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生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

昨日までの私、これからの私

2013年08月20日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
このところ質問が寄せられますので理論めいた答えで恐縮ですが、お答いたします。生身の人間である私もふらふらして生きていますので、厳しいご批判はお手柔らかにお願いいたします。さて、質問の内容は「自己実現:これからの私は、どう生きたらいいのか分からない、なんとかして下さい」です。この質問は当然のことだと思います。恥ずかしい事でもなく、無知、年がいもない等感じたり考えたりするでしょうが、それは無視しましょう。自分は何の為に、これから生きていこうか?という自問自答は遠いギリシャ時代の主要な哲学でした。ギリシャだけでなく、人類最古の文献「ギリガメッシュ叙事詩」の中の最大のテーマでもあります。これからの自分の人生を、どう生きていこうか?」と考えた人は、もう答えを見つけたようなものです。答えは自分の中から探さないと無駄ですので、自分の中の答えを意識化出来るまでに、探究の方法を二つに分けて考えてみましょう。「自分の赤ちゃん時代から昨日までの自分を、どう分析するか?」という道と、「昨日までの自分に関係なく、何か全く別な道を探そうとする道」のふたつです。ここでは昨日までの自分の生育史の中から答えを探す道を暫く思索していきます。生き甲斐の心理学の立場は自分の生育史は人生最高の宝物、という立場ですので、その手法を使います。何故、自分の生育史が最高の宝物かといいますと、自分の傾向と渇望は大脳の中にしっかりと潜在していて、その傾向と渇望に触れない領域は無意識のうちに拒否しているからです。この心の仕組みを知らないと、答えを求めて、私のように、アフリカ、南米、ヨーロッパ、あらゆる分野の書物、を大金を使って旅をする羽目になります。恩人がお金を払って下さったので、私はそんな旅ができましたが、普通の人は、そのような恩人は中々出会えません。生涯、悩んでいる内に、意識的に無視したり、避けたりして、その内死んでしまいます。答えは自分の生育史の中から探すのが一番の近道であることをロジャースやフロイド、ユング、エリクソンは教えてくれました。例えばロジャースの場合、自己成長理論、エリクソンの場合は8つの人格発達論、私も自分の人生体験から納得して、この立場で20代の後半から今まで動いていますが、本当にそうだなあ、と納得して、今の仕事をしています。昨日までの自分から、これからの自分の生きる道を、ではどう掘り起こしたらいいのでしょう?
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:13>


自分の生き甲斐を探究されている方々へ:
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(2)気楽に広く理論だけを学習したい方は、この私のブログの左記の「カテゴリー」欄をご覧下さい。
その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。

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