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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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岡田の勇気

2014-05-19 01:32:16 | 千葉ロッテ

交流戦を前に連敗で終わるのか連敗を終えるのかは似たような文字列ですが意味は全く違いますので、とにかく勝ててよかったです。
流れとしては最悪の負け試合のところを最後に踏ん張っての逆転勝ちですので、これを勢いに繋げて交流戦のロッテの復活といきましょう。
その相手がいきなりの絶好調で6連勝中のヤクルトというのが気持ちが悪いのですが、そろそろ戦線が伸びきっているところでしょうから横腹をえぐるような戦いを願います。

岡田の勇気、今日はこれに尽きます。
まさか二死からセーフティーをやってくるとは飯山は思ってもいなかったでしょうし、あるいは決勝タイムリーでのお立ち台からの気持ちの切り替えができなかったのかもしれません。
ヒーローインタビューではサインではなく飯山の守備位置を見ての自らの判断だったとのこと、それにしては鈴木のスタートが良すぎたような気もしますが、もし失敗をしていたら何を言われたか分からないところでのプレーですから凄い発想と決断としか言いようがなく、代打はいないのかとベンチ入りメンバーを見直した自分ですのでごめんなさいです。
核弾頭での起用にはまだまだ懐疑的ではありますが今日も石川を助けた守備力がありますので、こういった足を使った攻撃ができれば出場機会も増えていくでしょう。
その他で気になったのは荻野貴の欠場が心配、円陣を組んだ直後の早打ちは狙い球もバラバラだし何を話し合ったのか、不調で故障の井口をあっさりと歩かせてくれたのはラッキー、どうでもいいところでの今江の代打が守備を固めるためであれば寂しすぎ、ついに根元の一塁守備が実現、といったところです。
また意外性のクルーズの同点アーチは日本ハムからすれば交通事故のようなものだったかもしれませんが、前日まで下位だったそのクルーズをクリーンアップに持ってこざるを得ない打線の苦しさは先制パンチも結局は4点止まりと早すぎる梅雨入り宣言で、何はともあれ中村、浦野、メンドーサで3タテを食らったら目もあてられませんので助かりました。

石川は初回のミランダへの5球目、内角に投げ込んだストレートが今日の全てだったと思います。
先制をしてもらいながらも3連打であっさりと1点を失い、そしてカウントを悪くしたところで怖れることなく投げ込んだあの一球が立ち直りのきっかけになりました。
あの当たりを内野安打にされては投手はやっていられない、との2点目ですので実質的には6回1失点、ここのところの悪い流れを断ち切って交流戦に入れます。
日程が緩くなるものの唐川の離脱でローテーションは5人で回すことになりますから休養が充分に取れるかは分かりませんが、一つ目の壁を乗り越えたと思って次を目指しましょう。
二番手の大谷は復帰後初登板も力のあるボールで安定感があり、しかしヒット一本で代えられましたのでベンチの信頼はまだ回復をできていないのかもしれません。
あるいは松永にリベンジのチャンスを、であればそれもありだとは思いますが、大怪我の一歩手前でしたので悩み深いです。
最後を締めた西野は前日に比べてコントロールがまとまらず、それでいて西川に高めのボール球を要求した江村にはヒヤヒヤとさせられましたが、最後は高めに浮いたフォークをストレートの軌道と勘違いをしたのかキラー大引が見逃してくれたのには大助かりで、140キロ近いフォークを武器にする西野ならではの幕切れでした。
それにしても岡田だけではなく中島卓、大引の好守あり、その中島卓のつまらないエラーに吉田の信じられないパスボールあり、そして栗山監督が涙目の中田の凡ミスありと、札幌ドームはやたらとボールが飛びますし、映像的には面白い試合だったとは勝ったからこそ言える感想です。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

2 0 0 0 0 0 0 0 2 4 7 0

日本ハム

1 1 0 0 0 0 0 1 0 3 11 1

◆5月18日(日) 日本ハム-千葉ロッテ9回戦(ロッテ7勝2敗、13時1分、札幌ドーム、20,166人)
▽勝 松永 16試合1勝1敗
▽S 西野 20試合1敗11S
▽敗 増井 19試合2勝2敗9S
▽本塁打 クルーズ4号(増井)

