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生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

人間の「心の仕組み」を知ると楽になる!

2013年08月08日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
社会状況、政治状況、大震災、個人の周囲におきる親しい人々の死、どんな人でも環境の突然の変化が訪れます。そして大いに戸惑い、心配し、次から次へと色々の事柄に対処していかねばなりません。こんな時、学問として勉強しておいた「理論」(心の仕組み)を思い出すと、無駄なエネルギーを使わずに人生が乗り越えられます。その一つに「自己混乱感はアイデンティティの統合により解消する」というエリクソンの理論を思い出した人は幸いです。この人生での自己混乱感は大小様々で、結果としては自殺を乗り越え、大きな挫折を克服し、大きな愛と遭遇し、残された貴重な人生を正中線を確保しつつ、堂々と自分の道を歩ませてくれます。この「堂々と生きる正中線:私は私」と言う自信をアイデンティティの統合、と言います。私は私と堂々と思えるに至るまで、中々上手くいきません。旅に出ると案外この悟りが得やすいようです。一人旅もいいのですが、生き甲斐の心理学を学んでいる学友との旅は、その気付きのスピードは倍加します。倍加どころではなく、数倍も何十倍も気付きのチャンスが増えているのです。今回、私達NPOで奈良を旅しましたが大和三山での散歩では太極拳を天香久山で演舞したりしている時の大きな喜びと感動は言葉に言えない連帯の喜びを感じ、何か人生が安心というか、共に生きている学友が存在していて、その人々と共に明るく元気に爽やかに生きていける安心感、というか平安感というか、幸福曲線(平安感、友好的な感情、健康感、幸福感、統御感)をしみじみと感じました。これはこまごまとした人生のストレス曲線(不安感、怒り、身体症状、鬱、錯乱)を消滅させ、自分を信じて、堂々と生きていこう、という心の整合性(アイデンティティの統合という)を与えてくれました。自己混乱感とアイデンティティと何を信じて生きていこうとするか(忠誠心:信仰心とか、「私は私」という哲学か)、この3つの関連性を理解していると、自己混乱感の嫌な感情生活をいとも簡単に離脱出来る場合が増えてくるのです。日々の生活の中で自分の心が乱れているなあと心配になつた場合、アイデンティティの統合という言葉と、何を信じているか、という忠誠心の領域を自分の生育史に照らしながら自己分析すると、素晴らしい知恵に気付くと言われています。この関連性の理論を覚えていると人生のどんな状況の場合でも自分の心を整理することが簡単に出来そうです。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:1>


自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
(1)テキスト「生き甲斐の心理学:ISBN 978-4-9903527-2-1」はアマゾンでもサンパウロ書店でも全国の書店で販売されています。

(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。


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