生き甲斐の心理学

自分は何の為に生きているのか? 生き甲斐とは何か、自分の魂と成育史と身体を大事にしているか、を思索していきます。

幸福曲線を知ると人生が変わる!

2008年10月16日 | 第6章:明るい感情の領域
生き甲斐の心理学でいう幸福曲線とは、平安感、友好的感情、健康感、幸福感、統御感の5つを言います。朝、目が覚めて夜、寝るまで、暗い感情と明るい感情が交代で訪れるのが健常者の常ですが、心を病む条件としては殆ど一日、暗い感情でいると必ず心に異常をきたします。ですからふと立ち止まり、今、自分は明るい感情にいるのか、暗い感情の領域にいるのか、識別するだけで人生が変わってきます。暗い感情の人には誰も近づきません、自分も暗いので、暗い人はうんざりなのです。思い通りにいかないのが人生ですが、この2つの領域を意識し、明るい感情の領域で生活する方法を自分流で開発して下さい。これだけは人に依存しても無理な話で、自分流は努力して手に入れる必要があります。人生、この世は考え方を変えると、とても楽しい場所です。:<明るい感情:202-2>:
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明るい感情って何?

2008年10月15日 | 第6章:明るい感情の領域
現代の日本社会でも感情を表現する事に抵抗を感じる人が多いようです。生き方の問題ですので、何とも言えませんが、入院患者さんに感情を抑圧するタイプが大半なので、少々気になる問題です。まして暗い感情、明るい感情が何か、識別できない方が案外居るのです。明るい感情なのに、自分は暗いと、悩んでいるのです。何が暗くて、何が明るいのかを分かりやすく考えていきましょう。心理療法では、明るい感情の領域を5つに分類しています。平安感、友好的感情、健康感、幸福感、統御感の5つです。日常生活で感じている自分の言葉と、この5つを結びつけるとセルフコントロールが大変楽に出来るようになります。このコツを暫く考えてみます。:<明るい感情:202-1>:
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笑いがなくなると、どうなるか?

2008年10月14日 | 第6章:明るい感情の領域
日常生活から笑いを無くすと、必ず自律神経を痛めます。それどころか生きる意欲が消滅し人から敬遠され、本人も自己否定になりがちになります。これは当然の結果です。心の底から笑う人を観察していると厳しい現実から逃避することなく、あるがままを受け入れていますし、夢を持っています。森羅万象を明るく解釈していて歪んだ解釈はしていません。真実を重んじ夢を大切にしていると、現実とのギャップに気づくと笑いの種があちこちに存在しているので、思わず笑ってしまうのです。心底笑うと幸福感を感じ自然とプロラクチンというホルモンが流れだし益々幸福感を感じ生活環境が整えられてきます。:<笑いのある生活:201-5>:

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<笑いの種>を探す神父さん

2008年10月13日 | 第6章:明るい感情の領域
私の身近には努力して笑いの種を探す人が沢山居ます。その職業も様々で、外交官、医者、宗教家、主婦、会社員、学校の先生、色々です。その中でも1924年スロベニア生まれの神父さん~第二次世界大戦、神学生時代に次の銃殺は自分、と言う時に、塀の外の暴発事件を契機に逃げ出すチャンスを掴み、アルプスを越えてスイスに逃れ、バチカンを経由して日本に来て、大学で哲学を教えたり、今でも山中湖を泳いで往復したり、平和になつた故郷の大学で日本の歴史の話をしたりしている某神父さんは日々の生活の中で笑いの種を探し自分と周囲を明るくしている方です。この方と会話するとこの世が明るく爽やかに見えてきて元気になるのが不思議です。:<笑いのある生活:201-4>:
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神様と一緒に笑う人、妖怪悪魔と笑う人

2008年10月12日 | 第6章:明るい感情の領域
笑う門には福きたる、とはよくいったもので、私の知人にも実に爽やかな笑いをする人がいます。その方の身近には自然に良い現象と結果が訪れています。同じ笑いでも人の欠点や悪口で嗤ったりする人は妖怪悪魔と笑う感じですが、同じ笑いでも神様と一緒に笑うと何となく人生の幸福が向うからやってくるようです。自分の今の笑いは神様と一緒に笑っているのか、妖怪悪魔と笑っているのか識別してみましょう。面白いものが見えてきます。:<笑いのある生活:201-3>:
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Aさんが寄席に行く理由

2008年10月11日 | 第6章:明るい感情の領域
落語の好きな人?の中でAさはユニークです。人は大体、同じ場所で笑いますが、或人は他の人が笑い終わった後に、笑う理由が理解出来たので笑出だします。Aさんは何を聞いても可笑しくないのですが、後で笑いだす人が何となく自分と似ているので寄席(よせ)に行くのです。日常生活でもAさんは可笑しい事がないので、殆ど笑わないそうです。何が彼をこうしたのか今のところ、誰もその理由を知りません。楽しいこの世が何故かAさんには理解できないのです。Aさんの職業は天文学の研究者で<分からない、わからない>とぶつぶつ言いながら生活しています。:<笑いのある生活:201-2>:
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プロラクチンと幸福感

2008年10月10日 | 第6章:明るい感情の領域
明るく元気で幸福そうな女性を二つのグループから選びプロラクチンと言うホルモン検査をした論文があります。結婚生活をしている女性と修道女の2グループです。結婚していても、独身生活で神様に仕えている女性でも、幸福感を明示するホルモン・プロラクチンの数値が同じだと言う検査報告書は非常に興味がありました。貧しくても、豊かでも、居住環境が悪くても、笑いのある明るい元気な生活は心構えで達成出来ます。明るい感情を生き甲斐の心理学では<幸福曲線:平安感、友好的感情、健康感、幸福感、統御感の5つ>と言います。今回からこの領域の勉強をしていきます。:<笑いのある生活:201-1>:
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暗い感情は人生の宝物

2008年10月09日 | 第5章:暗い感情の領域
人生から暗い感情を取りだし排除したら本物の生き甲斐には到達出来ません。暗い感情はその人の理想と現実のギャップを浮き彫りにさせ、生き抜きたい方向を明示し、現実の解釈に反省を与える貴重なシグナルです。明るく元気に爽やかに生き抜きたいと思う人、そう思わずに、ひたすら暗く生きている人々が、この原理に気づけば幸せになります。また神経症的に暗い感情を恐れる人がいますが、この暗い感情にこそ人生の宝物が山のように潜在しています。:<明暗の感情:200-5>:
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<暗い感情>を20個、書き出して下さいという試験問題!

