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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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負けて兜の緒を締めよ

2014-05-05 01:12:34 | 千葉ロッテ

ベンチ総動員のような4時間以上の乱戦を制するかどうかで明日への疲労度は大きく違うのですが、どっと疲れの残る敗戦です。
1点差ゲームではありましたが9四死球と、これが西武が相手でなければ一方的なゲームになっていてもおかしくはないような自滅ぶりでした。
間に合わないバックホームで打者走者の進塁を許すなど細かなミスもあり、勝って喉元の熱さを忘れるぐらいであれば負けて兜の緒を締める方がよいとは強がりです。
おそらくは試合後に長いミーティングがあったでしょうから、大阪でその答えを出してGWの勝ち越しを決めてもらいましょう。

今日の石川はコントロールに苦しみ、紅白戦やオープン戦を含めても初のKOとなる苦いマウンドでした。
珍しくもボール先行でストライクを欲しがり、初球の入り方が緩かったのが吉田ともどもの反省材料でしょう。
中村に名前負けをしてしまったのもルーキーならではでしょうし、このあたりは少しずつでも経験を積んで乗り越えていくしかありません。
それでも黒星とならなかったのは持っている証左でしょうから、次の挽回を期待します。
その石川が四球で招いたピンチに南を突っ込むとはベンチも大胆と言いますか、自分であればとても真似のできない芸当です。
イニングが浅かったことで準備の問題もあったのでしょうが、悪い流れを断つためにも益田を突っ込んで欲しかったのが正直なところで、いきなりの四球に溜息しか出てきません。
左打者を意識してのことであろう松永もあっさりと歩かせてしまい、西野までもが2四球で逆転を食らいましたので、さすがにスタンドからの野次も品位が乱れ気味でした。
ここまで投手陣を支えてきた石川と西野の乱調での敗戦ですので諦めもつきますが、モヤモヤ感はどうしても残ります。
GW9連戦に唐川の離脱で苦しくなった先発陣の台所事情をどうやら中5日で乗り切ることを決めたベンチのようですから、この中継ぎ陣をフル回転させた敗戦は後を引きそうです。

打線は取っても取っても取られる展開でもめげず、その執念には拍手です。
これまで背中を押してくれていた声援が逆風となって炎上をした中郷には気の毒でしたが、かつての同僚にも容赦なく襲いかかるところなどはロッテらしくなくて見応えがありました。
春が終わりつつありミートポイントが限られる井口を歩かせてくれたのも助かりましたし、これまでの遅れを取り戻すかのような荻野貴、そして鈴木の3安打猛打賞も喜ばしく、守備でもダイビングキャッチの吉田、岡田と奮闘をしましたから、報われませんでしたがこの勢いを大阪まで持っていって欲しいです。
この正念場を勝ち越すのと負け越すのとでは交流戦に向けて大きく差が出てきますから、そろそろ打線がチームを引っ張る展開を願います。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

西武

0 1 3 0 1 0 1 0 3 9 11 0

千葉ロッテ

0 0 3 2 0 1 0 2 0 8 12 0

◆5月4日(日) 千葉ロッテ-西武8回戦(西武5勝3敗、13時、QVCマリン、27,534人)
▽勝 十亀 13試合1勝2敗3S
▽S 高橋 12試合1敗4S
▽敗 西野 15試合1敗8S
▽本塁打 鈴木2号(十亀)

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、南、松永、西野―吉田
西武 ボウデン、中郷、豊田、藤原、十亀、高橋
―上本、炭谷

 

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真っ直ぐな藤岡

2014-05-04 00:43:55 | 千葉ロッテ

これだけ長い期間に球場に行かないのは久しぶりではないかと、既にシーズンクーポンの3枚を無駄にしていますのでシャレになりません。
GW明けを乗り切れれば週末には足を運べると思うのですが、何にせよ例年の目標である50試合観戦に黄信号です。
そんな中で一軍投手コーチが入れ替えとなったとのことで、川崎コーチとブルペン担当の川越コーチが配置換えですので両者のコーチ経験からすれば伊東監督のコメントを額面どおりに受け取ってよいのかどうか、伊東監督と二軍昇格からとんとん拍子の川越コーチの波長が合っているからなのかもしれず、何にせよ川越コーチにはよろしくお願いします。

