シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

「レボリューショナリーロード」(原作本)

2009-07-14 | 
映画を見て、ちょっとハテナだったし、ディカプリオが「エイプリルの子供時代のことが原作には書いてあって、映画ではそれが省かれているからちょっと分かりにくくなって残念だった」と語っていたので、原作本を読んでみることにしました。

ディカプリオが言うとおり、原作ではエイプリルとフランクの子供時代のことが語られていました。エイプリルがちょっと精神的にエキセントリックな印象がありましたが、子供時代の経験からそういった結果になったのだなということが映画よりは分かりました。ここを省いたために映画は原作よりもサバーバンものな印象が強くなっていると思います。

原作を読んで、やはり時代の違いというものを強く感じました。エイプリルとフランクの会話にも出てきますが、彼女が現代のように比較的簡単にカウンセラーとか心理学者などの力を借りることができたら、この物語の結末も変わっていたかもしれません。それでも残念ながら、エイプリルの最後の決断の気持ちには寄り添えませんでしたが。

役者としては、演じたいと思わせるような本なのだろうなぁと思いました。二人のケンカのシーンは読むだけでも体力を消耗してしまいそうな感じだったんで、これを演じたときはしんどかっただろうなと改めて思いました。


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