シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

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YES MAN (原作本)

2010-09-07 | 
映画「イエスマン“YES”は人生のパスワード」を見たのが、2009年3月で、原作本を買ったのはそれからほどなくしてからだと思うのですが、いろいろと読みたい本があって、読む速度も遅いほうなので、やっとこさこないだ読み終わりました。

著者ダニエルウォレス自身が経験したことをまとめた本ですが、映画とはまったく違うものでした。映画と原作の共通点というのは「何事にもイエスと言う」というスピリットのみと言ってもいいかも。

ダニエルがバスの中で出会った男に「Say yes more.」と言われたことから始まります。何事にも後ろ向きだったダニエルはこの日を境に年末までの7か月間、何事にもイエスと言おうと誓う。

映画の中の主人公と同じように、素敵なこともたくさんある中、当然詐欺の被害に遭いそうにもなる。そういうときに元恋人や、親友が助けてくれたりもします。

もちろん、「すべてにイエスと言う」という決意の中で生きていても様々な葛藤があり、「もうやーめた」となるところもあるのですが、催眠術師に相談したり、新しい恋人に出会ったり、スペインに住む同じようなモットーで生きている人に会ったりして、この態度で生きることを肯定的に受け止めようとします。

なんかねー、「すべてにイエスと言う」というのは、ポジティブに生きるという意味では良いと思うのですが、それってともすれば不誠実になってしまうこともあるなぁと思います。自分では行きたくないのに、誘いに「イエス」と言うこととか、無条件に「イエス」と言うことって、ワタクシなら「なんか別に相手が私じゃなくてもいいんだなぁ」と思っちゃう。気乗りしないパーティでも行ってみたら良いことがあるよっていうのも分かるんですけどね。ワタクシなら来たくないなら来てほしくない。

この本を読んで感じたのは「すべてにイエスと言う」ということよりも「自分自身にイエスと言う」っていうことが大切かなぁと。何をやっても自分自身を否定して生きていたら楽しくないし、たとえ、誰かに対するネガティブな感情も「そんなふうに思うことだってあるよ」とネガティブな感情を持ってしまう自分を肯定してやることって落ち込んでるときには必要かなと。「人に対してこんな感情を持つ自分ってサイテー」とか思ってると余計落ち込むと思うんですよね。

ちょっと本の内容からはズレました。文章としては同じ表現が何回も出てきて、ちょっとクドいかなぁと感じました。それを排除すればもう少しシンプルな本になったかも。あと、最後にダニエルが恋人を追ってオーストラリアに行くことに「No」と言ってしまったとき、親友が「イエスの誓いを破った罰として、俺の言うことに何でもイエスと言うこと」と言って「オーストラリアに行け」という封筒をくれるところは、一番感動するシーンだったと思うんだけど、なんかさらっと描かれていて、もうちょっと彼に感謝してもいいんじゃないの?と思った。あくまでも「自分の経験の物語」なので、焦点は自分にだけ当たっていたような感じでした。

最後に映画化にあたってのエピソードが書かれていて、それは結構楽しかったです。

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4 コメント

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ダニエル・ウォレス (ETCマンツーマン英会話)
2013-01-07 21:01:06
『ビックフィッシュ』を見てダニエル・ウォレスの作品に興味を持ちました。他にも映画化された作品があるのですね。ぜひ見てみたいと思います。
ETCマンツーマン英会話さま (coky)
2013-01-09 13:46:34
この作品は原作より映画のほうが面白かったと思います。
映画のほうをぜひご覧になってみてください。
Unknown (ETCマンツーマン英会話)
2013-01-10 10:54:16
cokyさん、お返事ありがとうございます。

映画が原作を超えてしまったのですね。

ジム・キャリー主演ですね。ぜひ見てみます!
ETCマンツーマン英会話さま (coky)
2013-01-10 11:37:10
映画が原作を越えたというか、
原作のアイデアだけをベースにして映画を作ったという感じです。

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