かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

最近、なんとなく「きな臭さ」が一段と濃くなってきているように感じるのは気のせいでしょうか?

2009-09-30 22:35:43 | Weblog
 とうとう9月も今日で終わり、明日から10月と秋本番を迎えるはずなのですが、天候は相変わらずわけのわからない変動ぶりで、明日の最高気温は28℃とちょっとした夏並の蒸し暑さになるのだそう。確かに暖冬予報で暖かい秋になる、という予報は夏ごろ出ていましたけれど、これは暖かいを通り越しているんじゃないでしょうか? 夏の間はまるで秋のような爽やかで涼しい日が多かったですが、ここへ来てその借りを取り返しに来ているかのようです。いい加減本当に秋らしい気候に変わって欲しいです。そうでないと、このままだらだら行って冬になった途端急に寒くなったり、なんていうようなことになるんじゃないか、と不安に駆られますから。

 さて、新首相は漫画・アニメの過激表現規制推進派だそうですし、オリンピック招致ともなれば、あの都知事さんなら都内を「清潔」にするために色々とやらかしてくれそうだったりしますし、何かと不穏な空気があふれかえっているかのように見える昨今ですが、そんなせいかニュースもそれを意識したかのような話が取り上げられているようです。たとえば児童ポルノDVDをネット通販していた人たちが逮捕されたりしてましたが、今日は4歳になる娘のヌード写真を撮影して販売した母親と、購入した岩手県職員なる人物が逮捕されたとの話が出ていました。幸か不幸か、私には4歳の幼児の裸にいくばくかの対価を支払う、という行為が理解しがたいのですが、自分の娘を撮影して、老後の楽しみに取っておく、というのならまだしも、わざわざ他人に売りつける、と言う行為をなす母親の行動にも、想像を絶する奇怪さを覚えます。ヒトの嗜好は千差万別で他人には信じがたい異常なことも、そのヒトにとってはかけがえの無いものだったりする、なんてのは頭ではわかったつもりでいるのですが、いざこういうニュースを目にいたしますと、ヒトの心の闇というか、多様な嗜好性というのは、そう簡単に理解の及ぶものではないのだな、と改めて感じさせられました。
 これらの事案が、これから漫画・アニメ規制への議論を後押しするようなことにならなければ良いのですが、事件があろうが無かろうが規制論議はこれから様々に俎上に上がってくることでしょう。願わくば、せめてその議論が科学的な知見に基づき行われ、我が国のいまや主要文化となっている世界から活力を奪いかねない規制が安易に行われることのないようにと祈りたいですが、理系宰相も規制賛同派とあってはそれも難しい気がいたします。秋はいつまでたっても涼しくならないのに、こちらは総遠くないうちに、冬の時代が到来するのかもしれませんね。

コメント
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