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暑すぎてつらい。

第96回全国高校サッカー選手権大会準決勝 流経大柏と前橋育英が決勝進出!

2018年01月06日 | soccer

第96回全国高校サッカー選手権は6日、埼玉スタジアム2002で準決勝2試合が行われました。5日の準々決勝では、流経大柏、前橋育英、矢板中央、上田西の4チームが埼スタの大舞台に進みました。全国4093校の頂点まであと2勝、8日の決勝戦に進出したのは一体どこだ!



準決勝第1試合 流通経済大学附属柏(千葉)VS矢板中央(栃木)
10年ぶりの選手権制覇を目指す流経大柏は、3試合連続で無失点勝利。対する矢板中央は初戦から全て1点差で勝利。夏の王者を倒し、栃木県勢53年ぶりの決勝進出なるか?
立ち上がりから流経大ペースで進み、前半2分にMF菊地泰智が左足ミドルシュートを放つも、GKにキャッチされる。14分には菊地が右サイドからシュートを打っていくも、大きく外れます。前半18分には右サイドのFKを、DF近藤立都が左足で直接シュート。枠内に飛んだものの、GKに抑えられた。30分にはMF宮本優太がミドルを狙ったが、これもGKの正面。
矢板中央は前半44分、味方の縦パスから、前線にいたFW望月謙がボールを受けたが、流経大柏DF陣に囲まれてシュート打てず。さらに44分、セカンドボールを拾った望月がロングシュートを放ったが枠を捉えることができず。結局、前半は0-0のまま終了。
後半に入り、流経大柏は後半4分にゴール正面の位置でFKを獲得すると、菊地が左足で狙ったが、わずかにゴールの左。後半6分にはDF関川郁万が右足ミドル。しかし、これは右に逸れてしまう。後半18分、右サイドの浮き球のパスに反応したFW安城和哉がシュートを打つも、相手DFのブロックに阻まれる。そして後半19分、左サイドで近藤がアーリークロス→ファーサイドにいた途中出場・加藤蓮が右足を振り抜いてシュート。これがゴール左隅に突き刺さり、流経大柏がようやく先取点を奪います。
1点を追う矢板中央は、後半22分に右サイドでMF山下純平がドリブルで3人抜きを見せてからクロスを上げ、味方のポストプレーから、MF松井蓮之が右足シュート。しかし、これはクロスバーを越えてしまう。後半32分には左サイドでMF板橋幸大のヒールパス→FW山下育海の折り返しは相手DFに当たる。33分にはMF飯島翼がシュートを放つもGKに防がれる。36分には個人技で持ち込んだ板橋がペナルティエリア内でつぶされた後、こぼれ球を飯島が左足でダイレクトに打ったが、シュートはわずかにゴール右。後半アディショナルタイム、DF白井陽貴がPA右からシュートを打つも決まらず。最後まで1点が遠いまま試合終了。流経大柏が1-0で逃げ切り、決勝進出を果たしました。




準決勝第2試合:前橋育英(群馬)VS上田西(長野)
第2試合は群馬VS長野の隣県対決。今年こそは悲願の初優勝を狙う前橋育英は、3試合で9得点無失点。長野県勢初の4強入りを果たした上田西は、前橋育英のゴールをこじ開けられるか?
序盤から前橋育英が攻めまくり、FW飯島陸が前半6分と7分に立て続けにシュートを打つも枠に飛ばず。前半8分にはMF秋山裕紀がロングシュートを打ったが、ゴールならず。17分は左サイドのDF渡邊泰基のクロスボールがゴール方向に飛んだが、上田西GK小山智仁が間一髪でクリア。22分、右サイドからのFKを、DF松田陸がファーサイドから頭で合わせるもGKにキャッチされる。
迎えた前半23分、左CKのチャンスをつかみ、MF田部井悠のセンタリング→ニアサイドに飛び込んだ松田のヘディングシュートが決まり1点先取。27分、FW榎本樹の反転してからの縦パス→飯島がDFをかわしてから右足で流し込み2点目のゴール。
2点を追う上田西は29分、右サイドでFW上原賢太郎がパスを送り、FW根本凌がシュートが決めて1点を返す。前橋育英は今大会初失点…。上田西は33分、相手のCKからのシュートをGK小山が好セーブ。34分もCKのピンチを小山が防ぎます。しかし前半35分、前橋育英は榎本のスルーパス→MF五十嵐理人がDFラインの裏に抜け出して、冷静に右足で流し込み1点追加。前半は前橋育英が3-1と2点リードしました。
後半になっても前橋育英が上田西ゴールに襲い掛かります。後半18分、縦パスから榎本がPA内でDFに囲まれながらもボールをキープすると、バックパスから五十嵐が右足のシュートを決めて4点目をもぎ取る。後半41分にはGKのロングキックから、味方選手が頭で落とし、飯島がドリブルで仕掛けてから左足でゴールを突き刺し5点目。さらに後半アディショナルタイムには途中出場・釣崎椋介のゴールが生まれ、後半だけで3得点。前橋育英が6-1と大勝し、2年連続の決勝進出です。




6日の準決勝は、流経大柏と前橋育英の関東勢2チームが勝ち、8日の決勝戦に進みました。流経大柏はこの準決勝でも無失点に抑え、これで4試合連続無失点勝利。全試合無失点での優勝に王手をかけました。矢板中央も失点された後に惜しい場面が幾つもあったけど、流経大柏のゴールをこじ開けることができませんでした。
決勝ゴールを挙げた加藤蓮選手は、後半10分過ぎからピッチに入り、後半19分に右足ダイレクトボレーを豪快に決めてみせました。加藤選手は今大会3得点を挙げていますが、全て途中出場から挙げております。チームに欠かせないスーパーサブだけど、実力はレギュラー級です。決勝ではスタメンに抜擢される可能性もあるかもしれません。

前橋育英の方は上田西に圧勝。エースの飯島選手と五十嵐選手がともに2得点。榎本選手は3アシストで勝利に貢献しました。この日の飯島選手、前半の1点目は左足でボールを受け止めると、右足に持ち替えてシュート。上田西GKの小山選手も動けませんでした。2得点目は左サイドから左足一閃。飯島選手はここまで単独トップの7得点。決勝でも自らのゴールで、優勝に導けるか。
前橋育英は過去2度決勝に進出しましたが、3年前は星稜高校に延長の末に競り負け、昨年は青森山田に0-5と大敗。3度目の今回こそは優勝したいところです。

第96回全国高校サッカー選手権大会も、いよいよ決勝戦を残すのみ。全国4093校の頂点が遂に決まります。流経大柏が10年ぶりの選手権制覇&夏冬2冠達成か、あるいは前橋育英が群馬県勢初優勝となるか。両チームとも攻撃力もあるし、守備も堅いからなあ。どちらか勝ってもおかしくないでしょう。



埼スタの切符を掴んだのは?高校サッカー準々決勝。 

2018年01月05日 | soccer

2017年12月30日に開幕した「第96回全国高校サッカー選手権大会」は、5日に準々決勝4試合が行われました。ベスト8に勝ち進んだのは、インターハイ王者・流通経済大学附属柏高校(千葉)、前回準優勝・前橋育英(群馬)、矢板中央(栃木)、初出場の日本文理(新潟)、上田西高校(長野)、米子北(鳥取)、長崎総合科学大学附属高等学校の8校。この日の試合に勝ったチームが、埼玉スタジアム2002での準決勝に進出します。