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、大谷、松永、西野―吉田、江村
日本ハム メンドーサ、増井、クロッタ
―市川

 

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弱いねぇ

2014-05-18 01:42:48 | 千葉ロッテ

弱いとしか言いようがありません。
お互い様なところはありながらも11安打で僅か1得点、バント失敗に走塁ミスと相手に利するプレーがこれだけ出てしまえば勝つのは難しくなります。
今日は外出をしていたので帰ってきてからのパ・リーグTVでの復習だったのですが、あまりな試合展開に悪い酔いして頭が痛いです。
普段は2本で済ませている缶ビールが気がつけば4本目、いろいろな意味で気持ち悪くなってきました。
藤岡もピリッとせず、二番手に大谷かと思いきや内でしたので大谷は先発要員なのか、そして益田、西野、ロサ、松永の豪華リレーでのサヨナラ負けですのでどうにもなりません。
ここにきて好調なサブロー、岡田、三者連続三振の西野と頑張っている選手はいますが、全体的に低調な流れが続いています。
中田あたりであれば諦めもつくのですが大野にやられたのも腹立たしく、明日の二日酔いが心配です。
手抜きの自覚は思いっきりにあるのですが、まぶたが耐えられそうにもありませんのでお休みなさい。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

千葉ロッテ

0 0 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 11 0

日本ハム

0 1 0 0 0 0 0 0 0 0 1X 2 9 0

◆5月17日(土) 日本ハム-千葉ロッテ8回戦(ロッテ6勝2敗、14時2分、札幌ドーム、23,159人)
▽勝 藤岡 2試合1勝
▽敗 松永 15試合1敗
▽本塁打 大野2号(松永)

▽バッテリー
千葉ロッテ 藤岡、内、益田、西野、ロサ、松永―吉田
日本ハム 浦野、カーター、クロッタ、増井、藤岡
―大野

 

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絶句

2014-05-17 01:58:27 | 千葉ロッテ

今のチームを支えてきたのは日本ハム、と言っていいぐらいに今季は6戦全勝のお客さんだったのですが、それでこの大敗ですので言葉もありません。
まさか前日の唐川に気を使ったわけでもないでしょうが成瀬がその上をはるかに超える乱調ぶりで、4発を食らっての10失点ですので頭が痛くなります。
さすがにここまで打たれるとチームの雰囲気からしてただの一敗と割り切るのもかなり苦しく、この札幌で負け越すようなことになれば坂道の転げ落ちに拍車がかかりそうです。
岩嵜に続いて中村にまで今季初勝利を献上してしまうというのも気が滅入りますし、とにかく藤岡に頑張って止めてもらうしかありません。
その成瀬を継いだ木村は3回5安打1失点という数字よりももう少しボールに力が欲しいかなと、それでも角度のあるボールを投げていましたので暫くは様子見です。

打線はこの展開ですからただ打つしかないにしても、僅か4安打は寂しすぎます。
サブローが元気ですし高濱にもヒットが出ましたが、その他の選手は今日は完全にお休みモードでした。
今江の不調もちょっと手がつけられない感じでしかし井口に手をつけたベンチですから今江だってどうなるかは分かりませんし、やはり足腰のどこかを痛めているのか一塁を守るクルーズはさすがにどうなのかと、それであれば細谷なりブラゼルなりにチャンスをあげたいです。
何はともあれ伊東監督のコメントも愚痴のオンパレードになりつつありますので、そろそろスカッとした勝利をお願いします。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 1 0 0 0 0 0 0 0 1 4 1

日本ハム

6 3 0 0 1 0 1 0 X 11 16 0

◆5月16日(金) 日本ハム-千葉ロッテ7回戦(ロッテ6勝1敗、18時、札幌ドーム、16,036人)
▽勝 中村 2試合1勝
▽敗 成瀬 8試合3勝4敗
▽本塁打 ミランダ4号(成瀬)、5号(成瀬)、近藤1号(成瀬)、サブロー3号(中村)、陽8号(成瀬)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、木村―金澤、江村
日本ハム 中村、藤岡、大塚
―市川