2008年10月08日 | 第5章:暗い感情の領域
海外の某大学研究室での心理療法の試験問題です。真面目に書き出しておいて下さい。赤ちゃん時代から今日まで自分を苦しめた暗い感情の言葉、心理学用語ではなく、自分の日常生活で自問自答する時の感情の言葉、例えば、ああ嫌だ、死にたい、生きていてもしょうがない等を全部書き出す作業です。20個の言葉を書き出すのは楽なほうで、普通は50個を書き出すのが常識です。ノートに書いたあと、しみじみとその言葉を見るうちに、こんな言葉に支配されている自分がバカバカしくなり、明るい生活へと飛び出そうとするのが人間です。:<明暗の感情:200-4>:
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乱れ髪

2008年10月07日 | 第5章:暗い感情の領域
源氏物語の世界にも現代社会の男女の世界にも美しい愛の世界があります。結婚した男女が何故か性の世界を異常に排斥するケースが増えてきたのは何故でしよう?本来、性の世界は神の世界、生命を誕生させる神聖な世界です。成育史上での何かの体験が性を汚いものと思わせているのでしよう。性の世界は旧約聖書の〈雅歌〉が賛美しているように清潔で美しい愛の世界です。明るい世界であつて暗い世界ではありません。花嫁と花婿の世界はこの世で一番美しい世界です。:〈明暗の感情:200ー3〉:
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<明から暗へ、暗から明へ>の感情の変化

2008年10月06日 | 第5章:暗い感情の領域
いつ会っても暗い気分の人、どんな環境でも明るく元気な人、この違いの原因はどこから来るのでしょう?解釈のパターン、傾向もありますが、自分の感情の流れの傾向を考えた事のない人が大半です。健全な人ほど、一日の感情の流れが激流のように流れるものです。心の病気になると感情が固定化してしまいます。明るい気分、暗い気分、この変化があるのが、健全な人間の証である事を意識し始めると、自分にとって歓迎しない変な感情にも驚かなくなり、これが普通なんだと意識出来た事で、自分への不安感が半減します。:<明暗の感情:200-2>:
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感情を楽しむと、どうなる?

2008年10月05日 | 第5章:暗い感情の領域
晩年に心が動かなくなる病気は色々あります。目が虚ろになり感動もせず、反応もない、ご飯をいただいてもすぐ欲しがる、相手が誰か、理解出来ない。器質障害は医者の仕事ですが、心因性障害はセラピストの仕事です。若い頃から喜怒哀楽の意味を考えていないと、大変悲劇的な晩年を迎えます。喜怒哀楽を直接表現すると社会生活に支障が出ますので、それをジョークで発散しながら感情の変化を楽しみましょう。感情の抑圧は生命を短くします。:<明暗の感情:200-1>:
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自分の生育史は宝物

2008年10月04日 | 第5章:暗い感情の領域
サイコセラピストでも自分が嫌いな人がいますが、この場合は仕事が上手く流れないようです。人間大好きなセラピストに合うと患者さんも、段々と人間大好きになり人生に希望を感じだします。不幸な星のもとに生まれたと嘆く人々、その気持ちを大切にしたいとは思いますが、どんな生育史でも解釈を正しくすると、その生育史は世界に一つしかない宝物、財産になります。解釈は世界を明るくする唯一の手法です。自己否定から幸福は生まれません。自分の流れ、傾向を知らないと生き甲斐選択で大きな過ちを犯し折角の幸福への機会を掴めません。:<生き甲斐の選択基準:199-5>:
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生き甲斐を意識する上での重要な基準とは?

2008年10月03日 | 第5章:暗い感情の領域
悔いのない人生を送る為には日々の生き甲斐とは何だろうと言う自覚が必要ですが、日々の趣味、仕事、使命感だけでは無理があります。魂を満足させる領域は古今東西の先人の著作を読むと、やはり<メメントモリ:自分の死を意識すること>を意識する事が必要なようです。特に愛の領域(友情、人を大切にする、自分を大切にする、人々に役立ちたい意識)を中心にした人生を最優先する人は悔いのない人生を一直線に歩いているようです。自分の事だけを考えている人はいつも孤独で寂しい人生を送っています。:<生き甲斐の選択基準:199-4>:
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虚しい生き甲斐

2008年10月02日 | 第5章:暗い感情の領域
自分の生き甲斐を意識する重要性に気づいたAさんですが、数か月振りでお会いするたびに、その生き甲斐が替っています。これはこれで試行錯誤で挑戦し、悔いのない人生確立上、素晴らしいことです。人は魂、心、身体で成立しています。心と身体を満たすのも生き甲斐ですが、魂を満たす生き甲斐を最重要な生き甲斐として確保していないと、Aさんのようになります。魂を満たす生き甲斐とは何でしょう?これだけは人に言われてわかるものではなく、自分で探すべきものです。;<生き甲斐の選択基準:199-3>:
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