浦和駒場スタジアム会場 第1試合:矢板中央VS日本文理
初出場ながら8強まで駒を進めた日本文理、新潟県勢初のベスト4入りを懸けて矢板中央と対戦しました。
序盤は矢板中央のペースで進み、前半11分に自陣からの長いFKから、FW望月謙→MF江口隼人と繋ぎ、MF松井蓮之が左足でシュートを放ったが、文理GK相澤ピーターコアミの好セーブに阻まれます。16分にはFW久永寿稀也が右サイドからシュートを狙うも、クロスバーに直撃。文理は24分にMF竹内渚が強烈な右足ミドルシュートを放ちますが、これはGKの正面。
そして迎えた前半36分、矢板中央はロングボールからFW大塚尋斗が抜け出してシュートするもGKの足に当たる。しかし、こぼれ球を拾ったMF山下純平がゴールに流し込み、矢板中央が先制点を奪います。
後半も矢板が決定機を連発。後半5分に久永が反転してシュートを打つも、文理GK相澤に防がれる。後半12分には途中出場のMF板橋幸大がシュートを放ったが、これもGKの相澤が止める。
1点を追う文理は、後半33分にFW亀山来駆が中盤でドリブルを仕掛けてシュートまで持ち込んだが、GKにキャッチされる。39分にはMF横山隼介が相手DFをかわして左足を振り抜くも、シュートはクロスバーの上。後半40分、MF久住玲以がペナルティエリア内で相手DFと交錯するも、PK獲得ならず。試合はこのまま矢板中央が1-0で逃げ切りました。


浦和駒場スタジアム会場 第2試合:長崎総科大附属VS流経大柏
10年ぶりの選手権制覇を目指す流経大柏は、2試合で4得点無失点と盤石の強さ。名将・小嶺忠敏監督が指揮する長崎総科大附は、3回戦で前回王者・青森山田を撃破。しかし、この日は3試合連続でゴールを奪っているエースストライカーの安藤瑞季選手が出場停止で欠場。準々決勝屈指の好カードを制したのは?
前半9分、長崎総科大は右サイドでDF岩本蓮太がロングスローを放り込む。ボールはGKの頭上を越えて直接ゴールマウスに吸い込まれたが、ゴールとは認められず。流経大柏は22分、右サイドのクロスにMF加藤蓮が頭で合わせたが、GKにキャッチされた。結局前半は両チーム決め手がなく、0-0で終えます。
エンドが変わった後半、流経大柏は右サイドのロングスローから、FW安城和哉が頭で落とすと、ニアサイドでDF関川郁万が右足でゴールに叩き込み先制点を奪う。後半9分、長崎総科大は右CKからFW西原先毅がヘディングシュートを見せるが、ゴール左に逸れて同点ならず。するとその直後、流経大柏はGKのロングキックから、味方が頭で落とすと、加藤が左サイドへ浮き球のパス→走り込んできたMF菊地泰智が左足ループシュートを決め、流経大柏が1点追加。
2点を奪った流経大柏はさらに攻め続け、12分に左サイドのFKを安城が頭で合わせるもGKの正面。15分には右CKからMF宮本優太が飛び込んだが、ヘディングシュートはクロスバー直撃。
1点を返したい長崎総科大は、24分にロングスローからMF別府尊至が右足で合わせるも枠外。後半31分には右サイドのクロスに西原が相手GKと競り合うが、ファウルを取られた。
そして後半39分、流経大柏は味方の浮き球のパスに反応した途中出場のFW熊澤和希がダメ押しゴールを奪い勝負あり。流経大柏が3-0で長崎総科大附に快勝。総科大はエース・安藤の欠場が大きく響き、ベスト8敗退です。


駒沢競技場 第1試合:明秀学園日立VS上田西 
共に初めての4強入りを目指すチーム同士の一戦は、前半から点の奪い合いとなりました。
まず前半12分、明秀日立がセットプレーのチャンスを作り、左CKでMF二瓶優大の蹴ったボールが相手の選手に当たった後、ファーサイドに詰めていたMF伊里隼人が右足で押し込み1点を先取。しかし前半15分、上田西が相手のファウルでPKを獲得し、DF大久保龍成がPKを直接決め、1-1の同点とする。
前半22分、上田西は左CKの場面で、MF宮下廉が蹴ると、ニアサイドに飛び込んだDF大久保が空振り→ボールはそのままゴールイン。宮下のCKが直接決まって、上田西が2-1と逆転します。さらに後半開始早々、左サイドのロングスローから、DF田辺岳大の左足ボレーシュートがゴール左隅に決まり3点目。
2点差に拡げられた明秀日立は、後半9分にカウンターからFW荒井慧伊大が左サイドを突破し、そのまま左足でゴールネットを揺らし、3-2と1点差に詰め寄る。後半35分、伊里が中央の位置から右足ミドルシュートを放つが、ポスト左に当たり同点ならず。終了間際には伊里のロングスローから波状攻撃を仕掛けるも、上田西が守り切りタイムアップ。上田西が3-2で明秀日立に競り勝ち、長野県勢初のベスト4進出を果たしました。


駒沢会場 第2試合:前橋育英VS米子北。
悲願の初優勝を目指す前橋育英は、エースの飯島陸が2試合で5得点。鳥取県勢初のベスト4入りを狙う米子北は、前橋育英の攻撃陣を抑えられるか?
試合が動いたのは前半20分。前橋育英は右CKからDF角田涼太朗が左足シュートを決めて先制点を奪う。さらに前半27分、左サイドからDF渡邊泰基の低いクロス→ニアサイドで詰めていたFW榎本樹が押し込んで2点目をもぎ取ります。
2点を追いかける米子北は、後半開始直後にMF坂田二千翔が左サイドでドリブルを仕掛けてからグラウンダーで折り返し、ゴール前でFW葉間田累がシュートを見せるもゴール左に外れる。前橋育英は後半25分にFW宮崎鴻がピッチに入る。すると後半28分、右サイドの折り返しを受けた宮崎が、左足シュートをゴール左隅に決める。前橋育英に大きな追加点が入り、3-0と突き放す。
なんとか一矢を報いたい米子北は、終了目前の後半43分、ロングフィードから抜け出したFW岡田大和が左サイドでクロス→最後は葉間田が合わせるも、枠を外してしまいTHE END。前橋育英が米子北に完勝し、2年連続で4強入りです。




というわけで、準々決勝4試合が終わり、流経大柏、前橋育英、矢板中央、上田西の4チームが準決勝に進むことになりました。関東勢が3校も残り、上田西が長野県勢初の4強入りの快挙。流経大柏はさすが夏の王者といった試合内容。後半だけで3点を奪い、長崎総科大附を無失点に抑えました。2回戦から登場して、3試合で未だに失点がゼロ。第78回大会の市立船橋以来となる全試合無失点での優勝まであと2勝です。
前橋育英は3試合で9得点を挙げていますが、流経大柏と同様3試合連続無失点。もし決勝戦で前橋育英と流経大柏が当たったら、ロースコアの内容になりそう。矢板中央は3試合続けて1点差で勝利しているし、上田西は勢いに乗ったら怖いと思います。
準決勝は6日に埼玉スタジアム2002で行われます。第1試合は流経大柏VS矢板中央、第2試合は前橋育英VS上田西となっています。準々決勝&準決勝と連戦だから選手の疲労も心配されますが、決勝進出目指して頑張ってもらいたいものです。








第97回天皇杯決勝 セレッソ大阪が国内2冠獲得!

