生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

愛の孤立感を感じている人は幸せか、不幸か?

2013年08月25日 | 第15章自分は何処へ旅してるのか?
今日のテーマは少々、迷いましたが、思い切って恩師の勇気を思い出して書いていきます。1960年代のイギリスでは、とくに研究室には世界各地から来た青年達がいましたが、その時の私の孤独感は生涯、忘れられません。アフリカ、インド、中国、オーストラリア等の青年達、しかも経済力のある家庭の子供でしたから、その華やかな生活には驚きました。大学の入り口まで執事が高級車でおぼっちゃま達を送ってくるのです。中にはアフリカやインドの若者は私的なボディガードを連れて研究室に来る人もいました。そんな時代です。例えばナイジェリアのM君は、その後、アフリカに戻り、部族の争いの犠牲となり39才で死亡など、同じ研究室にいましても、それぞれの運命をたどります。当時の何となく仲良く交際していた学友で今、生き残っているのは私だけ。政変で、アフリカの文化研究中の旅先での食中毒、事故、病気等、置かれた環境での死の遭遇で、それを想うと何とも胸が甘く切なく人生の悲哀を感じます。人により愛の孤独感、孤立感は解釈が違いますが、恩師はいつも良い解釈をするように、身近に起きる森羅万象を明るく爽やかに解釈するようにと熱弁をふるっておられました。「愛の孤立感を感じること自体が不思議な事だ、愛を知らなければ、その孤立感すらも感じないよ、だから、その孤立感を感じたら、後は自分流にどうそれを埋めていくか、その埋め方が君達の人生をきめていくから高尚な哲学をしたまえ」というのが恩師の口癖でした。この続きは明日またいたします。
<自分は何処へ旅しているのだろうか?:18>


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その第1章「愛の領域」から11章(カリタス カウンセラーの基本とは)を見ながら思索すると楽しみながら勉強することが出来ます。

(3)この記事は6年間にわたり私が全力投球して系統的に理論を分かりやすく解説した2275回分の記事です。第1章から11章までを日常の言葉を使用ながら書いたものです。

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