25時(午前1時)、チューリヒでのフランスVSオランダ戦は27時45分(午前3時45分)にキックオフです。


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EURO2008が始まってます

2008年06月10日 | soccer
7日にヨーロッパ最強国を決める「UEFA欧州選手権(EURO2008)」が、スイス・オーストリアで熱戦が繰り広げられています。7日はA組の2試合、8日はB組2試合が行われました。

バーゼルで行われたスイスVSチェコ戦は、前半スイスの主将・フレイが決定的な場面を演出し続けましたが、チェコGKチェフの好セーブの前にゴールが奪えず。前半はスイス優勢で進みましたが両チームとも無得点。後半、スイスはマニンのロングシュートをチェフがセーブ。ゴール正面のフリーキックもゴールならず。そして無得点のまま迎えた後半26分、途中出場のスベルコシュのゴールでチェコが均衡を破ります。先制されたスイスはバルネッタがシュートを放つもまたしてもチェフが止め、こぼれ球を途中出場のフォンランテンが押し込もうとするもバーに直撃。その後もチェコ守備陣はスイスの波状攻撃を阻止。スベルコシュの1点を守りきったチェコが開幕戦を制しました。一方のスイスは最後までペースを握りながらも、チェフの前にゴールネットを揺らすことができませんでした。前半終了間際に負傷したスイス主将・フレイは左ひざ靭帯を負傷してしまいました。
A組のもう1試合はジュネーブでのポルトガルVSトルコ。優勝候補・ポルトガルはクリスチアーノ・ロナウドのゴールに期待が集まりました。前半、トルコはトゥンジャイがペナルティエリア内で倒されましたが判定はファウルなし。ポルトガルはショートCKからシモンのクロスにペペが頭で合わせて先制かと思われましたが、判定はオフサイド。クリスチアーノ・ロナウドはドリブルで仕掛けてシュートを放ちますが、枠を捉えられません。前半終了間際にフリーキックのチャンスを得たポルトガル。蹴るのはもちろんロナウド!低い弾道で直接狙っていきましたが、惜しくもポストに直撃してしまいゴールならず。
後半もロナウドが積極的に攻め込みますが、ゴールが奪えません。ポルトガルが主導権を握る中で迎えた後半16分、ロナウドのパス→ペペ→ヌーノ・ゴメスのワンツー→ペペのシュートが決まりポルトガルが先制します。2点目を狙うポルトガルは後半20分、ロナウドのクロスにゴメスが頭で合わせますがバーに直撃して追加点ならず。反撃したいトルコはセットプレーからチャンスを得るもポルトガル守備陣の壁は厚い。そして終了間際、ロナウドがドリブルで仕掛けると、最後は途中出場のラウール・メイレレスのゴールで勝負あり。ポルトガルがトルコに2-0の好スタートを切りました。
この結果、チェコとポルトガルが勝ち点3で並びましたが、得失点差でポルトガルが1位、チェコが2位。開催国スイスは3位スタート。トルコは最下位です。

B組最初の試合はウィーンでのオーストリアVSクロアチア。試合は開始早々に動きました。前半4分、クロアチアはオリッチがペナルティエリア内で倒されてPKを獲得。このPKをモドリッチがしっかりと決めてクロアチアが先制します。先制されたオーストリアは反撃を試みるもクロアチア守備陣の前にゴールが奪えず。逆にクロアチアは追加点のチャンスが生まれますが2点目が遠い。前半終了から後半はオーストリアペースで進むも、最後まで同点ゴールは生まれず試合終了。クロアチアがモドリッチのPKの1点を守りきり勝利。
クラーゲンフルトはドイツとポーランドが対戦。試合開始1分、ドイツGKレーマンのパンチのこぼれ球を、ポーランドのクジヌベクがシュートを放ちましたが、ボールはバーを越えました。前半4分、ドイツはクローゼが抜け出すとゴメスにラストパス。これを受けたゴメスが合わせるもボールは左へ外れ、決定的なチャンスを逃してしまいました。前半20分、ドイツはゴメスのパスからクローゼが抜け出し、最後はポドルスキが決めて先制します。1点を追うポーランドは、ウォボジンスキがシュートを放つもレーマンにキャッチされ得点ならず。36分、ウォボジンスキのクロスにジュラフスキがシュートも枠を捉えられず。
1-0でドイツリードで迎えた後半、25分にバラックが強烈なシュートもポーランドGKボルツがファインセーブ。その2分後、途中出場のシュバインシュタイガーがポーランドからボールを奪うと、最後はポドルスキーのボレーが決まり2点目。結局2-0でポーランドを完封したドイツが勝ち点3を獲得。B組首位に躍り出ました。

ということで、この2日間はA,B組とも優勝候補の国が順当勝ちを見せました。A組のポルトガルはクリスチアーノ・ロナウドのゴールはありませんでしたが、2得点に絡む活躍を見せました。次戦はポルトガルVSチェコの直接対決が控えています。この試合の勝者が結果次第で決勝トーナメント進出が決まります。さて、9日(現地)はイタリア、フランス、オランダ、ルーマニアの強豪国がひしめく「死のグループ」C組、フランスVSルーマニア、イタリアVSオランダの2試合が行われています。果たして初戦はどんな決着が待っているのか?


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