2018年01月01日 | soccer

元日恒例の「第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会」の決勝戦が、埼玉スタジアム2002で行われました。今大会の決勝の対戦カードは、セレッソ大阪VS横浜Fマリノス。今季は公式戦(J1リーグ戦&ルヴァン杯)で3度対戦し、セレッソが全て勝利。マリノスは4年ぶりの天皇杯制覇へ、セレッソはルヴァン杯に続くタイトル獲得を目指しました。


両チームのスタメン
[セレッソ大阪]
GK 21 キム・ジンヒョン
DF 2 松田陸
DF 14 丸橋祐介
DF 15 木本恭生
DF 22 マテイ・ヨニッチ
MF 6 ソウザ
MF 10 山口蛍
MF 16 水沼宏太
MF 46 清武弘嗣
FW 8 柿谷曜一朗
FW 24 山村和也

[横浜F・マリノス]
GK 21 飯倉大樹
DF 2 パク・ジョンス
DF 22 中澤佑二
DF 23 下平匠
DF 27 松原健
MF 8 中町公祐
MF 14 天野純
MF 20 マルティノス
MF 24 山中亮輔
MF 33 ダビド・バブンスキー
FW 16 伊藤翔



前半開始1分、マリノスがカウンターを仕掛け、右サイドを突破したマルティノスのクロス→ゴール前飛び込んだ伊藤のシュートはGKにキャッチされる。セレッソは前半5分、右サイドのスローインから、水沼→清武スルー→柿谷の浮き球パス→清谷が右足を合わせたが、マリノスGK飯倉の好セーブに阻まれます。迎えた前半8分、左サイドで下平が左足でクロスを入れ、伊藤が胸トラップから右足でゴールに流し込み、マリノスが序盤で先制点を奪います!
1点を追うセレッソは、24分にセットプレーのチャンスを作り、丸橋の右CKをマリノスGK飯倉がパンチでクリアするが、ボールはあわやオウンゴールになりかける。29分には、敵陣で松田が相手ボールを奪ったが、シュートではなくパスを選択。その後、こぼれ球を自らシュートするも相手に当たる。結局前半はマリノス1点リードで終了。

後半に入り、マリノスはふくらはぎを痛めた山中に代えて、MF遠藤渓太を投入。後半開始早々、マリノスはペナルティエリア手前でFKを獲得し、天野が左足で直接狙ったが、シュートはセレッソGKキムジンヒョンにクリアされる。後半10分、マリノスはGK飯倉のロングキックから、マルティノスがペナルティエリア内で粘りを見せ、左足でシュートを狙うも、GKの正面。その直後には右サイドのバブンスキーのクロス→遠藤のシュートはノーゴール。12分にはカウンターでチャンスを作り、バブンスキーが左サイドにパスを出し、遠藤がダイレクトでグラウンダーの折り返しを入れたが、味方には通らず…。マリノスはチャンスを何度も作りながらも、追加点が奪えません。
セレッソは後半17分にソウザが右足ロングシュートを放つも、GKに抑えられる。後半19分、水沼が敵陣の高い位置から右足を振り抜く。強烈なシュートをGK飯倉が前に弾くと、こぼれ球を相手DFがクリアミス、最後は山村が右足でゴールに叩き込み、セレッソが1-1の同点に追いつきます。
勝負は振り出しに戻り、後半26分にセレッソの柿谷がシュートを狙うもゴール左に逸れ、マリノスも後半33分にFKからDFの中澤が飛び込むもダメ。後半42分、セレッソはソウザのスルーパスに反応した途中出場のFWリカルド・サントスが抜け出してシュートを放つも、GKに防がれて勝ち越しならず。結局1-1のまま90分が終了し、勝負は延長戦へ。

迎えた延長前半5分、セレッソは左サイドで山村がクロス。マリノスGK飯倉がゴールマウスから飛び出すと、ファーサイドにいた水沼がヘディングシュート。これが無人のゴールに吸い込まれ、セレッソが2-1と逆転します。
1点を追う形となったマリノスは、延長後半9分にヴィエイラがPA内に進入するもシュートまでいけず。後半12分には左サイド・遠藤のクロス→ヴィエイラがヘディングシュート。しかし、セレッソGKキムジンヒョンが横っ飛びで防ぎ、同点ゴールを許さず。
延長後半14分、セレッソはリカルド・サントスが一気に抜け出したが、ダメ押しゴールを奪えず。終了間際、マリノスは途中出場の前田直輝が右サイドからシュート。ボールは相手DFの頭に当たってコースが変わり、ゴール方向に行ったが、わずかにゴール右。マリノス最後のCKもキムジンヒョンがパンチでクリアして試合終了。セレッソが延長戦の死闘を制しました。


61年ぶりに埼玉で行われた天皇杯決勝戦は、セレッソ大阪が2-1で勝利。YBCルヴァンカップに続き、今季2冠を達成しました。セレッソは「ヤンマーディーゼルサッカー部」だった1974年度の第54回大会以来、43年ぶり4度目の天皇杯優勝。「ヤンマー」では過去に3度も優勝、「セレッソ大阪」としては初優勝となります。埼スタで2冠を獲得したんで、セレッソの選手やサポーターにとっては縁起の良い場所といえるでしょう。
この日の試合は、エースの杉本健勇選手が欠場、さらには主将の柿谷選手が右足痛、清武選手も本調子ではない状態。主力陣が苦しい中、水沼選手と山村選手が2得点に絡む活躍。後半の同点の場面では、水沼選手がミドルを放ち、こぼれ球を山村選手が押し込む。延長の勝ち越し点は、山村選手がクロス、水沼選手が頭で押し込みました。山村選手は1得点1アシスト。水沼選手は準決勝でも後半ATに同点ゴールを決めており、ここ一番での勝負強さがあるなあって思います。そんな水沼選手は、現在FC東京から期限付き移籍中。チームの貢献度の高さ、天皇杯での活躍が評価されて完全移籍に移行するでしょう。

天皇杯が終了し、J1王者の川崎フロンターレ、年間2位の鹿島アントラーズ、天皇杯王者・セレッソ大阪(年間3位)の3チームが2018年のAFCチャンピオンズリーグの本戦出場が決定。リーグ戦で4位だった柏レイソルがACLプレーオフに出場。東地区プレーオフは1月30日に行われ、勝てば本戦に駒を進めます。
また、2月10日に埼玉スタジアムで行われる「FUJI XEROX SUPER CUP 2018」の対戦カードは、川崎フロンターレVSセレッソ大阪に決定。2018年のJリーグを占う一戦から目が離せません。






東アジアE-1選手権 日本代表が中国を下して2連勝!次戦は日韓決戦だ!

2017年12月13日 | soccer

サッカーの「2017 東アジアE-1選手権」は12日、味の素スタジアムで男子の部・第2戦が行われました。初戦で北朝鮮に勝利した日本代表は、中国代表と対戦。この試合で勝てば2連勝で勝ち点6となり、優勝に大きく前進します。日本にとって重要な第2戦も、終盤に試合が動きました。



スタメンはこちら
[日本代表]
GK 1 東口順昭
DF 3 昌子源(Cap)
DF 6 三浦弦太
DF 21 山本脩斗
DF 22 植田直通
MF 10 大島僚太
MF 13 土居聖真
MF 17 今野泰幸
FW 7 倉田秋
FW 11 小林悠
FW 14 伊東純也

[中国代表]
GK 23 王大雷
DF 2 劉奕鳴
DF 6 高准翼
DF 14 傅歓
DF 16 鄭錚
DF 17 李学鵬
MF 8 趙宇豪
MF 13 何超
FW 9 肖智
FW 20 韋世豪
FW 22 于大宝(Cap)


前半3分、日本は右サイドを突破した伊東がクロスを上げ、ゴール前で小林が頭で落とし、土居が合わせたが、ゴール左に外れる。5分にはカウンターの流れから大島がシュートを放つも相手DFに直撃。22分には右サイドで植田がクロス→ファーサイドで小林が飛び込むが、ヘディングシュートは枠を捉えられず。25分、大島が左太ももを痛めて試合続行不可能。急遽MF井手口陽介がピッチに入る。
中国は前半40分、右サイドでFKを獲得。李学鵬が左足で蹴ったが、GK東口にキャッチされる。日本は44分、中盤で井手口が相手ボールを奪うと、左サイドで土居がクロス→小林がダイビングヘッドを放ったが、大きく外れてしまう。前半終了間際には、土居がペナルティエリア内で倒れ、倉田がこぼれ球に反応するも、右足のシュートはポストを直撃。しかし、その前にオフサイドがあった。

