かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

戦闘機でおつかい? そんな漫画みたいな話が現実にあるとはねぇ。

2015-07-20 22:41:10 | Weblog
 暑い暑い一日となった三連休最終日、所要があって枚方の実家に帰ってきました。いつもどおり車で往復したのですが、最近あまり数十キロ単位で走ることが無くなっていたためか、道中がやたらと遠く感じられました。平日は毎日往復50キロ以上走っていた2年前からすれば、今や週でも50キロ走っているかどうかという状況で、身体がもうそういう風になってしまっているのかもしれません。とにかく遠く感じられたのとやたら疲れたのと。特に左肩がやたら凝って、痛くてしょうがありません。

 さて、ギリシャ空軍の戦闘機パイロットが、F-16に乗ってトルコとの国境付近の島サモス島上空での警戒行動中に密かに現場を離脱、越境してトルコのSkeという町の近くにある廃飛行場に着陸。機を格納庫に隠した後、歩いて町まで行き3箇所のATMでお金をおろし、ユーロに両替しておよそ2000ユーロを手に、再びF-16を駆ってギリシャに戻り、空軍基地に帰投していた、として、トルコ当局がギリシャに厳重な抗議を行っているのだそうです(ニュース元)。事実だとしたら、戦闘機による領空侵犯に強行着陸にという国際的な問題ももちろんですが、一機50億円以上する戦闘機を自家用機代わりに勝手使いして、30万円足らずの自分のお金を下ろすのに使うという前代未聞の漫画のような話に、一体どんな軍規違反に問われるのか、乾いた笑いが出てきそうな非現実感に襲われます。舞台となったSkeという町をグーグルマップでざっと探してみたのですがどうもよく判らず、ひょっとしてエーゲ海から5キロほど内陸に入ったSökeのことだろうか? と思って、別のニュース記事を確認してみたら、やっぱりSökeでした。しかし、園周辺に歩いて行けるような飛行場跡というのがマップの航空写真を見る限り、滑走路500mくらいのそれらしいのがあったのが分かっただけなのですが、ひょっとしてF-16って離着陸とも数百mあれば十分な軽戦闘機なんでしょうか? レシプロ機ならともかくジェット機は? と素人考えで疑問にも思うのですが、ひょっとしたらもう少し詳しく周辺を調べてみたら、もう少しちゃんとした滑走路が見つかるのかもしれません。

 それにしても、いくらすぐ近くとはいえよほど地理に詳しくないと、ジェット戦闘機で離着陸できて人気もない廃飛行場の存在も判らないでしょうし、このパイロット、計画段階で何度か勝手に「偵察」していたり、あるいはそれ以前のミッションでトルコを領空侵犯して勝手に偵察したりした経験でもあったんじゃないかと想像されます。となるとトルコの防空体制はどうなっているの? とそれもまた疑問なのですが、おおらかな地中海の国々のこと、やる方もやられる方も内容の深刻さの割に、はた目にはまあたまにはいいんじゃないの? と言いたくなるようなどうにも牧歌的な空気が流れているように感じられるのは、こちらが余程の平和ボケだからなのか、はたまたやっぱり漫画的な常識はずれな話だったのか、若干その点が気にはなりますね。

コメント
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