たまにこういうザ・ハリウッド的ラブコメディを見たくなります。リースウィザースプーンもトムハーディも好きだし。
CIAのエージェントコンビFDRクリスパインとタック(ハーディ)はとある任務に失敗し、しばらく内勤にさせられる。それをいい機会だとバツイチのタックはインターネットの出会い系サイトで素敵な女性ローレン(リース)を見つけデートをすることに。そのデートの帰り道FDRがタックの相手だと知らずにローレンをナンパしてしまう。
ローレンは自分を振った元カレが美しい彼女と婚約中と知って落ち込んでいたところに急に素敵な男性2人から同時にアプローチを受けることになり、親友トリッシュチェルシーハンドラーのプッシュもあって2人ともとデートをしてどちらかに決めることにする。(この辺は日本人的にはびっくりするかもしれないけどアメリカではシリアスな関係になるまではわりと普通の感覚だと思う)
一方FDRとタックはお互いにいい感じの女性と出会ったことを報告し合うとそれが同じ女性だということが判明してビックリ。お互い一歩も引くつもりはなくフェアな戦いにしようと誓い合う。
のだが、、、2人はCIAのテクノロジーを駆使してお互いのデートを見張ったり、ローレンの好きなものや嫌いなものを調べ尽くしたりとフェアからは程遠い戦いぶり。っていうのがあり得な過ぎてオモロい。最初は事件の重要参考人だからとか言ってチームの人たちにごまかして調べさせていたのに、だんだんそんな嘘もつく必要もないくらい互いのチームのメンバーもノリノリになってきちゃってる。
ローレン側はどうかというと、FDRもタックもどちらも素敵で選びかねている様子。親友トリッシュは無責任なアドバイスばかりするんだけど、それがまた面白くて。盗聴しているCIAの人たちは「なんだこのオヤジ!」と言うくらいトリッシュの毒舌が炸裂。でも最後にはほろっとくるアドバイスしちゃったりするんだよねー。
このやり過ぎ一歩手前感というのがマックG監督の得意とするところですね。人によってはいや普通にやり過ぎやろって思ってしまうかもしれませんが。ワタクシはキャストが好きというのもあってすごく楽しめました。笑えるシーンもたくさんありました。特にタックの欠点は「英国人なところ」ってのが笑った。
ローレンを巻き込んで敵と戦うはめになってしまった2人でしたが、最後にローレンがこちらに走ってくる敵の車に向かって撃つ2人に「ヘッドライトを撃って。ヘッドライトが壊れたらエアバッグが開くわ。あのタイプの車の標準装備よ」と商品の品質鑑定を職業としている知識を生かすセリフが良かったです。こういう細かいところが本当にアメリカ映画のコメディってうまいんですよね。
思い切りネタバレですが、最後にローレンがFDRを選んだのは「え?なんで?タックのほうが絶対ええやん」と思ったけど、それは単にクリスパインよりトムハーディが好きだからですかね。ただ、FDRのほうが良かったっていう決め手になったエピソードが薄かった気がします。世間的にはクリスパインのほうがいいのかな?タックには別れた奥さんという帰っていく場所があったからかな。まぁあんまり深く考えなくてもいっか。
ワタクシの好きなタイプのラブコメでした。トムハーディってコメディもこなせるんだなぁ。
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