0-0で迎えた後半開始1分、日本は今野→小林とつなぎ、倉田がミドルシュートを放つが、わずかにクロスバーの上。後半6分には敵陣で波状攻撃を見せたが、ゴールを奪えない。中国は後半10分、右サイドで傅歓→途中出場・張文釗のスルーパス→抜け出した于大宝がシュートを打ったが、GK東口が足で防いだ。日本にとっては危ないシーンだった。
後半19分、日本は右サイドで植田が伊東とのワンツーから抜け出したが、クロスは誰も合わせられず。21分には井手口がミドルを狙うもダメ。中国も後半25分に于大宝が飛び込むも枠外に終わる。
日本は後半30分に川又堅碁、後半37分に阿部浩之が入り、3枚の交代枠を使い切る。そして後半38分、川又のポストプレーからチャンスを作り、倉田の縦パス→川又のシュートはDFに当たるも、こぼれ球を小林が拾い、一旦はGKにシュートを防がれたが、2度目は右サイドからゴールに流し込む。日本にようやく1点が入ります。さらに後半43分、中盤でボールを拾ったDFの昌子が右足ロングシュート。高く上がったボールは、中国GKの頭上を越えてゴールネットに突き刺さった!昌子のスーパーゴールで日本が2点目!中国は試合終了間際に于大宝がPKで1点を返すも時既に遅し。日本が2-1で中国を下しました。



今回の試合は北朝鮮戦から7人の先発メンバーを入れ替えて臨みながらも、なかなかゴールシーンが生まれず、勝ち点1に留まるかと思われました。しかし、後半39分と後半43分にゴールが生まれました。最後のPKは余計でしたが、それでも中国に1点差で勝利。これで日本は今大会2連勝を飾り、勝ち点6で優勝に王手をかけました。4年ぶりの東アジア制覇、ハリルジャパンの初タイトルまであと少しです。
先制点を挙げた小林選手は、こぼれ球に素早く反応し、一回転しながら左足でゴールネットを揺らしました。今季のJリーグ得点王&MVPを受賞し、この大会でも活躍が期待されていましたが、2戦目で本領を発揮。ハリルホジッチ監督の起用に応え、W杯本大会入りへ結果を残しました。アシストした川又選手の献身的なプレーもよかったと思います。
ロングシュートを決めたキャプテンの昌子選手は代表戦初ゴール。相手のクリアボールを奪うと、ワントラップ入れてから右足を振り抜き、そのままゴールへ。およそ40mのシュートを決め、場内を大いに沸かせましたが、当の本人は終了間際の失点を悔やんでいました。

第2戦を終え、日本が2連勝で勝ち点6、北朝鮮との南北対決を制した韓国が1勝1敗・勝ち点4で2位。中国が3位、北朝鮮が最下位となっています。ハリルジャパンとなでしこジャパンが共に2連勝、アベック優勝もあり得ますね。
E-1選手権もいよいよ大詰め。女子代表は15日にフクダ電子アリーナで北朝鮮代表と対戦。直接対決で勝てば2010年以来の東アジア制覇となります。男子代表は16日に韓国代表戦が控えています。引き分け以上ならば優勝決定であります。2018年のW杯に弾みをつけるためにも、宿敵・韓国には負けたくないですね…。





東アジアE-1選手権 中村航輔の神セーブ&井手口ミドル弾で北朝鮮に勝利!

2017年12月09日 | soccer

東アジア地区のサッカー最強国を決める「EAFF E-1 サッカー選手権」の第1戦・日本代表VS北朝鮮代表が9日、東京・味の素スタジアムで行われました。7年ぶりの日本での開催となる今大会、日本代表は国内組のみで臨みます。ロシアW杯への絶好のアピールの場。果たして生き残るのは一体誰か?


スタメンはこちら
[日本代表]
GK 12 中村航輔
DF 3 昌子源(Cap)
DF 4 谷口彰悟
DF 5 車屋紳太郎
DF 20 室屋成
MF 2 井手口陽介
MF 8 高萩洋次郎
MF 17 今野泰幸
FW 7 倉田秋
FW 11 小林悠
FW 15 金崎夢生

[北朝鮮代表]
GK 1 リ・ミョングク(Cap)
DF 2 シム・ヒョンジン
DF 3 チャン・グクチョル
DF 4 パク・ミョンソン
DF 6 カン・グクチョル
DF 18 リ・ヨンチョル
MF 5 リ・ウンチョル
MF 9 パク・ソンチョル
MF 16 リ・ヨンジ
FW 11 チョン・イルグァン
FW 23 キム・ユソン



日本のボールで始まったこの試合、立ち上がりは一進一退の攻防が続く。先にチャンスが生まれたのは日本でした。前半14分、左サイドで今野の縦パス→金崎がヒールでスルー→倉田がDFラインの裏へ抜け出し、右足でゴールに流し込んだが、オフサイドで得点が認められず。北朝鮮は22分、味方からのロングパスに反応したキム・ユソンがPA内でDFに倒されるもファウル無し。
25分、北朝鮮はFKからリ・ヨンジがミドルシュート→ゴール前にいたチョン・イルグァンが右足で押し込もうとしたが、日本GK中村航輔がキャッチします。26分にはパクミョンソンのスルーパス→キムユソンのPA右からのシュートを中村がパンチングで防ぐと、こぼれ球をリヨンジがダイビングヘッドを放ったが、GK中村がキャッチ。
日本は30分に左サイドの車屋のクロス→ゴール前で金崎がヘディングシュートを見せるも大きく外れる。39分には金崎が左サイドでドリブルを仕掛けてからクロスを入れ、ニアサイドで高萩がシュートを放つも左に外れる。前半はお互い決め手を欠き、0-0で終了。

後半に入っても北朝鮮が押し込む展開。後半5分にDFシム・ヒョンジンがミドルを放つもGK中村に防がれ、後半7分には左サイドのクロスにパク・ミョンソンが飛び込むも、ポスト左を直撃。日本は後半11分、高萩を下げてFW伊東純也を投入。すると前半12分、右サイドの伊東がクロス→ボールが逆サイドに流れるも倉田が拾ってクロス→ゴール前で小林が飛び込んだが、トラップが大きすぎた。後半14分、右サイドで伊東が相手ボールを奪うと、そのままドリブルからクロスを入れる。金崎にボールが渡ったが、シュート打てない…。後半18分には谷口の縦パス→前線に上がった室屋が折り返すも、金崎には通らず。
後半20分、北朝鮮はリヨンジが右足ミドルを放つもゴール右に逸れる。さらに後半23分、左サイドのクロスからチョンイルグァンがヘディングシュート。しかし、日本GK中村がファインセーブを見せ、ゴールを割らせない!その1分後にはパクミョンソンがフリーの位置からシュートを放つもクロスバーの上。北朝鮮は再三の決定機でゴールを奪えない。
先取点が欲しい日本は後半26分にFW川又堅碁、36分にはMF阿部浩之を投入し、3枚の交代枠を使い切る。後半37分、北朝鮮はチャン・グクチョルの浮き球の縦パスから、チョン・イルグァンが右足を合わせたが、GK中村航輔がシュートを防ぐ!またもやスーパーセーブが生まれます!後半41分には左サイドのFKからチョン・イルグァンらが飛び込むが、わずかにゴール左…。再三にわたり日本ゴールを脅かし続けます。
0-0で迎えた後半アディショナルタイム、左サイドでボールをつなぎ、車屋のクロスから川又がヘッドで合わせたが、北朝鮮GKのセーブに阻まれる。このまま終了かと思われた後半49分、ついに試合が動きます。日本がカウンターを仕掛け、左サイドで阿部がドリブルで持ち込むと、パスを受けた川又が左足でクロスを上げる。ファーサイドで今野が頭で落とすと、PA手前で井手口が右足を振り抜いてシュート。ボールは北朝鮮の選手に当たると、ゴールネット一直線!終了間際に井手口のシュートが決まり、日本が1-0で北朝鮮に勝利しました!





