かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

博多の大穴、もう埋まったの?!

2016-11-11 22:41:29 | Weblog
 本日の最高気温は18.2℃。最低気温は8℃でした。朝5時頃、寒さと尿意で目が覚めた気がしたのですが、案外気温は高めだったようで、どうしてあんなに寒く感じたのか、今から思いますと実に不思議です。一方午前中は外で仕事でしたが、昼間は久しぶりに秋の爽やかな晴れの天気になり、気持ちよく仕事をこなせました。むしろやや厚着しすぎて途中で次々上着を脱ぐ羽目になってしまいましたが、この時期はとにかくこまめに脱いだり着たりできる服装が必須です。

 さて、福岡県博多市の道路陥没事故、あんな大きな水たまりになった穴、復旧まで一体どれくらいかかるものか、と人事ながら心配もしておりましたが、なんと、今日読んだネットニュースによると、穴は既にふさがり、続いて下水道やガス管、電線などのインフラ復旧工事にとりかかっているのだとか。しかも元穴だった埋め立て場所には、既に重機を据えて工事できるようになっていると。
 ・・・幾らなんでも、速過ぎないでしょうか? 単なる穴だけだったなら、とにかく土を放り込んでいけば勝手に埋まるでしょうから、短時間でできてもまあ納得できるのですが、現場は地下水やら下水やらで大きな水たまり状態になっていて、普通に土を放り込んでも底なし沼状態の泥田ができるばかりでしょう。でも、地下水のこともあり、水を抜くのはご法度だったそうで、一体それでどうやって穴を埋めるのか、実に不思議だったのです。
 ところが今は、水の中でも固まるという特殊なセメントを混ぜた土、「流動化処理土」と呼ばれるものがあって、それで水中でも問題なくしっかり固めることができるのだそうです。道路の崩壊で基礎部分が歯槽膿漏の歯茎のごとく痛々しく露出してしまったビルの足元にも「流動化処理土」が投入されたそうで、その作業を24時間操業の突貫工事で取り掛かった結果、わずか3日で穴はすっかり埋まり、重機も上で動かせるほどに固まったのだそうです。仮復旧は週明けの14日の予定だそうで、周辺の立ち入り規制も、14日には解除される見込みとのことです。この流動化処理土、ちょっとぐぐってみたら、関東ローム層などの軟弱な我が国の土壌に対応すべく昭和60年以前から研究が行われ、最近になって使う例が多くなってきているとのこと。国土の特殊性という悪条件を乗り越える必要があったとはいえ、それを普通に工事で使えるコストで解決するとは、なんとも日本の土木技術力は実に素晴らしいものがありますね。ちょっと感動的でした。

コメント
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