日刊魔胃蹴

暑すぎてつらい。

東アジアE-1選手権 中村航輔の神セーブ&井手口ミドル弾で北朝鮮に勝利!

2017年12月09日 | soccer

東アジア地区のサッカー最強国を決める「EAFF E-1 サッカー選手権」の第1戦・日本代表VS北朝鮮代表が9日、東京・味の素スタジアムで行われました。7年ぶりの日本での開催となる今大会、日本代表は国内組のみで臨みます。ロシアW杯への絶好のアピールの場。果たして生き残るのは一体誰か?


スタメンはこちら
[日本代表]
GK 12 中村航輔
DF 3 昌子源(Cap)
DF 4 谷口彰悟
DF 5 車屋紳太郎
DF 20 室屋成
MF 2 井手口陽介
MF 8 高萩洋次郎
MF 17 今野泰幸
FW 7 倉田秋
FW 11 小林悠
FW 15 金崎夢生

[北朝鮮代表]
GK 1 リ・ミョングク(Cap)
DF 2 シム・ヒョンジン
DF 3 チャン・グクチョル
DF 4 パク・ミョンソン
DF 6 カン・グクチョル
DF 18 リ・ヨンチョル
MF 5 リ・ウンチョル
MF 9 パク・ソンチョル
MF 16 リ・ヨンジ
FW 11 チョン・イルグァン
FW 23 キム・ユソン



日本のボールで始まったこの試合、立ち上がりは一進一退の攻防が続く。先にチャンスが生まれたのは日本でした。前半14分、左サイドで今野の縦パス→金崎がヒールでスルー→倉田がDFラインの裏へ抜け出し、右足でゴールに流し込んだが、オフサイドで得点が認められず。北朝鮮は22分、味方からのロングパスに反応したキム・ユソンがPA内でDFに倒されるもファウル無し。
25分、北朝鮮はFKからリ・ヨンジがミドルシュート→ゴール前にいたチョン・イルグァンが右足で押し込もうとしたが、日本GK中村航輔がキャッチします。26分にはパクミョンソンのスルーパス→キムユソンのPA右からのシュートを中村がパンチングで防ぐと、こぼれ球をリヨンジがダイビングヘッドを放ったが、GK中村がキャッチ。
日本は30分に左サイドの車屋のクロス→ゴール前で金崎がヘディングシュートを見せるも大きく外れる。39分には金崎が左サイドでドリブルを仕掛けてからクロスを入れ、ニアサイドで高萩がシュートを放つも左に外れる。前半はお互い決め手を欠き、0-0で終了。

後半に入っても北朝鮮が押し込む展開。後半5分にDFシム・ヒョンジンがミドルを放つもGK中村に防がれ、後半7分には左サイドのクロスにパク・ミョンソンが飛び込むも、ポスト左を直撃。日本は後半11分、高萩を下げてFW伊東純也を投入。すると前半12分、右サイドの伊東がクロス→ボールが逆サイドに流れるも倉田が拾ってクロス→ゴール前で小林が飛び込んだが、トラップが大きすぎた。後半14分、右サイドで伊東が相手ボールを奪うと、そのままドリブルからクロスを入れる。金崎にボールが渡ったが、シュート打てない…。後半18分には谷口の縦パス→前線に上がった室屋が折り返すも、金崎には通らず。
後半20分、北朝鮮はリヨンジが右足ミドルを放つもゴール右に逸れる。さらに後半23分、左サイドのクロスからチョンイルグァンがヘディングシュート。しかし、日本GK中村がファインセーブを見せ、ゴールを割らせない!その1分後にはパクミョンソンがフリーの位置からシュートを放つもクロスバーの上。北朝鮮は再三の決定機でゴールを奪えない。
先取点が欲しい日本は後半26分にFW川又堅碁、36分にはMF阿部浩之を投入し、3枚の交代枠を使い切る。後半37分、北朝鮮はチャン・グクチョルの浮き球の縦パスから、チョン・イルグァンが右足を合わせたが、GK中村航輔がシュートを防ぐ!またもやスーパーセーブが生まれます!後半41分には左サイドのFKからチョン・イルグァンらが飛び込むが、わずかにゴール左…。再三にわたり日本ゴールを脅かし続けます。
0-0で迎えた後半アディショナルタイム、左サイドでボールをつなぎ、車屋のクロスから川又がヘッドで合わせたが、北朝鮮GKのセーブに阻まれる。このまま終了かと思われた後半49分、ついに試合が動きます。日本がカウンターを仕掛け、左サイドで阿部がドリブルで持ち込むと、パスを受けた川又が左足でクロスを上げる。ファーサイドで今野が頭で落とすと、PA手前で井手口が右足を振り抜いてシュート。ボールは北朝鮮の選手に当たると、ゴールネット一直線!終了間際に井手口のシュートが決まり、日本が1-0で北朝鮮に勝利しました!





ハリルジャパンの「E-1選手権」の初戦は、FIFAランクで格下の北朝鮮を相手に苦戦を強いられましたが、ゴールマウスを守った中村航輔選手の神懸かったセーブを連発すると、試合終了直前に井手口選手の値千金の一発が生まれました。引き分けかと思ったけど、井手口選手がラストプレーでやってくれましたね。難敵を破って勝ち点3を獲得した日本代表、4年ぶり2度目の大会制覇へ白星発進です。
この試合のヒーローである中村選手は、この試合が代表デビュー戦。北朝鮮の分厚い攻撃を防ぎ続け、前半25分過ぎの至近距離でのシュートを防いでから勢いに乗り出し、後半はファインセーブが2度もありました。これが西川周作か東口順昭だったら、2点以上も許して負け試合だったと思います。今回の試合は本当に中村選手に助けられたなあ。
中村選手はリオ五輪では正GKを務め、今季のJリーグでベストイレブンを受賞。フル代表初先発で無失点に抑えたのはかなり大きい、次の中国戦か韓国戦でも先発で起用されると思う。そして、ロシアW杯代表入りに一歩近づいたかもしれません。
決勝点を挙げた井手口選手は、今年8月のW杯最終予選・オーストラリア戦に次いでの代表2得点目。最後の最後に思い切った右足ミドルがゴールに突き刺さりました。あのシュートは北朝鮮の選手に当たってコースが変わったんですよね。当たってなければGK正面でした。豪州戦ではロシアW杯行きを決定づける一撃、今回はアディショナルタイムでの劇的ゴール。2つとも記憶に残るようなものばかりですな。

E-1選手権男子の部第1戦は、日本が北朝鮮に勝って勝ち点3を手にし、中国と韓国が1-1で引き分けて勝ち点1ずつ。初戦を終え、日本が単独首位に躍り出ました。ハリルジャパンはこの後、12日の第2戦で中国代表、16日の第3戦で韓国代表と戦います。次の中国戦で勝てば優勝に大きくので、しっかり勝ってほしいところだ。














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