 

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先発は誰だっけ

2014-05-16 01:17:40 | 千葉ロッテ

今日は出遅れとじっとりとした霧雨に心迷ったのですが、今月初の勝ち越しに期待を寄せて気合いを入れて球場に向かいました。
しかしその勝ち越しはあっさりと初回に潰えてしまい、マウンド上で迎えてくれたのは二番手の南です。
いきなりの四球連発に連打の4失点でコントロールが緩いときの唐川はこんなもの、とは分かっていても、あまりに哀しいノックアウトです。
さすがに伊東監督も二軍落ちを決断したようですから、これを前向きに捉えて体作りを中心としたミドルキャンプで夏場に逞しく戻ってきてくれることを願いましょう。
交流戦に入りますので唐川の穴を考える必要はありませんが石川も下降気味ですので、浦和で先日に完投勝利だった木村、今日もストレートが140キロ台だった南あたりをどこかで試してみるのもいいように思いますが、それもこれも札幌での藤岡、石川の出来次第でしょうから暫くは静観です。

打線は不調の井口がスタメン落ち、公的には右手の指の三本が腫れてのことのようですが、それがなくとも変わりはなかったでしょう。
代役の一塁手はようやくの高濱で、しかし残念ながら4タコで強い打球も打てませんでしたが、それでも昨年までに比べれば体つきもがっしりとしてきましたし課題だった落ちるボールにもそれなりに対処できていましたので、暫くは細谷との争いになるでしょうが腰を据えて起用をしてもらいたいです。
そして四番にはサブローに代わっての角中という苦肉の策のヤングマリーンズには、いきなりのビハインドを挽回する力はありませんでした。
それでも荻野貴は好調ですし加藤にもヒットが出て、また岡田もマルチヒットで出遅れていた面々が頑張っていますので、今江だってダメならスタメン落ちぐらいの厳しさもありです。
それなりの戦いをやっているときにはメンバー固定の傾向が強いだけに、ピンチをチャンスと考えていきましょう。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

ソフトバンク

4 0 1 0 1 1 0 0 0 7 13 1

千葉ロッテ

1 0 0 0 0 0 0 0 0 1 8 0

◆5月15日(木) 千葉ロッテ-ソフトバンク9回戦(ソフトバンク6勝2敗1分、18時15分、QVCマリン、8,338人)
▽勝 岩嵜 1試合1勝
▽敗 唐川 8試合5敗
▽本塁打 長谷川3号(唐川)、松田12号(南)

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、南、松永、内―吉田、金澤
ソフトバンク 岩嵜、千賀
―細川

 

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長かった白星への道

2014-05-15 01:26:00 | 千葉ロッテ

久しぶりに球場での白星でしたが、ひたすら遠かったです。
まさか4時間ゲームになるとは思いもよらず、とは言いながらも中盤から不穏な雰囲気が漂っていたのですが、とにかく勝ってくれて救われました。
じわじわと負け越しが続いて後退をしながらも3タテを食らうことなく踏みとどまっていることを前向きに捉えて、そして明日こそ勝ち越しを決めてもらいましょう。

前回にらしくない乱れっぷりだった古谷でしたので、今日のピッチングに一安心です。
初めての吉田とのバッテリーでしたがストレート、変化球ともにコントロールできていましたから、リードをするのも楽しかったでしょう。
連打を許さず8回途中まで1失点ですので先発としての責任をしっかりと果たしてくれましたし、軽く完封をしてくれるのではないかとすら思えるぐらいでした。
それだけに白星を手にできなかったのが残念ですが、初お目見えのセントラルにもその凄さを見せつけてもらいましょう。
その古谷を継いだ益田は昨日が昨日だっただけにイヤな感じがあったのですが、あれは捕れなかったかなぁと思いつつもその昨日ほどではないにせよボールに勢いがありました。
痛恨の被弾をした西野もこすったような打球があそこまで飛ぶとは思っていなかったでしょうし、見ているこちらも唖然呆然です。
古谷には申し訳ない結果にはなりましたが後続を断ったからこそ打線の援護を引き出せたと、それを材料と前向きにいきましょう。