藤岡が今季初勝利、6回途中までを2安打零封ながらも5四球ですので先日の涌井と同じく粘りのピッチングでした。
全体の出来としてはピリッとしませんでしたが、立ち上がりからストレートで攻めるスタイルは望んでいたものでしたし、そのストレートは130キロ台後半が目立ちましたが数字以上、とまでは言わずともそれなりに威力があったからこそ打者の目線がそこに集まり、緩いカーブやスライダーが活きたのだと思います。
これこそが藤岡の進む道ではないかと、このままのスピードを維持できればキャリアハイのシーズンになるでしょう。
先発としては六回持たずと反省点も多いですが、ただでさえ暴れ気味だったコントロールがさらに乱れ出したところでしたので103球という球数からしても仕方のない降板で、満塁のピンチを同期の益田が抑えてくれたことへの恩返しは次回に最低でも七回を投げての勝利です。
その後はロサ、そして益田も投げましたので4点差ながらの西野はやはり70試合ペースを考えれば気に入らないのですが、短いイニングであれば145キロのストレートが出る西野の守護神特性からすれば抜擢は大成功だったかなと、過負荷への懸念はありますがベンチの判断に拍手を送ります。

前日にノーヒットノーランを食らいましたので、先頭の荻野貴のヒットが打線にもたらした安堵感はかなりのものがあったでしょう。
荻野貴にしてもようやくの今季初ヒットで、贔屓と見られても仕方のない伊東監督の起用にようやく応えることができました。
追加点のきっかけにもなったサードの悪送球もあるいは荻野貴の脚力を意識しすぎてのものかもしれず、はまってくれれば荻野貴の核弾頭が一番です。
ただ今日はマルチヒットながらも下からすくい上げるようなスイングが気がかりで、このまま上昇カーブとなるかは予断を許しません。
戻ってきた四番の今江に一発が出たのも喜ばしく、とにかく軸がしっかりとしなければ打線は活気づきませんので、休んだ分だけの活躍を期待しましょう。
作戦面ではバントで送らせたことが貴重な追加点、前進守備のショートの後方に落ちるそうでなければただのショートフライだったサブローのタイムリーを生みましたので、クリーンアップにバントはどうかとは思いますが、この試合は落とすわけにはいかないというベンチの思いが感じられました。
初回、そして七回に畳みかけられなかったところなどはまだまだ打線の湿り度合いが高いままですので、今後も得点圏にしっかりと走者を進める作戦を願います。
吉田のプロ初アーチは高めに浮いた変化球を叩いたもので、このあたりのボールを強引に引っ張ってのバッティングが特徴でもあります。
今はしっかりと守ることが第一命題ではありますが、あまりに打てないと出番も減るでしょうから身長*1.2ぐらいを目標にやっていってもらいましょう。
明日は初物に弱いロッテとしては厳しい相手であるボウデンですが、サンデー五右衛門をしっかりとリード、そしてバットでも後押しできるような吉田に期待です。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

西武

0 0 0 0 0 0 0 1 0 1 4 1

千葉ロッテ

1 0 2 0 0 1 1 0 X 5 8 0

◆5月3日(土) 千葉ロッテ-西武7回戦(西武4勝3敗、14時、QVCマリン、24,820人)
▽勝 藤岡 5試合1勝1敗
▽敗 菊池 6試合1勝5敗
▽本塁打 今江2号(菊池)、吉田1号(田中)

▽バッテリー
千葉ロッテ 藤岡、益田、ロサ、西野―吉田
西武 菊池、田中、藤原、豊田
―炭谷

 