ハリルジャパンの「E-1選手権」の初戦は、FIFAランクで格下の北朝鮮を相手に苦戦を強いられましたが、ゴールマウスを守った中村航輔選手の神懸かったセーブを連発すると、試合終了直前に井手口選手の値千金の一発が生まれました。引き分けかと思ったけど、井手口選手がラストプレーでやってくれましたね。難敵を破って勝ち点3を獲得した日本代表、4年ぶり2度目の大会制覇へ白星発進です。
この試合のヒーローである中村選手は、この試合が代表デビュー戦。北朝鮮の分厚い攻撃を防ぎ続け、前半25分過ぎの至近距離でのシュートを防いでから勢いに乗り出し、後半はファインセーブが2度もありました。これが西川周作か東口順昭だったら、2点以上も許して負け試合だったと思います。今回の試合は本当に中村選手に助けられたなあ。
中村選手はリオ五輪では正GKを務め、今季のJリーグでベストイレブンを受賞。フル代表初先発で無失点に抑えたのはかなり大きい、次の中国戦か韓国戦でも先発で起用されると思う。そして、ロシアW杯代表入りに一歩近づいたかもしれません。
決勝点を挙げた井手口選手は、今年8月のW杯最終予選・オーストラリア戦に次いでの代表2得点目。最後の最後に思い切った右足ミドルがゴールに突き刺さりました。あのシュートは北朝鮮の選手に当たってコースが変わったんですよね。当たってなければGK正面でした。豪州戦ではロシアW杯行きを決定づける一撃、今回はアディショナルタイムでの劇的ゴール。2つとも記憶に残るようなものばかりですな。

E-1選手権男子の部第1戦は、日本が北朝鮮に勝って勝ち点3を手にし、中国と韓国が1-1で引き分けて勝ち点1ずつ。初戦を終え、日本が単独首位に躍り出ました。ハリルジャパンはこの後、12日の第2戦で中国代表、16日の第3戦で韓国代表と戦います。次の中国戦で勝てば優勝に大きくので、しっかり勝ってほしいところだ。














無冠返上!川崎フロンターレがJ1最終節で逆転優勝!

2017年12月02日 | soccer

「2017 明治安田生命J1リーグ」は2日、第34節の9試合が全国各地で行われました。今年2月に始まった2017年のJ1リーグも、残すところあと1試合。優勝争いは鹿島アントラーズ(勝ち点71)と川崎フロンターレ(勝ち点69)の2チームに絞られました。この日の試合で鹿島が勝てば文句なしで2連覇達成。川崎勝利&鹿島引き分けの場合は勝ち点で並びますが、得失点差で上回る川崎が逆転優勝となります。栄冠を勝ち取るのは鹿島か、それとも川崎か?



〇川崎フロンターレ(勝ち点72)5-0大宮アルディージャ(勝ち点25)●@等々力陸上競技場
勝ち点2で追う2位・川崎は、前節でJ2降格が決まった大宮と対戦。悲願の初タイトル獲得のためにも、負けるわけにはいきません。
試合は開始早々に動きました。前半開始45秒に、MFエウシーニョが右サイドからドリブルで中央に持ち込んでからパスを送り、左サイドでボールを受けたMF阿部浩之が左足シュートを決め、早くも先制点を奪います。前半13分には左サイドのクロスにFW小林悠がシュートを狙うが、GKの正面を突く。迎えた前半アディショナルタイム、左サイドでチャンスを作り、MF家長昭博の左足クロス→ゴール前で小林が頭で叩きつけて2点目。川崎が前半に2点を奪います。
後半に入っても川崎の勢いは止まりません。後半15分にMF中村憲剛→阿部→家長クロス→最後は小林の右足スライディングシュートで3点目。さらに後半35分、DF車屋紳太郎が相手に倒されてPKを獲得し、小林がPKを決めて4点目。小林はこれでハットトリックを達成。後半終了間際には、カウンターから途中出場の長谷川竜也がダメ押しゴール。後半に3点を追加した川崎が、大宮に5-0と圧勝して勝ち点3を獲得しました。


△ジュビロ磐田(勝ち点58)0-0鹿島アントラーズ(勝ち点72)△@ヤマハスタジアム
連覇に王手をかけている鹿島ですが、前節の柏戦で0-0のスコアレスドロー。アウェーの磐田戦で勝利し、連覇を達成できるのか?
前半3分、磐田は左サイドでMFアダイウトンがクロスを上げ、ファーサイドにいたFW川又堅碁が頭で合わせたが、枠を捉えられず。鹿島は前半14分、アダイウトンと交錯したDF西大伍が足を負傷し、DF伊東幸敏が急遽入る。鹿島は前半で早くも交代枠を1枚使う羽目に。前半28分、磐田は右サイドから流れたボールを、中央にいたアダイウトンがシュートを放つも大きく外れる。押し込まれ気味だった鹿島は、前半44分に右CKからDF植田直通がヘディングシュートでゴールネットを揺らしたが、その前にDF昌子源がファウルを犯したため、ゴールは認められず。前半は無得点で折り返します。
優勝を決めるためにも1点が欲しい鹿島は、後半3分にFW金崎夢生が左サイドを突破してクロス→右サイドを走り込んだ伊東がシュートを狙うが、磐田GKカミンスキーに防がれる。後半7分には右サイドのクロスに金崎が飛び込むもシュートはゴール左に外れ、後半15分にはFW土居聖真がシュートを放つもGKに押さえられる。
鹿島は後半31分に鈴木優磨を投入すると、34分に味方のクロスに頭で合わせるも決められず。後半36分、MFレオ・シルバのパスを受けたMFレアンドロがドリブルで仕掛け、PA内でDFをかわしてシュートを打ったが、枠を捉えられず。後半37分にペドロジュニオールを投入。後半42分、右サイドの伊東のクロス→逆サイドの山本脩斗のヘディングシュートは大外れ…。最後まで攻め続けた鹿島だったが、磐田の堅い守備を崩し切れずタイムアップ。0-0の引き分けて勝ち点1止まり。


この結果、鹿島と川崎が勝ち点72で並びましたが、得失点差で川崎+39、鹿島+22となり、川崎フロンターレが2017年のJ1リーグ優勝を果たしました!2000年にJ1に初めて昇格してから、J1リーグ年間総合2位が3回、リーグ杯準優勝3回、天皇杯準優勝1回。今季もルヴァンカップ準優勝、天皇杯とACLでベスト8敗退。リーグ戦も33節まで2位につけていて、最終節で鹿島を抜いて逆転。「シルバーコレクター」と言われ続けてきた川崎が、ついに国内初タイトルを獲得しました。
今年の川崎フロンターレは、昨季まで指揮を執った風間八宏氏から鬼木達監督に代わり、エースだった大久保嘉人が退団。シーズン前半は一時9位まで下げ、17節終了時点で勝ち点32の5位でした。しかし、第20節から最終節まで15戦無敗(11勝4引き分け)と驚異の追い上げを見せました。今季から主将に就任した小林悠選手は、この日の大宮戦でハットトリックを達成。34試合で23得点を挙げて得点王に輝きました。
試合後のセレモニーでは、優勝シャーレの代わりに風呂桶を掲げるパフォーマンスも。優勝シャーレとトロフィーは、鹿島が優勝すると思ってヤマハスタジアムに持って行っちゃったのかな。長かった無冠の時代が終わり、いよいよこれからは黄金時代の幕開けとなるといいですね。

一方の鹿島アントラーズは、優勝に王手をかけながらも、まさかの2試合連続スコアレスドローでV逸。前半を首位で折り返し、川崎を上回る23勝を挙げ(※川崎は21勝)、33節まで首位をキープしたのに。この日は西選手が前半で負傷交代、植田選手の幻のゴールがあったり、後半も決定機で決められませんでした。連覇のプレッシャーが重かったのかもしれないな…。




