ケーブルテレビで見ました。
舞台はハワイ。子どものころから父デニスクエイド、母ヘレンハントのと2人の兄の影響でサーフィンが日常にあったベサニーアナソフィアロブは当然のようにプロのサーファーを目指していた。ある日、幼馴染でサーフィン仲間のアラナロレインニコルソンと彼女の父と兄と一緒にサーフィンの練習に出かけたベサニーはサメに襲われ左腕を付け根から噛みちぎられてしまう。
奇跡的に命は助かったベサニーだったが、片腕での慣れない生活が始まり戸惑いを覚える。サメに襲われたが生き残った少女ということでマスコミにも注目され、苛立ちは日に日に募って行った。ハワイの海でサメに襲われるってそんなに珍しいことじゃないのかなぁと思っていたんだけど、あんなにマスコミが押し寄せてくるっていうことは数としては少ないものなのかな。
しかしベサニーはサーフィンで大会に復帰することを目標にし練習を始める。片腕を失ってもベサニーにはサーフィンをやめるという選択肢はまったくない様子だったのも、片腕を失ってから初めての練習ですでにボードに立つことができたっていうのもすごいなぁと思いました。元々地区大会に出ることができるほどの実力者でスポンサーもつくほどだったわけだけど、それでもあんなふうにすぐできるようになるなんて思わなかった。
練習を積み復帰戦に臨んだベサニーだったが、大会では波に飲まれて浮上することができず、レスキューに助けられてしまう。やはり片腕で大会に出るなんて無茶だったのか…
落ち込むベサニーにはっぱをかけようとする父といまはそっとしておこうという母の意見が分かれる。父はベサニーに困難から逃げて欲しくないと思っていたし、母は彼女の人生にはサーフィン以外にも大切なことはたくさんあり、サーフィンだけの人生を送らせるのはイヤだと考えていた。両親どちらとも娘のことを考えてのことだったし、どちらの意見が正しいというわけではなく、どちらも親として愛があるからこその考えだと思いました。
ベサニーは少しの間サーフィンから離れて津波の被害に遭ったタイのプーケット島へとボランティアへ向かう。そこで家族も希望も失い笑顔を失くした子どもたちにサーフィンを教えることによって、自分が忘れていたサーフィンへの気持ち、助かった命に感謝すること、そして、障害を負った自分が人々に与えることができる希望を見出すベサニー。ここはかなりベタな展開だけど、それでもやはり感動してしまいました。
帰国したベサニーはもう一度再起をかけてサーフィンの練習に励み始める。そこで父がこっそり作っていた片手でもうまくコントロールできる取っ手付きのサーフボードを出してきます。え?ルール的に大丈夫?と思ったんですが、ちゃんと映画の中でも「ボードに乗ってからの採点だから関係ないよ」とお父さんが言っています。そうなんだね。
大会では最高のサーフィンを見せたものの時間切れで惜しくも優勝を逃したベサニー。それでも、いまのベサニーは最高の波に乗れたという喜びに溢れていた。
アナソフィアロブは雑誌などで見ていたときはそんなに可愛い子じゃないなーと思っていたのだけど、映画で動いている彼女はとても可愛らしかった。そして何よりも片腕のCGがすごくて、最初はついそこばかり見てしまってしばらく物語に集中できなかったな。
ベサニーを襲ったサメを誰か(漁師さん?)が捕らえてきてお父さんがサーフボードの歯型と合わせて個体を確認するシーンがあるんだけど、人間ってやっぱりそこまでしないと気が済まないものなのかなぁと疑問に思いました。海はサメの住処で、そこにお邪魔してるのは人間のほうなのにね。
こういうベタな話は嫌いという方もいらっしゃるかと思いますが、なんせ本当の話ですのでね、やっぱりすごいなぁと思います。いま現在ベサニーはプロのサーファーとして活躍しているそうです。そしてベサニーがサーフィンだけではなくいまでもずっとボランティア活動などをしているというのも素晴らしいと思いました。最後に映る本物のベサニーと家族たちの映像がとてもキュートでした。
最新の画像[もっと見る]
- 否定と肯定 7年前
- オリエント急行殺人事件 7年前
- 奇蹟がくれた数式 7年前
- 怒り 7年前
- ドリーム 7年前
- ヘイトフルエイト 7年前
- AMY エイミー 7年前
- ジャングルブック 7年前
- 帝銀事件 死刑囚 7年前
- THE FORGER~天才贋作画家 最後のミッション 7年前
ボク あいかわらずのバカな考えを持っとりました。
ベサニーが泳ぐ姿がハツラツとしとりましたんで「おっ、一見 パチンコの海物語やん!」って思っとりました。
マリンチャンリーチ、マリンチャンリーチなんて 妄想力膨らませるさなかに サメに腕を食いちぎられて・・・
そういう映画じゃないやろと我に返り もう見てられない状態でした。
けどベサニーの精神力は並外れてましたね。 一か月もしないうちにサーフィンなんて・・・
片腕がない代わりに 足腰のバランスを養う独自のサーフィン技術をマスターするのだって腕以上に難しいですよ。
彼女にとって幸いだったのが サメの種類でも中型だったこと、(サメの種類は忘れました) もし大型の・・・そう、「ジョーズ」でも出てきた 巨大なホオジロザメだったら・・・
頭ごと食いちぎられたり 噛まれず丸飲みにされて
丸ごと消化されてたと思うと、余計に怖い。
パチンコ屋の前を通ったときに見るので海物語は知ってますが…
ずっと前に片腕のサッカー選手が片腕を失くしてから
自転車でバランス感覚を養ったと言っていたのを覚えています。
ベサニーの努力も並はずれていましたね。
ホオジロザメだったらひとたまりもないんでしょうけど
ベサニーを噛んだサメも十分にでっかく見えました。
海は好きですが、やはり怖いです。