子供の頃の「好きなもの、嫌いなもの」は案外、生涯、その傾向は変わりません。好きな人、嫌いな人、この傾向もそう簡単には変わりません。ここでの好き嫌いはもっぱら感情の世界について論じていきます。感情の世界での好き嫌いの話です。人間には思考、感情、行動の3つがありますが、その感情の世界について思索していこうとしています。感情の処理方法が賢くなれば、顔で笑らっているのに、実は心の奥底では苦々しく感じていれば、ついつい顔がひきってくる、という現象は誰にでもある事ですが、出来れば、顔と心はいつも一致して生活すれば自律神経症は無くなるかもしれません。感情の処理方法を勉強した場合としない場合は自分の人生が大きく左右されます。嫁と姑、職場の人間関係、父母会、マンションの理事会等など、この関係での人間関係も案外、楽しくできるかもしれません。さて、自分の生育史の思い出(特に子供時代の思い出が大事なのですが)の中で嫌いなもの(食べ物、人、状況)を思い出して下さい。更に好きなものも思い出して下さい。この好きなものの原型、嫌いなものの原型が、その人の生育史でとても重要な原型だ、と言われています。三つ子の魂、百までも、という諺はとても重要でカールロジャースと言う学者はその有名なパースナリテイ理論・命題4でこう定義しています。「有機体は一つの基本的な傾向と渇望をもっている、すなわち、体験している有機体を現実化し、維持し、強化することである」と定義しています。さて自分の生育史上での上記の思い出を倫理道徳で評価すると自虐的になる危険がありますので、自分の生育史の解釈についてはいつも暖かくも守り肯定的に解釈する必要があるようです。子供時代の生育史は歴史の必然であり、親を選べないように、子供は生育史も選べません。好き嫌いの原型を把握し、その傾向と渇望を知るだけで今後の事が見えてきます。次回またお話します。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:9>
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(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。
(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。
(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。
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