その他の試合
●ヴィッセル神戸(勝ち点44)1-3清水エスパルス(勝ち点34)〇
〇ヴァンフォーレ甲府(勝ち点32)1-0ベガルタ仙台(勝ち点41)●
〇アルビレックス新潟(勝ち点28)1-0セレッソ大阪(勝ち点63)●
〇柏レイソル(勝ち点62)1-0サンフレッチェ広島(勝ち点33)●
●浦和レッズ(勝ち点49)0-1横浜Fマリノス(勝ち点59)〇
〇北海道コンサドーレ札幌(勝ち点43)3-2サガン鳥栖(勝ち点47)●
△FC東京(勝ち点40)0-0ガンバ大阪(勝ち点43)△

新潟と大宮の降格が決定したJ1残留争いは、清水と甲府がともに勝ち点3を獲得。清水は先制されながらも3点を奪い返して逆転勝ちを収め、年間14位で残留決定。甲府は後半終了間際にリンスが決勝点を挙げたものの時すでに遅し…。年間16位でJ2降格となってしまいました。新潟は4連勝で最下位を脱出し、川崎に大敗した大宮が最下位となりました。
柏レイソルは広島に勝って年間4位。来年度のACL出場権に望みをつなぎました。10年ぶりにACLを制した浦和レッズはマリノスに敗戦。リーグ戦3連敗で、クラブW杯に向かいます。











ロシアW杯組み合わせ抽選会 日本代表はコロンビアとポーランドと同組。

2017年12月02日 | soccer
来年6月に開催される「FIFAワールドカップ ロシア2018」の組み合わせ抽選会が、日本時間1日深夜にモスクワで行われました。6大会連続でW杯に出場する日本代表、本大会では強豪国が揃う厳しいグループに入ることも予想されます。果たして日本はどの国と戦うのか?



▽ポット1
ドイツ、ブラジル、ポルトガル、アルゼンチン
ベルギー、ポーランド、フランス、ロシア

▽ポット2
スペイン、ペルー、スイス、イングランド
コロンビア、メキシコ、クロアチア、ウルグアイ

▽ポット3
デンマーク、アイスランド、コスタリカ、スウェーデン
チュニジア、エジプト、セネガル、イラン

▽ポット4
日本、セルビア、ナイジェリア、モロッコ、
パナマ、韓国、サウジアラビア、オーストラリア


ポット1は開催国のロシアをはじめ、前回王者のドイツ、優勝5回ブラジルなどの8か国。ポット2には南アフリカ大会優勝のスペイン、コロンビア、イングランドなど。ポット3はW杯初出場のアイスランド、アジア最上位のイランなど。ポット4には日本、韓国、オーストラリアなどのアジア勢に加え、セルビアとパナマが入っております。



組み合わせ抽選の結果はこちら。
【A組】ロシア、サウジアラビア、エジプト、ウルグアイ
【B組】ポルトガル、スペイン、モロッコ、イラン
【C組】フランス、豪州、ペルー、デンマーク
【D組】アルゼンチン、アイスランド、クロアチア、ナイジェリア
【E組】ブラジル、スイス、コスタリカ、セルビア
【F組】ドイツ、メキシコ、スウェーデン、韓国
【G組】ベルギー、パナマ、チュニジア、イングランド
【H組】ポーランド、セネガル、コロンビア、日本

日本代表はグループHに入り、コロンビア・ポーランド・セネガルと同組に入りました。6月19日の初戦にコロンビア、24日の2戦目にセネガル戦、28日の第3戦でポーランドと対戦が決定。
他のグループでは、開催国のロシアはグループAに入り、14日の開幕戦でサウジアラビアと対戦。グループBはスペインとポルトガルが同組となり、大会2日目の15日に両チームが直接対決。ブラジルはスイス&コスタリカと同組。グループFはドイツ・スウェーデン・メキシコと強豪がひしめく「死のグループ」。韓国は最悪な組に入ってしまいましたね…。

W杯のグループ分けを見ると、日本はB組とドイツのいるグループに入らなくてよかったなあって思います。でも、W杯の初戦でまたコロンビアとやるのか…。前回のブラジル大会では1-3と完敗を喫し、ロシア大会ではリベンジマッチとなります。決勝トーナメントに進むには、初戦で勝ち点を獲得することが必須条件ですが、日本は過去のW杯で南米勢に3戦全敗と大の苦手。初戦でいきなり南米のチームだから、勝ち点を取るなんて無理かもしれない…。
ポーランドとセネガルはW杯では初対戦。セネガルは2002年の日韓W杯で、フランスを破る番狂わせを起こし、その勢いでベスト8入り。過去3度対戦して2敗1分けと未だに勝てていません。ポーランドは親善試合で2度対戦し、日本が2戦2勝。今度対戦するときは、2002年の親善試合以来16年ぶりとなります。


2大会ぶりのW杯勝利&決勝トーナメント進出を目指す日本代表は、11月の欧州遠征で強豪国との2連戦を行いましたが、ブラジル戦は1-3で敗れると、ベルギー戦では0-1と惜敗。さすがに世界との差を痛感させられました。12月には「EAFF E-1 サッカー選手権2017(旧名:東アジアカップ)」が行われ、国内組のみが招集されています。この大会で活躍して、ロシアW杯代表入りにアピールする選手が1人でも多く出てきてほしいと思っています。





浦和レッズが2度目のACL制覇!10年ぶりのクラブW杯出場決定!

2017年11月25日 | soccer

サッカーのアジアクラブ王者決定戦・AFCチャンピオンズリーグの決勝戦「浦和レッドダイヤモンズVSアルヒラル(サウジアラビア)」は25日、埼玉スタジアム2002で第2戦が行われました。リヤドでの第1戦は1-1の引き分けに終わりましたが、浦和が貴重なアウェーゴールを獲得。この第2戦で勝つかスコアレスドローならば浦和の優勝、逆に2-2で終わった場合はアルヒラルの優勝となります。10年ぶりのアジアの頂点へ、浦和レッズがホームで優勝を飾ることができたのか?


スタメンはこちら
[浦和レッズ]
GK 1 西川周作
DF 5 槙野智章
DF 6 遠藤航
MF 3 宇賀神友弥
MF 10 柏木陽介
MF 15 長澤和輝
MF 16 青木拓矢
MF 22 阿部勇樹
FW 8 ラファエル・シルバ
FW 9 武藤雄樹
FW 30 興梠慎三

[アルヒラル]
GK 1 アルムアイフ
DF 2 アルブライク
DF 12 アルシャハラニ
DF 33 ハウサウィ
DF 70 ジャハファリ
MF 7 アルファラジ
MF 8 オタイフ
MF 16 ミレシ
MF 24 アルアビド
MF 29 アルドーサリ
FW 77 ハルビン



アルヒラルのボールでキックオフしたこの試合、前半開始23秒に相手DFがトラップミス→浦和の長澤がボールを拾い、左足でシュートを放ったが、ゴール左に外れる。8分には敵陣の高い位置で長澤が相手ボールを奪い、ドリブルで持ち込んでゴール正面の位置からシュートするも、GKにキャッチされます。11分、浦和は右サイドでFKのチャンスを得ると、柏木センタリング→ラファエルシルバが飛び込むも合わすことができず。
アルヒラルは前半25分、アルドーサリがドリブルで浦和DFをかわして右足を振り抜いたが、ボールはクロスバーを越えます。27分にはミレシがFKを蹴ったが、最後はGK西川が押さえる。32分、アルファラジのスルーパス→左サイドのアルシャハラニがペナルティエリア内でグラウンダーのクロスを入れたが、ゴール前で浦和DF槙野がクリア。アルヒラルのエース・ハルビンに通らず。
浦和は38分、左サイドで宇賀神がクロス→ニアサイドで興梠が飛び込むもシュート打てず。40分には長澤が左サイドにパスを送ると、ラファエルシルバがPA内に入るもシュートまで持ち込めず。その直後にアルヒラルはアルドーサリがシュートを放つも枠外。42分、ミレシがハルビンとのワンツーから右足でシュートを打ったが、右に外れた。前半は両チームともゴールが奪えず、0-0で終えました。