打線は大きくいじってきました。
角中のスタメン落ちは代打で出てきましたので不振によるものではないかと思いますが、しかし意味のない代走が出ましたので故障の一歩前なのかもしれません。
その角中の代わりに今江がクリーンアップに復帰をして三番、ここで井口を五番に動かしたのは好調の核弾頭をぶった切っていたことが理由でしょう。
しかしその井口が一人だけ蚊帳の外で手打ちに変わりはありませんので、次のステップは意外に早いかもしれません。
それにしても左腕に根元、岡田をスタメンとは個人的にはウェルカムな起用ですが、どういった思惑だったかが気になります。
岡田はここのところヒットが続いていましたし打数は少ないにせよ対左腕の成績を見てのものだったのかもしれませんが、クルーズを外しての根元にはビックリ仰天です。
また岡田には古谷ですので守り勝つという意味合いがあったのかもしれませんが、それであればなおさらにクルーズでしょう。
何はともあれその起用が大当たりでマルチヒットに守備でも貢献ですので、ギャンブラー伊東の面目躍如です。
打った瞬間にそれと分かる鈴木のまた左腕からのアーチ、荻野貴のサヨナラヒット、加藤もマルチヒットで吉田にもタイムリーが出ましたのでこれでもう少し得点が入っていればお祭り騒ぎだったのですが、とにかく勝ててよかったとしか言いようのない残塁の山を明日は得点に変えられるよう、高給取りの方には仕事をお願いします。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11

ソフトバンク

0 0 0 0 0 0 0 1 1 0 0 2 7 0

千葉ロッテ

0 0 1 1 0 0 0 0 0 0 1X 3 14 0

◆5月14日(水) 千葉ロッテ-ソフトバンク8回戦(ソフトバンク5勝2敗1分、18時15分、QVCマリン、12,042人)
▽勝 ロサ 15試合1勝1敗
▽敗 嘉弥真 12試合1敗
▽本塁打 鈴木3号(帆足)、長谷川2号(西野)

▽バッテリー
千葉ロッテ 古谷、益田、西野、ロサ―吉田
ソフトバンク 帆足、五十嵐、千賀、森福、岡島、嘉弥真
―細川、鶴岡

 

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打てなければ勝てません

2014-05-14 03:00:19 | 千葉ロッテ

オープン戦のときから今季は貧打で苦しむことになるだろうとの予感はありましたが、交流戦を前に早すぎる梅雨に突入をしたかのようです。
今日も6安打で零封をされてしまい、吉田と荻野貴の連打で作った二度のチャンスにここまで好調だった鈴木が凡退をしてのそれですから今の打線では仕方のない敗戦です。
クリーンアップがサブローの1安打と中心がぐらぐらとしているのも相変わらずで、春先とは真逆というかみ合わせの悪さに頭を抱えるしかありません。
起爆剤となるような新しい顔もなく、やはりまずはブラゼルを浦和から引っ張り上げるのが第一ではないかと思います。

そんな打線に足を引っ張られる形で、8回途中まで5安打2失点の涌井が5敗目です。
どうも涌井が投げると打線の援護がない、といった繰り返しになっており、簡単に先制点を与えるという涌井のピッチングにも問題はありますが、ちょっと可哀想にもなります。
いつもどおりに球数の多い涌井でしたが自分のペースで投げていましたし、今さらながらに味方打線の貧打ぶりに驚いていることでしょう。
それでも力強い投球でしたので我慢をしていればいつかは報われる、そう思って投げてもらうしかありません。
二番手の益田が伸びのあるストレートを投げていたこともありましたし、今日の投手陣はプラス査定でお願いします。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

