シネマ日記

超映画オタクによるオタク的になり過ぎないシネマ日記。基本的にネタバレありですのでご注意ください。

広告

※このエリアは、60日間投稿が無い場合に表示されます。記事を投稿すると、表示されなくなります。

ザ・コーヴ

2010-08-11 | シネマ さ行

まーいろいろと話題になっている作品ですな。一応、やっぱ見とこうかなと思ったのは多分テレビでは放映されることはないだろうなと思ったからです。あと、文句を言うなら見てからのほうがいいじゃない、とも。ワタクシの払ったお金が彼らに行くのはシャクですけどね。

しかし、これアカデミー賞取っちゃったんだよなー。これが受賞したと聞いたとき、またエライことになったなって思ったけどね。太地町の人々は彼らが挑発を繰り返した結果このような映像が撮れたとおっしゃってるんですけど、その映像をもっと大々的に放送することってできないんですかね?彼らもビデオカメラ構えてましたよね。巧みな編集でまるでリックオバリーたちが被害者のように描かれていると言うのだから、その証拠の映像をまとめて「メイキング・オブ・ザ・コーヴ」を作るべきだったと思うんですが、漁業組合ではそういうツテもお金もないということなんでしょうか。日本のニュースとかYou Tubeとかで問題にされてましたけど、その「メイキング・オブ・ザ・コーヴ」をアカデミーに送り付けるだけでも受賞するってことはなかったような気がするんですが、そういうわけにはいかんかったんですかね。

とは言え、日本人が心配するほどたくさんの欧米人がこの作品を見るとも思えないんですけどね。所詮ドキュメンタリーだし。アニマルプラネットとかで放映しちゃうのかな…ヨーロッパでは冷静な意見も見られたし、そんなにイルカ漁に文句言うならテキサスに来て牛殺しの文句言えよっていうおっさんも出てきている一方で、日系人のお墓を壊しちゃうオーストラリア人も出たりして困ったもんです。

純粋に映画としてはね、くやしいけど非常に良くできてます。誤解を恐れずに言うと見てて全然飽きないですもん。これが、日本のことじゃなかったらほんとにころっと洗脳されちゃいそうなくらい。他のドキュメンタリーを見る時も気をつけなきゃなって勉強させてもらった気分にもなりました。

可愛い可愛いイルカちゃんを食べるなんて、なんて野蛮なんだー。しかも撲殺するなんてサイテーだー。っていう主張は分かりましたよ。んで、牛とか豚は?ってな突っ込みは入れても無用なのかな。クジラだってね、昔はあの人たちバンバン獲ってたでしょ。しかも日本人みたいにどこの箇所も無駄にしないっていうんじゃなくてランプの油を取るというそれだけの目的でさ。

イルカが知能が高いっていうのもいいけどさー、じゃあアホな生き物は食べていいんかい?と。ならアホな人間は殺されてもいいんかい?と言いたくなりますな。はっきり言って食べるための撲殺より、水族館の見世物にするための捕獲のほうが問題じゃね?食べるためならいいでしょうよ。水族館に売ったらすごい良い金になるっていうビジネスが成り立ってるほうが問題じゃない?オーストラリア人も激しくクジラやイルカをかばってますけどね、オーストラリアにだってシーワールドがあって、イルカショーやってんじゃんよ。それに可愛い可愛いカンガルーちゃん、食べまくってるじゃん、と。しかも観光客に出して目玉にしてるじゃん。これが、無駄に自分を擁護することに長けている欧米人なら「カンガルー保護映画」なるカウンタームービーを作ってるとこじゃない?

イルカ肉には水銀がたくさん含まれていて、日本政府がそれを隠してるとかいう主張のところで水俣病の映像を出してくるのはもの凄く卑怯だと思いましたね。そんなふうにして人の恐怖心をあおりたいんやろうけど、可愛い可愛いイルカちゃんに水銀がいっぱい含まれてて危険だよっていう主張ってなんか変だなぁと。なら水銀が含まれてなかったら食べていいの?あんたらの主張はそうじゃないでしょ、と。まるでこっちの身体を心配してくれてるような顔してね。イルカの水銀中毒を言うなら、イルカのことを心配してあげれば?って思ったり。しかも、食べてる量で言えばマグロに含まれてる水銀のほうが問題だしね。まぁ、彼らにとっては可愛くも賢くもないマグロなんてどーなったっていいんでしょうけど。

とにかく自分の主張を何がなんでも通してやるっていう彼らのやり方にはある意味感心しますし、見習うべきところもあるかなと。(軽蔑もしますけどね)国際社会では結局それが主流のやり方なんだったら日本人も交渉とかするために学ぶべきところはあるでしょうね。あくまでも交渉ごとや主張を押し通すという意味であって、それ以外の部分の美学っていうのは彼らには理解できないところだと思いますがね。

このイルカ・クジラ問題はほとんど宗教化してると言っても過言ではないですね。だからこそ、かなりやっかい。彼らにとってはどこまで行っても「善」なんでしょうからね。

あの人たち、和歌山の旅館に泊まって何食べたのかなー?マグロとかエビとかイカとかイノシシとかに舌鼓を打ったんでしょうかねぇ。


コメント (2)   トラックバック (1)   この記事についてブログを書く
« 魔法使いの弟子 | トップ | きな子~見習い警察犬の物語 »
最近の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
水銀に関しては (ednakano)
2010-08-11 22:11:11
おじゃまします。

水銀に関する科学的反論を一つ。
イルカやマグロの肉にはセレン(セレニウム)が含まれており、これが自然に蓄積した水銀を中和するようです。イルカはこの水銀に対するセレン比率がやや低いので、妊婦さんなどは取り過ぎに注意ということですが、普通に食べている分には大丈夫だというのが最近の研究です。(アメリカでの研究なので、日本のねつ造ではないですよ)
ednakanoさんへ (coky)
2010-08-12 09:12:03
へ~そういう研究があるんですか。ということはマグロを食べても大丈夫ってことですね。
イルカを取り過ぎって言われるほど食べてる人ってどんだけいるの?って感じですよね。

コメントを投稿

シネマ さ行」カテゴリの最新記事

トラックバック

映画 『ザ・コーヴ』 (Anthony's CAFE )
まあ、一言で言うなら 「最低最悪の、ひどいブロパガンダ映画」!   太地町(和歌山県)の漁師は、ヤクザ・暴力団として描かれてるし...