今朝の朝日新聞一面に企業人の心の病の話が掲載されていました。このような現象を波打ち際で防ぐのは難しく、その状況になる遥か以前に手をうっていないと、心の病を防ぐ事は案外難しいのです。「生き甲斐の心理学」は欧米の比較文化・比較宗教学の研究室で若い頃、勉強しましたが、ギリシャ時代から不思議に思われている現象がありました。それは自問自答の内容が或領域に触れていれば、人は元気になる、と言う現象です。或領域の自問自答は、そう変化が起きないのですが、或領域の自問自答は、その人の精神活動に安定を与える現象を古来から研究している人々がいました。プラトンをはじめとする哲学者の集団です。当時は、それなりの魂論とかで説明していましたが、現代では、その答えは大脳生理学者、精神医学、医学、心理学、哲学と色々の分野で視点も違い、答えも違うのですが、共通する答えは「心の整理統合化、アイデンティティの統合」です。自分はこれからどう生きていこうか、自分が生きる目的は何だろう、と言う自問自答をすると、混沌とした心の世界が何となく統合されていく現実です。答えが無くてもいいのです。どろどろした心の世界にポツンとした小さな核(問題意識のこと)が出来ると、真珠のように、その周りに少しずつ何か美しいものが結集しだすのです。問題意識をもっと、その答えはもうすでに心の中に少しずつ形成されていく力が人間には潜在しているようです。どろどろした世界に正中線が生まれてくるのでしょう。問題意識を持つ、という精神現象そのものが非常に大事なようです。自然治癒力、デジデリウム(見神慾)、自己成長理論、人の身体は神の神殿というような神学、何故、答えが出るかはそれぞれの学問により違いますが、自分は何の為に生きているか、という自問自答を大事にしたいものです。この自問自答を楽しむのです。あせるとノイローゼになりますので、生き甲斐の心理学を学びながらゆったりと思索することを生き甲斐にするのも、一つの生き方です。気障なようですが、私の生きる目的は「愛である全知全能の神とは?」が生涯の研究課題です。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:16>
自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。
(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。
(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。
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