ソフトバンク

0 2 0 0 0 0 0 0 0 2 6 0

千葉ロッテ

0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 6 0

◆5月13日(火) 千葉ロッテ-ソフトバンク7回戦(ソフトバンク5勝1敗1分、18時15分、QVCマリン、9,685人)
▽勝 スタンリッジ 7試合3勝2敗
▽S サファテ 20試合1勝13S
▽敗 涌井 7試合2勝5敗
▽本塁打 松田11号(涌井)

▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、益田、松永―吉田
ソフトバンク スタンリッジ、岡島、サファテ
―鶴岡

 

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めげるな清田

2014-05-13 02:06:50 | 千葉ロッテ

清田が登録を抹消されました。
連日の不甲斐ないバッティングですので仕方のないところはあるものの、どうも昨年から伊東監督の清田に対するものが厳しすぎるような気がします。
打てない、という点では先月の荻野貴の方が酷かったですしポップフライの連発で内容も伴っていませんでしたが、しかし清田よりはチャンスをもらえていました。
今の荻野貴を見れば結果的に伊東監督の目が正しかったということにもなるのでしょうが、傍から見ていると両選手の待遇差にはかなりの違和感があります。
今回の抹消に際して清田に対してきちんとしたフォローと言いますか、理由の説明と克服すべき課題を示しているのかどうか、このあたりを誤ると清田だけではなくチーム内に不信感のようなものが漂い出すかもしれず、おそらくは浦和にも多少なりとも不穏なムードがあるのではないかと思いますので、そこに清田で発火とならなければと願います。

 

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石川が炎上

2014-05-12 00:53:49 | 千葉ロッテ

 

ここのところは昼間の移動の際ぐらいしか強い日差しを浴びていませんので、今日は久しぶりの日光浴です。
それにしてはあまりに強烈で、しかも目の前で石川が炎上をしてしまいましたので、暑さに加えて熱さまで浴びてしまった一日でした。
急に日焼けをするととっくにお肌の曲がり角を通り過ぎていますのでシミになるのが心配で、球場でも帰ってからもハイシープラスをボリボリとかじっていたのは言うまでもありません。

このままとんとん拍子とは思っていませんでしたが、ちょっと早かったかなとは石川のぶつかった壁です。
川越コーチがコメントをしていたように開幕から一ヶ月を過ぎてルーキーには疲れが溜まる時期に差し掛かっていますし、誰もが経験をする試練でもあります。
ストレートも今ひとつ走らず、そして石川には自信喪失かもしれない勝負球のシンカーを打たれたのがプロの洗礼で、それだけ相手も石川を本物と見て研究をしているのでしょう。
ボウカーのそれはストライクを欲しがって高めに浮いたものですので言い訳もできますが、その前の松井稼に運ばれたのはそれなりのコースでしたからショックもあると思います。
調子が悪かったからかもしれませんが西田、ジョーンズに完全にモーションを盗まれるなど注意力も散漫で、ボールが走っていないからこそ際どいところを狙ってカウントを悪くしてしまうという自滅モードも石川ならずとも通過儀礼のようなものだとでも割り切るしかありません。
ここから巻き返せるかどうかが大袈裟に言えば年齢がいっている石川にとっては岐路になりますので、何とか踏ん張ってもらいたいです。

石川が早々に、とは言いながらもベンチはかなり我慢をしたのですが、四回を持たずのKOですのでリリーフ陣は大忙しです。
二番手の南が4回とロングリリーフで、3失点ながらも昨年までとはちょっと違ったピッチングを見せてくれたのが収穫ではありました。
相変わらずにあっさりと歩かせるところは変わっていませんが、それでもストレートで押して140キロ台がほとんどでしたので立正大までは遠く及ばないまでも昨年でほぼ見切った感のある自分からすれば別人モードで、そうなるとこのまま中継ぎがいいのか浦和でそうだったように先発に専念をさせるべきかが悩ましくなります。
その立正大のときには練習でも組んだことがあるかどうかは分かりませんが、今後に真新しいマウンドで吉田とのバッテリーを夢見ることにします。
その後は調整登板の松永、内でしたがピリッとせず、それであれば楽天アレルギー対策に最後は益田でよかったかなとは思いつつも、1安打で負けるチームもありますから20安打だろうが一敗は一敗と、どうも今季の口癖になりつつある言い訳で自分を慰めるしかありません。