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大松はどうした

2014-05-03 02:37:19 | 千葉ロッテ

どのみち今日も午前様でしたので選択の余地は無かったのですが、それでも負け試合であってもノーヒットノーランをナマで見たかったかどうかを自問自答しています。
もちろん球場にいれば悔しくて仕方がなかったでしょうが、長いNPBの歴史でも78人目の89度目の快挙ですからその場に立ち会いたかったという気持ちがあります。
そうなれば次はロッテの投手が八木沢以来の記録を達成してくれることを願いますし、そして低反発球のときと同じく今季が狙い目ですので貪欲にいきましょう。

今江が復帰をして四番に座った打線ではありますが、岸が凄かったとその力投を讃えるしかありません。
時間が時間ですのでちらっとしか見ていませんが、ただでさえ全体的に湿り気味の打線では手も足も出ないぐらいのピッチングでした。
揺さぶることで球数を増やすこともできずに僅か117球ですからどうにもならず、やたらとファールフライが飛び交うなど完全に力負けといった感じです。
それでも一敗は一敗ですので見る側としては気にすることなく、しかし打者にはやられたことを屈辱として岸の仇を菊池で討ちましょう。

そんな岸と投げ合った成瀬は下位打線に与えた四球が絡んでの失点と悪いときの点の取られ方でしたが、それでも7回2失点ですので責められません。
5四球とらしくないピッチングではあったものの、普通であれば勝ち投手でもおかしくはなかったと思います。
相手が悪かった、とは口が裂けても言えない言葉でしょうが、運が悪かったとでも開き直って次に期してもらいましょう。
オープン戦から不安爆発だった成瀬がここまできっちりと試合を作ってくれるとは考えてもいませんでしたから、嬉しい誤算を今後もよろしくお願いします。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

西武

0 2 0 0 0 0 0 0 0 2 6 0

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1

◆5月2日(金) 千葉ロッテ-西武6回戦(西武4勝2敗、18時15分、QVCマリン、14,371人)
▽勝 岸 6試合3勝2敗
▽敗 成瀬 6試合3勝2敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、南―里崎
西武 岸
―炭谷

 

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ただただ哀しい

2014-05-02 02:33:06 | 千葉ロッテ

期待、と言うよりは祈るような思いで唐川の復活を眠い目をこすってパ・リーグTVで後追いしましたが、やはりそんな虫がいい話はあるわけもありません。
当たり前ですし分かっていたことではあるのですが、10日間やそこらでピッチングがガラッと変わるはずもなく、唐川は唐川のままでした。
ストレート、変化球、コントロールとそれぞれを見ればさほどに悪いボールでもありませんでしたが、しかしそのいずれも武器として勝負できるものではないのが今季の唐川で、それぞれのボールがそれぞれを活かすのではなくバラバラで落ち着きのないピッチングとなってしまっています。
川本とのバッテリーは何か変化をもたらしたいとのベンチの思いによるものだったのかもしれませんが、そういうレベルではないのでしょう。
伊東監督は中継ぎへの配置転換の可能性を示唆したようですが、それでは昨年の藤岡の中途半端さの繰り返しになりますので、無期限で浦和で調整をさせるべきだと考えます。
一軍から外れたときに練習量が増えた、といったコメントを残していた唐川ですから、体をいじめ抜いてピッチングを作り直すぐらいのつもりで一からのスタートとして欲しいです。

そんな唐川は予想の範疇でしたからこそ打線の援護と期待をしたのですが、鮮やかな先制点の後が続かずの連勝ストップです。
いつもどおりにあっさりと唐川がひっくり返されましたので、三回に逆転をしたのが精一杯だったのでしょう。
唐川が沈んだ後はチャンスらしいチャンスもなく、今日は久しぶりにスタメンの井上にヒットが出たこと、消えそうで消えないハフマンの粘り強さ、このあたりで腹を満たすことにします。
それにしても根元の不振が深刻で、打高投低であてになるかどうかは分かりませんが数字を残していますので、大嶺翔か高濱との入れ替えもそろそろ視野に入れるべきです。
鈴木が調子を取り戻しつつある今がチャンスだと、その決断を願ってやみません。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

