いよいよ星野JAPANが北京への戦いが始まる！野球の北京五輪予選を兼ねたアジア選手権は、決勝リーグがスタート。日本代表は初戦に予選１位通過のフィリピンと対戦。フィリピンに大勝して残りの韓国、台湾戦に弾みをつけたいところです。
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１ 二 西岡剛
２ 指 井端弘和
３ 中 青木宣親
４ 一 新井貴浩
５ 捕 阿部慎之助
６ 三 村田修一
７ 右 稲葉篤紀
８ 左 大村三郎
９ 遊 川崎宗則
Ｐ 涌井秀章
先発には今季パ・リーグの最多勝投手、涌井秀章（西武）が登板。今日のフィリピン戦は、初回から勢いを見せ付けました。
１回、日本の先発・涌井はフィリピン打線を３者凡退に仕留める上々の立ち上がりを見せます。その裏の日本は、先頭の西岡が四球で出塁しますが、続く井端の遊撃ゴロは２塁封殺となって１死。１塁の井端は、青木の初球の場面で盗塁を成功。青木凡退で２死３塁で、新井がフィリピン先発・ロブレスの２球目をセンターへ！大きな当たりは、フェンス直撃の３塁打で先制します。このあと２死３塁で阿部がレフト前タイムリーで１点追加。村田はセンター前ヒットで１,３塁。これで３連打となった日本は、稲葉の四球で満塁となり、サブロー（大村）の３塁ゴロ→エラーで１点追加。川崎はライト前タイムリーで２点追加。この回打者一巡の猛攻で５点を奪いました。
大量点のプレゼントを貰った涌井は、２回に３者連続三振で勢いづきますが、３回は先頭のアンヘレスにこの日初ヒットを浴びてしまいます。カンラスの犠打で１死２塁となりますが、後続を抑えてフィリピンに得点を与えません。
打撃陣は、２回以降走者を出すものの追加点が奪えません。２回には２死１,３塁のチャンスに村田が３塁ゴロ、３回は１死１，２塁の場面で西岡が併殺打。４回も２死からチャンスを作ります。新井と阿部の連打で１,３塁と今度こそかと思われましたが、村田がライトフライで３たび追加点ならず…。あぁーもったいねえ。
５回、ようやく日本に追加点！この回の先頭・稲葉がロブレスの２球目を捉えると、右中間スタンドへ飛び込むソロ本塁打で６－０！ところが、今度は走塁面でミスを連発。ヒットで出塁したサブローが盗塁を試みたのか？一塁に戻れず牽制死、今度は川崎が俊足を飛ばして三塁まで陥れようとするも、フィリピン右翼手・ポンセの好返球で憤死。大量リードとはいえ、イヤ～な雰囲気となってしまいます。
嫌な雰囲気を吹き飛ばしたい日本は６回、１死から阿部と村田の連打で１,２塁。ここで前の打席で本塁打を放っている稲葉がセンター前ヒット。阿部が生還し７点目。続くサブローがレフト前タイムリーで１点追加。２死後、西岡の２塁ゴロが、イレギュラーでライト前タイムリーとなり２点追加。この試合２度目の打者一巡の猛攻で10－０と大きく差を引き離します。
試合は先発の涌井が６回まで１安打の好投、２番手の小林宏之がフィリピン打線を３者凡退に抑えて試合終了。10－０で７回コールドで快勝しました。
北京五輪アジア予選 第１戦
日本－フィリピン （台湾・洲際、１８：００ 日本時間：１９:００）
PHI ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０ ０
JPN ５ ０ ０ ０ １ ４ Ｘ 10
【投手】
（フ）ロブレス、バクライ、デラカルサダ－ロハ
（日）涌井、小林宏－阿部、矢野
【責任投手】
（勝）涌井
（敗）ロブレス
【本塁打】
（日）稲葉１号ソロ（５回、ロブレス）
初戦は16安打10得点と大勝した日本代表。先発マスクを被った阿部が４打数４安打の固め打ちを見せると、大村三郎は全打席出塁＆３打席連続安打で勝利に貢献、新井は３打数２安打と４番の仕事を十分に果たしました。一方で２回から５回までは拙攻ムード、特に５回は稲葉の本塁打の後が走塁ミスの連発で更なる追加点が奪えず。拙攻さえなければ15点は取れていたはずです。この内容に星野監督もおかんむり。「イレギュラーの安打や失策で入った点が３点ぐらいあった。もっときれいに勝ちたかった」と不満を述べていました。
勝ったのはいいけど内容がイマイチだったフィリピン戦、明日以降は厳しい戦いが続くでしょう。明日は最大のライバル・韓国と対戦。韓国は初戦、台湾に逆転勝ちしています。先発には星野JAPANのエース・ダルビッシュ有が登板予定。オーストラリアとの練習試合では制球難に不安を抱えておりますが、強力そうな韓国打線にどう封じ込めるか？勝てば北京出場に王手がかかる大事な一戦、明日は締まった試合で勝利を掴み取ってほしい！