打線は石川を早いうちから援護、と期待をしていたのですが、その前に石川が大崩れをしましたのでどうにもなりません。
前回ほどに辛島に手こずったわけではありませんが、この展開ではただ打つしかありませんので完敗モードを責めることもできないでしょう。
荻野貴が正真正銘のアーチ、鈴木が左腕からマルチヒットと核弾頭が元気なのに対してクリーンアップが沈黙ですから、これが3カード連続をしての負け越しでじわじわと後退をしている一番の理由ではないかと、そうなれば四番を外された今江が久しぶりにらしいヒットを打ったことを前向きに捉えたいです。
荻野貴は回転で運んだ手応えのあるバッティングだったでしょうし、あとはオープン戦の後半で躓いたようにその回転に膝がどこまで耐えられるかでしょう。
また鈴木の見違えるような好調ぶりには驚かされますし、右肩でしっかりと壁を作って引きつけてのスイングですから強い打球を打てているのだと思われ、右よりも左を得意としているのは開かないように強く意識をしていることの結果ではないかと考えます。
対照的に開きが早く外寄りのボールには手打ちとなってしまっているのが井口で、右に引っ張るというバッティングがどこかに消えてしまっていますので、さすがの井口も年齢の壁には手こずっているようですから調子が落ちたからではなく、定期的に休養を与えるような起用を考える時期にきているのかもしれません。
その他では点差が開いているからこそなのか、開いているのになのかは見方が分かれるでしょうが、ただの内野ゴロが前進守備でタイムリーとなったのが二度ほどあったのが引っ掛かったのと、伊志嶺のバックホームに驚き、そして早打ちながらもヒットが続いている岡田に拍手、そしてこういった試合展開で若手を上手く使えないベンチワークに疑問です。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

楽天

4 0 2 1 1 0 2 0 2 12 20 1

千葉ロッテ

0 0 1 1 0 0 0 0 0 2 7 0

◆5月11日(日) 千葉ロッテ-楽天9回戦(楽天5勝4敗、14時、QVCマリン、18,713人)
▽勝 辛島 7試合3勝3敗
▽敗 石川 7試合3勝2敗
▽本塁打 ボウカー1号(石川)、荻野貴2号(辛島)、西田2号(南)、牧田1号(内)

▽バッテリー
千葉ロッテ 石川、南、松永、内―吉田、江村
楽天 辛島、西宮、斎藤
―嶋

 

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エクセレントなクルーズ

2014-05-11 01:37:10 | 千葉ロッテ

今日のお立ち台は藤岡と鈴木でしたが、ここにクルーズも呼んであげたかったです。
初回、五回、そして六回と、見事な守備で藤岡を助けたプレーは、地味ではありますが勝利への貢献は絶大でした。
俊敏な動きで広い守備範囲を誇る、といったクルーズではありませんが、無理な体勢からでも無駄なくノーステップで矢のような送球ができるのは外国人選手ならではです。
あれでもう少し腰から尻のあたりが絞れれば小坂とはまた違ったタイプの名手として名を刻めるのではないかと、ややアッパー気味なスイングで打率は急降下ながらも意外性の長打でバットでも貢献をしてくれていますし、なぜかスタメン落ちがポツポツありますが総合力でショートはクルーズで決まりでしょう。

