「服を脱ぎなさい。僕は医者だ」遊び人のエリート医師トマシュダニエルデイルイス。このセリフで何人もの女性をおとしていく彼。結婚後もそれまでの愛人レナオリン(帽子のお姉さん。見ていただければ意味は分かります) とコンスタントに会い続け…
「あなたの人生への態度の軽さに耐えられない」と奥さんに逃げられるのですが…それでもやっぱり元のサヤに収まるんですよね。しかも、その奥さんジュリエットビノシュ、愛人とも仲良くなっちゃったりしてねー。なんか不思議です。普通なら異常にドロドロして見えるはずなのに、トマシュも愛人もなんか憎めないんですよね。外見がイイ人そうとかそんなんじゃ全然ないのに。むしろその逆。でも、こうもスマートにやられちゃうとねぇ。開き直りの強みとでも言いましょうか。
この作品、恋愛話ではあるのですが、背景が社会主義時代のチェコスロバキア。ソ連の軍事介入・チェコ事件という政治的な事件をはさんで展開します。ちと背景を理解してないと、どうして主人公たちがこんな目(国を逃げ出したり、色々尋問されたり、医者の地位を奪われたりします)に遭うのか理解できないかもしれないので、予備知識を入れて見たほうがいいかもです。
物語の最後はなんか都合よく終わっているように思う人もいるだろうけど、ワタクシは良かったと思いました。色々あった二人だけど、最後は一緒にシアワセにって。きっと、愛人のお姉さんもそれを聞いてシアワセを感じただろうなと。不思議だけど、最後にはなんか爽快感を感じた作品でした。
「あなたの人生への態度の軽さに耐えられない」と奥さんに逃げられるのですが…それでもやっぱり元のサヤに収まるんですよね。しかも、その奥さんジュリエットビノシュ、愛人とも仲良くなっちゃったりしてねー。なんか不思議です。普通なら異常にドロドロして見えるはずなのに、トマシュも愛人もなんか憎めないんですよね。外見がイイ人そうとかそんなんじゃ全然ないのに。むしろその逆。でも、こうもスマートにやられちゃうとねぇ。開き直りの強みとでも言いましょうか。
この作品、恋愛話ではあるのですが、背景が社会主義時代のチェコスロバキア。ソ連の軍事介入・チェコ事件という政治的な事件をはさんで展開します。ちと背景を理解してないと、どうして主人公たちがこんな目(国を逃げ出したり、色々尋問されたり、医者の地位を奪われたりします)に遭うのか理解できないかもしれないので、予備知識を入れて見たほうがいいかもです。
物語の最後はなんか都合よく終わっているように思う人もいるだろうけど、ワタクシは良かったと思いました。色々あった二人だけど、最後は一緒にシアワセにって。きっと、愛人のお姉さんもそれを聞いてシアワセを感じただろうなと。不思議だけど、最後にはなんか爽快感を感じた作品でした。
映画も見て原作も読んだくせにこの記憶力、情けないです。
フランツの存在をすっかり忘れてしまっていました。
トマシュがどうしてテレザを選んだのか?というのははっきりとは分かりませんね。ワタクシは実生活では浮気とか大嫌いな人間なので、実はこの物語の登場人物の誰の感情も本当の意味で理解はできないです。
トマシュとテレザの死を粛清と思ったことはありませんでした。単純に事故死だと思っていて。あれは偶然の出来事であってほしいです。
サビーナにとって、重たかったのは、
妻子を捨ててまでサビーナと暮らそうとした大学教授フランツ(デリック・デ・リント)の事です。すみませんでした。
トマシュは自分と同じように軽いサビーナよりも、物事を重く受け止めるテレザを選んだ。自分と違うタイプの女性の方が夫婦として末永くやって行けると思ったのでしょうか?
しかし、間もなく彼らに訪れる非業の死。あの時代のチェコスロバキアならば「粛清されたのかな?」と短絡的に思ってしまいます・・・・・。
あのラストは映画史に残ると言っても過言ではないかもしれないですね。
サビーナにとってトマシュが「重かった」というのは考えてもみませんでした。
なるほど、そういう解釈もできるのですね。
当時の社会主義社会を描いた作品がなぜか好きなワタクシにはツボな作品でした。
サビーナ(レナ・オリン)の所に二人の訃報が届き、悲しみにくれる。
その後二人が車に乗って、画面が白くなって消える。The End・・・・。当時絶賛した人が多かったそうです。
プラハの春。あの時代のチェコは激動の時代ですよね。命を落とした人も多かった事でしょう。
仕事と家庭を捨ててまで、サビーナと暮らそうとした男。するとサビーナは姿を消していた。
サビーナにとっては、あの男の「重さ」が嫌だったと言う説もあります。
サビーナを演じたレナ・オリンの演技は素晴らしいです。そしてあのお尻と太ももを見ると鍛えられた肉体だなあと感心しました。
東ヨーロッパとかって独特の雰囲気があってそれだけで絵になるっていう感覚がありますよね。
この映画、随分まえにビデオ借りて観たんですけど、すっっっっっっごくイイと思ったことだけ憶えてます
ジュリエットビノシュも好きですし
背景が「プラハの春」ってのがいい味だしてるんでしょーね
大好きな映画の一つです。(殆ど憶えてないけど
)
ワタクシは逆で映画が先でその後原作を読みました。
「存在の耐えられない軽さ」ってもの凄い日本語ですよね。こういうふうに訳した人はスゴイと思っちゃいます。
トラックバックありがとうございます
「存在の耐えられない軽さ」
私は原作からはいったので、最初は「なんか難しそう・・・」という感じだったんですが。
ジュリエット・ビノシュもダニエル・デイ・ルイスも大好きな俳優サンだし、
哀しいけどステキな恋愛映画だと思います。
ラストについては全く同感☆でした。
あれが2人にとって究極の幸せでは~?と思います。