シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

バイオハザード

2010-09-27 | シネマ は行
「IV」の記事を書いていて気付いたんですが、ワタクシ「I」については記事を書いていなかったようです。2001年の作品ですから、ブログを始める前に見た作品で取り上げていなかったらしいです。こないだTV放映があってまた見直したので、あらためて「I」の記事を書きたいと思います。

いま振り返ってみると、やっぱミラジョヴォヴィッチが若いですねー。当たり前ですが。ミラはいまでも十分キレイけど。あとはやっぱ「I」が一番面白いかなぁ。当然のことながら、観客はこのシリーズのアンデッドを初めて見るわけだし、ケルベロス(アンデッド犬)も衝撃でした。ワタクシは敵の中ではこのケルベロスが一番好きです。

全員が戦闘服の中ミラ一人だけがアンバランスな真っ赤なドレスを着さされていて、その意図は不明なんだけど、それがまたセクシーで良かったです。I~IVまで、すべて作品の背景によって衣装の感じが違うんだけど、どれもすごくカッコいいですよね。ワタクシは特に「III」の衣装が好きです。

シリーズをあらためて見直してみて初めて気づいたんですが、アリスって優しいんですよね。こういう強いヒロインの場合、優しさを見せるところって弱さを見せるような感じで敬遠されがちだし、言葉もキツめのヒロインが多いと思うんですが、アリスは元々の性格の設定がキツイ女性ではないのかな。特殊部隊のレインミシェルロドリゲスが発病しかけているときにかけてあげる言葉や、マットエリックメビウスに見せる顔にアリスの優しさがにじみ出ていて、それはこのシリーズを通してずっと表現されていると思います。「IV」でも「お前は仲間を連れてくると思っていた」って言われてましたよね。アリスって孤高の人であると同時に仲間を大切にするヒロインでもありますね。と、言ってもゲームではアリスという人物そのものが登場しないキャラなんですね。ワタクシは映画のほうしか知らないので何の思い入れもないですが、ゲームから入った人はどういう感想を持ったんでしょうか?このシリーズが成功しているということはおおむね良好な反応なのかな?

ゲームを知らないとすると、「I」では観客も何が起こっているのか分からない部分が多いのでそのドキドキ感というのもシリーズ一番ではないでしょうか。途中、アリスが黒幕か?と疑うようなシーンも挿入されていて、謎が解ける気持ちよさもありました。

初めて見たときはあのラストが衝撃でした。「うおー、必死で戦って逃げたのに、外の世界もこれかよー」って。あの当時はいまのように続編ができるのが当たり前っていうほどではなかったから、あとはご想像にお任せします的なラストかと思っていたんだけど、「IV」ができるほどのシリーズになるとはあのとき思わなかったなぁ。

バイオハザードシリーズの記事
「バイオハザードII~アポカリプス」
「バイオハザードIII」

「バイオハザードIV~アフターライフ」