そんなクルーズに支えられた藤岡は7回4安打1失点で2勝目、なかなかいい感じでした。
前回と同じくストレートを軸としたピッチングは思ったほどにスピードは出ていなかったものの、向かっていく気持ちがあったからこそ強い打球が野手の正面を突いたとは精神論ではありますが、これまでは逃げの姿勢が目立っていただけに今季はやってくれそうな期待感があります。
打者目線からすれば三振が少ないことからしてねじ伏せられている印象はないでしょうが、ここぞというところで詰まらされているのですからボールはきていたのでしょう。
ジョーンズに2四球を与えましたが藤岡の意図なのかバッテリーで相談をしてのものなのか、あるいは昨日を反省してのベンチの方針なのかは分かりませんが、内を攻めてのそれですから問題はありませんし、その内を意識させることで今後の対ジョーンズを有利に運ぶための布石にもなったと思います。
ただそれもジョーンズの前に走者を出さなかったからこその攻めで、西野は松井稼を歩かせたことで外寄りの勝負となってしまいましたから、明日の石川も注意が必要です。

打線は中盤までなかなか塩見を捉えきれませんでしたが、相手のミスに乗じての勝ち越し、追加点は珍しいものを見せられたようでよかったです。
バウンドが変わったのでしょうし風で流されたのでしょうが、松井稼のそれも中島のそれも塩見とすれば捕ってくれよといったところでしょう。
銀次の判断ミスにつけ込んだのもそうでしたが、こういったケースで攻めきれないのがいつものロッテですので、この攻撃はいい傾向です。
その立役者が荻野貴と鈴木というのは春先を考えれば信じられない今、といった感じで、今月の荻野貴は.464で鈴木が.370ですのでクリーンアップが好調であれば破壊的な打線になるのですが、春が終わった井口は下半身の粘りがなく上体が伸びきったスイングで打てそうな気配がなく、好調のサブローに四番を取って代わられた今江はチャンスに凡退、バント失敗とこれまた春先からすれば真逆な状態ですのでなかなか上手くはいきません。
らしい体捌きで難しいボールを結果的にヒットにした角中も今月は身長に届かない打率ですし、やはりベンチから信頼をされていないのかあっさりと代えられた清田も結果が伴っていないので仕方がなく、また汚名返上のチャンスをもらえた根元も脚力がなければ地獄の上塗りになりかねなかった凡打ですので厳しさは続きます。
明日も左腕ですからほぼ同じ顔ぶれで立ち向かうことになるのでしょうが、石川を早いうちから援護できるかどうかが試合の鍵を握りそうです。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

楽天

0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 4 0

千葉ロッテ

0 1 0 0 2 1 0 0 X 4 9 0

◆5月10日(土) 千葉ロッテ-楽天8回戦(4勝4敗、14時、QVCマリン、17,397人)
▽勝 藤岡 6試合2勝1敗
▽S 西野 17試合1敗10S
▽敗 塩見 8試合2勝3敗
▽本塁打 西田1号(藤岡)

▽バッテリー
千葉ロッテ 藤岡、ロサ、西野―吉田
楽天 塩見、青山、相原
―伊志嶺

 

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根元・・・

2014-05-10 04:11:21 | 千葉ロッテ

不憫な時代が長かったこともありますし、ルーキーのときから推していた選手ですのでひたすら応援をしているのですが、さすがに今日の根元は擁護ができません。
風速表示に比べれば上空の風は強かったのかもしれませんが地元でのあの落球は軽率の誹りを免れませんし、さして難しいボールではないバントを失敗したり、打者走者をきちんと確認をせずに緩い送球で内野安打にするなど、守備でも打撃でも成瀬の足を引っ張ってしまいました。
さすがに伊東監督も我慢ができなかったのか二打席目のチャンスは与えたものの挽回ができないとあっさりと三木に交代で、明日は左腕が先発ですのでスタメン落ちが濃厚です。
手を抜いているわけではないのでしょうが印象があまりにも悪く、また打撃もなかなか上向きませんので、高濱や大嶺翔らとの入れ替えへの声が強くなりそうです。