1 0 2 0 0 0 0 0 1 4 8 0

楽天

2 0 0 4 1 1 0 0 0 8 12 0

◆5月1日(木) 楽天-千葉ロッテ6回戦(3勝3敗、18時、コボスタ宮城、15,564人)
▽勝 森 4試合2勝2敗
▽敗 唐川 6試合4敗
▽本塁打 ジョーンズ7号(唐川)、8号(上野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、上野、南―川本、吉田
楽天 森、福山、青山、斎藤
―嶋

 

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犬はどこだ

2014-05-01 23:11:38 | 読書録

犬はどこだ

東京創元社

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氷菓シリーズの米澤穂信の作品です。
東京で挫折をして地元に戻って犬専門の調査会社を立ち上げた主人公と、探偵志望で押しかけ助手となった後輩の二人の独白が交互に描かれていきます。
犬探しを生業とするはずがひょんなことから失踪したOL探しと古くから神社に伝わる古文書の解読の二つの依頼を手がけることになり、関係がないはずの両者が交差したときに明らかになる真相、と言うほどの衝撃的な仕掛けはありませんが、それなりにドキドキハラハラな探偵物語でした。

人生観を語るなどその独白の繰り返しが度が過ぎていたような気がしますが、それはそれで新鮮でもありました。
読み手からすれば両者の関係は早い段階から明らかになりますし、なぜそこで気がつかない!と突っ込みたくなるようなところは作者が意図をした焦らし戦法だったのでしょう。
戦乱の世に蹂躙をされるだけだった農民の自衛、といったテーマも面白く、ダークな終わり方もなかなかいい感じです。
そういうタイトルか、が読後の感想であり、妹夫婦や主人公にサジェスチョンを与えるチャット仲間など個性的な登場人物も魅力的ですので、是非ともシリーズ化を願います。


2014年5月1日 読破 ★★★★☆(4点)


助っ人クルーズ

2014-05-01 03:04:44 | 千葉ロッテ

昨年であれば昨日に続いての逆転負け、そんな展開を凌いでの連勝ですから、Kスタ宮城の神話はもはや崩壊でしょう。
あれだけ苦しめられたファルケンボーグから豪快にレフトスタンドに放り込んだクルーズの一発は、まさに助っ人の活躍ぶりです。
フォロースルーの大きい左腕で押し込んだようなスイングは外国人選手ならではで、あれであそこまで持っていくのですから飛ぶボールであれば上段までいったかもしれません。
ほとんど対戦をしたことのない上園に手こずりながらもコンパクトに振り抜いた里崎の先制タイムリー、カットするようなスイングで技ありのレフト前の鈴木と見所も多く、珍しくも盗塁もありましたし僅差の逃げ切りながらも点差以上にゆったりと楽しめた試合だったように思います。

先発の古谷はストレートとチェンジアップの使い方が抜群で、四回の藤田、ジョーンズの連続三振は見事で、ここだけを見れば余裕で完封勝利といった感じすらあるピッチングでした。
ただコントロールが悪かったわけでもないのですが立ち上がりから球数が多く、それが終盤に捕まった理由のようにも思えます。
やはり楽天戦はダメなのか、の益田が同点タイムリーを浴びて白星を取りこぼしてしまったのがもったいなく、しかし古谷のことですから次回はきっちりと修正をしてくれるでしょう。
雨にも負けずの西野が最後は締めての6連勝、これで明日の唐川はさらにプレッシャーのかかる復帰戦になりますが、打線の援護を期待しての今季初勝利をお願いします。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 0 2 0 0 0 1 3 7 1

楽天

0 0 0 0 0 0 1 1 0 2 7 0

◆4月30日(水) 楽天-千葉ロッテ5回戦(ロッテ3勝2敗、18時、コボスタ宮城、13,074人)
▽勝 益田 6試合2勝
▽S 西野 13試合8S
▽敗 ファルケンボーグ 9試合1敗4S
▽本塁打 クルーズ3号(ファルケンボーグ)

▽バッテリー
千葉ロッテ 古谷、松永、益田、西野―里崎
楽天 上園、西宮、青山、ファルケンボーグ
―嶋

 

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