後半開始早々、浦和は宇賀神クロス→長澤の落とし→ラファエルシルバの右足シュートはゴール左。アルヒラルは後半5分、ゴールほぼ右寄りからのFKをハルビンが直接狙うが、左に外れてしまう。後半13分、アルヒラルの左CKからアルドーサリがミドルシュートを狙うもDFに当たり、こぼれ球をミレシが押し込もうとするが、GK西川がキャッチします。浦和は後半16分、左サイドで武藤が縦パス→柏木がドリブルで一気に突破してシュートまで持って行ったが、DFに当たった。
アルヒラルは後半17分にハルビンを下げてFWファラタ、23分にはFWアルカフタニも投入。浦和は後半24分、左サイドで宇賀神が左足でクロスを上げると、ファーサイドの武藤が頭で合わせたが、相手GKの好セーブに阻まれて得点ならず。その直後には柏木も左足ミドルを放ったが、強引すぎたか…。後半28分、浦和はPA手前左の位置でFKを獲得。柏木のセンタリングに興梠がヘディングシュートを放つもGKに防がれ、ゴール前でラファエルシルバと槙野が詰め寄るも、こぼれ球を押し込めず…。絶好の決定機だったが、もったいなかった。
後半29分、浦和は宇賀神に代わってDFのマウリシオが入る。後半32分、アルドーサリが浦和DF遠藤を倒したとして、2枚目の警告を受けて退場処分。アルヒラルは10人でプレーをする羽目に。その後、後半39分に興梠→ズラタンが入った。
このままスコアレスなら浦和優勝という中で迎えた後半42分、試合が動きます。中盤で武藤が前線に浮き球のパスを入れると、パスを受けたラファエルシルバが反転してから抜け出し、右足でゴールに叩き込む!浦和が終盤に得点を奪い、優勝へ大きく前進!そして、アディショナルタイムの反撃を振り切り歓喜のタイムアップ!浦和レッズが第2戦を1-0で勝利し、ACL優勝を果たしました!



浦和レッズやりました!10年ぶり2度目のAFCチャンピオンズリーグ優勝です!第1戦は1-1の引き分け、この日の2戦目は1-0で勝ち、2戦合計2-1でアルヒラルを下しました。Jリーグ勢がACLを制したのは、2008年大会のガンバ大阪以来9年ぶり3度目。ガンバが優勝して以降、韓国勢や中国勢のクラブが優勝していましたが、浦和がアジアの壁を破り、クラブW杯の出場権を手にしました。
優勝を決定づけるゴールを挙げたラファエル・シルバ選手は、先週の第1戦でも先制点をたたき出し、決勝戦で2戦連発。前回の試合で足首を痛めて途中交代、さらには相手サポーターからの人種差別の被害を受けました。それでも、色々な問題を乗り越えての活躍ぶり。試合後のインタビューでは男泣きを見せていました。ラファエル選手は今季、アルビレックス新潟から加入し、リーグ戦で12得点、ACLでも9得点を挙げております。
今大会の浦和レッズは、グループリーグを4勝2敗でF組1位通過。決勝トーナメント1回戦の済州ユナイテッド戦では、1戦目を0-2で敗れたものの、2戦目で3点を奪い返して逆転勝ち。しかし、試合後の乱闘騒ぎで後味の悪さが残りました。準々決勝の川崎フロンターレ戦では、初戦を1-3で落としましたが、第2戦で4-1と圧勝。2戦合計5-4の大逆転勝利。準決勝の上海上港戦は、1戦目は1-1の引き分け、2戦目は1-0で勝ちました。上海上港はフッキ、オスカル、エウケソンの元ブラジル代表選手が在籍していますが、スター選手を抑えての決勝進出は大きかったですね。
ちなみに、ホーム・埼スタでの試合は6試合で全て勝利!ホーム全勝でのACL制覇は大会史上初の快挙だそうです。

アジア制覇を果たした浦和レッズは、12月6日からUAEで開催される「FIFAクラブワールドカップ2017」にアジア代表として出場。日本時間9日の準々決勝で、開幕戦の「アルジャジーラVSオークランドシティ」の勝者と対戦。勝てば準決勝で欧州王者・レアルマドリードと戦えます。昨年は鹿島アントラーズがレアル相手に延長戦の死闘を演じ、敗れはしましたが大健闘を見せました。浦和もレアルに互角の勝負ができることを期待したいところ。
この大会には、本田圭佑選手が所属しているパチューカ(メキシコ)も出場。浦和とパチューカが対戦する可能性もあるかもしれません。浦和レッズ、本田選手、さらにはクリスチアーノ・ロナウド選手も見られるから、とても楽しみです。浦和レッズの選手の皆さん、クラブW杯でも頑張って下さい。









JリーグYBCルヴァンカップ決勝 セレッソ大阪が初のタイトル獲得! 

2017年11月04日 | soccer

Jリーグの「YBCルヴァンカップ」の決勝戦が4日、埼玉スタジアム2002で行われました。25周年を迎えたこの大会、今年の決勝戦は川崎フロンターレVSセレッソ大阪の組み合わせに。どちらかが勝てば大会初優勝、さらにはクラブ史上初のタイトル獲得となります。無冠返上をかけた一戦は、開始早々に試合が動きました。



両チームのスタメンはこちら
[セレッソ大阪]
GK 21 キム・ジンヒョン
DF 2 松田陸
DF 14 丸橋祐介
DF 15 木本恭生
DF 22 マテイ・ヨニッチ
MF 6 ソウザ
MF 10 山口蛍
MF 16 水沼宏太
MF 46 清武弘嗣
FW 8 柿谷曜一朗
FW 9 杉本健勇

[川崎フロンターレ]
GK 1 チョン・ソンリョン
DF 18 エウシーニョ
DF 5 谷口彰悟
DF 23 エドゥアルド
DF 7 車屋紳太郎
MF 21 エドゥアルド・ネット
MF 10 大島僚太
MF 14 中村憲剛
MF 13 三好康児
MF 41 家長昭博
FW 11 小林悠


川崎ボールでキックオフした前半、開始直後にセレッソの左サイドのスローインから、川崎DFエドゥアルドがクリアミス。ボールはセレッソFW杉本に渡り、右足でゴールに叩き込む。試合開始わずか47秒でセレッソが先制点を奪います。セレッソは13分に柿谷がミドルシュートを放つが、左に外れます。
追いかける川崎は16分、エウシーニョが右サイドからシュートを放つも、GKの好守にはばまれる。18分には右サイドのFKを憲剛が蹴るも、相手にクリアされる。26分には家長のスルーパス→三好がドリブルで仕掛けたが、折り返しは味方に通らず。30分には三好がミドル、33分にはエウシーニョのシュートも決まらない。
41分、セレッソは清武が相手のクリアミスからシュートを放つも、川崎GKの好セーブに防がれた。川崎も43分に家長のパスを受けた憲剛が左足を振り抜くもシュートは決まらず。前半はセレッソ1点リードで折り返し。

後半に入り、川崎は三好に代えてMF長谷川竜也を起用。後半3分、右サイドのエウシーニョのグラウンダークロスから小林がシュートを放ったが、これはGKの正面…。後半11分には家長クロス→小林がオーバーヘッドキックを試みたが、シュートは枠外…。後半15分は波状攻撃を仕掛け、最後は長谷川がシュートを打ったが、枠を捕らえることができません。その直後、セレッソは味方の縦バスから柿谷がシュートを狙うもGKにキャッチされた。
川崎は後半19分、敵陣の高い位置で小林が相手に倒されたがノーファウル。選手たちが抗議するも判定は覆らず。後半26分には憲剛の右CKから谷口が飛び込んだが、ヘディングシュートは決まらず。後半30分、エウシーニョに代えてFW知念慶を投入。すると32分に自らドリブルで仕掛けて、小林にパスを送るが、通らなかった。さらに33分、左サイドのクロスに長谷川が頭で合わせたあ、枠の左に外れる。後半35分には阿部浩之を送り込むみ、42分にシュートを打ったものの大外れ。
セレッソ1点リードで迎えた後半アディショナルタイム、我慢の時間帯が続いたセレッソにチャンス到来。DF松田が自陣右サイドからロングボールを蹴り込むと、清武→水沼とつなぎ、水沼のパスを受けたソウザがGKをかわし、左足でゴール右隅に流し込む。セレッソが後半終了間際に大きな追加点を奪い勝負あり!セレッソ大阪が2-0で川崎フロンターレを下しました。


ルヴァンカップ決勝戦はセレッソ大阪が初優勝。1995年にJリーグに参入してから、23年目で悲願の国内タイトル獲得を果たしました。杉本選手の先制弾の後、川崎に攻め込まれる時間が長く続きましたが、堅い守りで同点を許さず。後半アディショナルタイムにソウザ選手のダメ押し弾が生まれ、川崎にトドメを刺しました。最後まで集中力を切らさず、少ないチャンスをモノにしました。先制点を挙げた杉本選手が今大会のMVPに選ばれたけど、ソウザ選手の貢献度の方が大きかったような気がします。
敗れた川崎は、またしても決勝戦で涙を呑み、無冠返上ならず。開始直後にエドゥアルド選手のクリアミスから失点。シュートを11本も放ちながらも、1点が遠かった…。川崎はこの大会に過去3度決勝に進みながらも、全て無得点で敗戦。4度目の決勝進出となった今年も無得点に終わりました…。今季はACLで準々決勝敗退、天皇杯もベスト8止まり、ルヴァンカップで準優勝、そしてJ1リーグでは首位・鹿島に勝ち点4差の2位につけていますが、逆転優勝は厳しいかも。今年もまた無冠のまま終わるのでしょうか。

ルヴァンカップも終了し、2017年のJ1リーグもいよいよ大詰め。J1首位の鹿島アントラーズは、5日にカシマスタジアムで浦和レッズと対戦。勝てばリーグ連覇に王手となるだけに負けられない一戦となりそう。2位の川崎は18日にホームでガンバ大阪と対戦。逆転優勝に望みをつなぐには勝ち点3が必要だ。ルヴァンカップを制したセレッソは、アウェーで横浜Fマリノスと戦います。3位争いの方も熾烈です!
残留争いでは、最下位・アルビレックス新潟と17位・大宮アルディージャが、18日の結果次第でJ2降格となってしまいます。大宮は昨シーズン年間総合5位と大躍進しましたが、今季は開幕から低迷…。リーグ優勝3回のサンフレッチェ広島も降格圏内の16位にいます。広島東洋カープが日本シリーズ出場を逃し、さらにはサンフレッチェも降格したら、広島の人たちが凄い悲しむと思います。17位・大宮アルディージャから15位・ヴァンフォーレ甲府までの勝ち点差は「4」。逆転残留はあるのだろうか?








ロシアW杯へのサバイバル!日本VSニュージーランド戦。

2017年10月06日 | soccer

サッカー国際親善試合「キリンチャレンジカップ2017 日本代表VSニュージーランド代表」が6日、豊田スタジアムで行われました。ロシアW杯のアジア最終予選で本大会出場を決めたハリルJAPAN。10月の強化試合2連戦から、W杯メンバー入りを賭けた戦いが始まります。今回のNZ戦で見せ場を作った選手は果たしていたのでしょうか?


スタメンはこちら
[日本代表]
GK 1 川島永嗣
DF 5 長友佑都
DF 19 酒井宏樹
DF 20 槙野智章
DF 22 吉田麻也(Cap)
MF 2 井手口陽介
MF 10 香川真司
MF 16 山口蛍
FW 9 武藤嘉紀
FW 11 久保裕也
FW 15 大迫勇也

日本はこの試合、槙野がセンターバックに入り、中盤には井手口と山口のダブルボランチ、香川と武藤も久々にスタメン出場を果たしました。



日本は前半開始から相手陣内に攻め込みます。開始15秒に香川がファーストシュートを放つが、GKにキャッチされる。前半6分、右サイドを駆け上がった久保が右足クロス→ニアサイドで大迫が飛び込むが、相手DFが先にクリア。8分、左CKで井手口がボールを高く蹴り上げると、ファーサイドから槙野がボレーシュートを狙うも相手に当たる。その後、山口が頭で前線へパスを送り、武藤が倒れた後、ペナルティエリア内に進入した香川が右足を振り抜いたが、シュートはポスト右直撃。10分には大迫がミドルシュートを放つも枠を捉えることができません。
前半23分、日本は山口が高い位置でボールを奪うと、香川がPA手前の位置からシュートを打つも枠外。ニュージーランドは前半30分、MFバーバルーゼスの浮き球パスから、FWウッドが抜け出してシュートしたが、バーの上。日本は33分、久保がDFラインの裏を抜け出してから、GKをかわしてシュートを放ったが、わずかにゴール左。43分、左サイド長友のクロス→大迫が頭で合わせたが、クロスバーの上を超えてノーゴール。日本は再三決定機を作りながらも得点を奪えず。前半は両チーム無得点で終了。

後半4分、日本は右サイドでボールを回した後、山口がドリブルで仕掛けてから左足シュート。これが相手DFの手に当たり、PKを獲得。PKを得た日本は、大迫がゴール右隅に決め、ようやく先制点を奪います。
しかし後半13分、ニュージーランドは右サイドのFWロハスがクロスを上げると、ゴール前詰めていたウッドがヘディングシュートを決め、1-1の同点とします。
追いつかれた日本は、後半15分に大迫→FW杉本健勇、香川→MF小林祐希の2人を投入すると、後半25分にはFW乾貴士がピッチに入る。後半28分、DFの吉田が右足ミドルを狙うもダメ。後半29分には長友のロングパス→杉本がドリブルで持ち込んでシュートしたが、右に外れます。31分には久保が倒された後、こぼれ球を拾った長友がシュート。枠内に飛んだものの、相手GKの好守にはばまれる。
後半40分、左サイドで乾のパスを受けた小林が左足シュートを放つもGKに防がれる。後半42分、左サイドの乾がドリブルで仕掛けたあとにクロス→ファーサイドで酒井宏が頭で落とし、最後は途中出場のMF倉田秋が頭で押し込んでゴール!倉田の勝ち越しゴールが決勝点となり、日本が2-1でニュージーランドを下しました。


雨の中行われたニュージーランドとの強化試合は、格下に苦しみながらも辛くも勝利。前半は再三の決定機を外し、後半に大迫選手のPKで先制しながらも同点に追いつかれましたが、乾選手が入ったところからリズムを取り戻し、終了間際に倉田選手のダイビングヘッドが生まれました。
後半25分からピッチに入った乾選手は、何度にわたりチャンスを演出。後半42分の決勝点は、乾選手の仕掛けがきっかけといえます。酒井宏樹選手の落とし方も良かったし、倉田選手も泥臭いながらも気持ちがこもっていました。倉田選手は後半37分に井出口選手に代わって出場し、それから5分後に代表初ゴール。少ない時間で結果を残し、ハリルホジッチ監督の期待に応えてみせました。この1点をきっかけに代表に定着できるといいですね。
日本代表はこの後、10月10日に横浜国際総合競技場(日産スタジアム)でハイチ代表と対戦。FIFAランキングでは、日本が40位に対し、ハイチは48位。順位的には格下ですが、未知の相手なので、今回以上の苦戦も強いられるかもしれないぞ。