そんなこんなではらわたが煮えくりかえっていたかもしれない成瀬ですが、ジョーンズに浴びた一発はボール一つ分ぐらい内に入ってしまいましたがあれをあそこまで飛ばされたら諦めるしかないかなと、チームとしてあまりにジョーンズに打たれすぎであるのが不満ではありますが、さすがに四番だと打った方を誉めるしかありません。
全体的にはボールがばらけ気味で苦労をしながらも7回4失点と大崩れはしませんでしたので、エースであれば踏んばって欲しかったものの、今日は仕方がないでしょう。
その成瀬が出番を無くすと口にしていた内がビハインドの場面で登板をしたのは皮肉な話ではありますが、内容はともあれこの時期に復帰をしてくれたことは喜ばしいです。
失点はしましたがスピードも出ていましたし、遅れた分を取り戻してくれる内の今後に期待です。

打線は則本を捉えきれずの2得点、やはり長距離砲がいない打線に凄みはありません。
ここのところ調子を上げているサブローがホームランを打ちましたし明日はクリーンアップでしょうが、やはり20本塁打を狙えるぐらいの外国人選手が欲しいです。
ブラゼルが故障でないのであれば一軍に戻すべきですし、もし故障であれば球団には補強をお願いします。
軸がしっかりとすれば周りが活きてくる、そういったタイプの選手が多いチーム事情ですので、その投資が半沢真っ青の効果をもたらしてくれるでしょう。
1万人を割ってしまったスタンドが、今のチームを見るファンの目を象徴しているように思えてなりません。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

楽天

1 0 3 0 0 0 0 1 0 5 10 1

千葉ロッテ

1 0 1 0 0 0 0 0 0 2 7 1

◆5月9日(金) 千葉ロッテ-楽天7回戦(楽天4勝3敗、18時15分、QVCマリン、9,941人)
▽勝 則本 7試合4勝3敗
▽S ファルケンボーグ 11試合1敗6S
▽敗 成瀬 7試合3勝3敗
▽本塁打 ジョーンズ12号(成瀬)、サブロー2号(則本)

▽バッテリー
千葉ロッテ 成瀬、内、南―金澤
楽天 則本、福山、ファルケンボーグ
―嶋

 

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どうした里崎

2014-05-09 01:22:37 | 千葉ロッテ

上野と里崎が抹消となりました。
先日の力感のないピッチングを見れば上野の抹消は仕方がないのですが、里崎がどうにも気になります。
フル出場をしたばかりですので故障は考えづらいですしそういった情報も流れてきませんが、しかしそれ以外に理由が思い浮かびません。
すっかりとレギュラー捕手の座を吉田に明け渡し、そのことをチームの将来のためと達観をしたようなコメントを残しながらも本心では忸怩たる思いを抱いているであろうことは想像に難くなく、しかしそれもここ数年の故障がちな自分の自覚があるでしょうからもし今回もそれであれば気持ちの張りが失われる心配があります。
一直線なリードの吉田に比べれば昨日の唐川をリードした里崎の経験はまだまだアドバンテージがあり、また吉田も学ぶところが多いでしょうから、今季で終わるようでは困ります。
代わりに昇格をするのが金澤なのか田村なのかで里崎の今後が占えるような、そんな気がしてなりません。

 

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ルパンの消息

2014-05-08 23:22:19 | 読書録

ルパンの消息

光文社

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タイトルに惹かれて手に取ったのですが、結果的にポリシーに合致をした横山秀夫のデビュー作です。
ただデビュー作とは言いながらも刊行がされたのはかなり経ってからとのことですし、またその際に大幅な加筆がされているとは後書きでしたので純粋な意味でのデビュー作とは言えないかもしれませんが、作者からして大事な作品と位置づけているようですのでじっくりと楽しませてもらいました。
15年前の女教師の自殺が実は殺人だとのタレコミがあり、時効まであと一日という状況の中で刑事と容疑者たちの人間模様が描かれています。
基本的には取調室でのやり取りで話が展開をしていきますので、『半落ち』もそうでしたし作者の得意舞台なのかもしれません。

これはかなり面白かったです。
事件が起きたのは昭和の時代で設定よりは10年ぐらい前ではないかと思える雰囲気が漂っていましたが、近いところを生きてきましたので現実感があります。
容疑者として連れてこられた教え子たちが語る学生生活、試験問題を盗むために職員室に忍び込んだルパン作戦、そこで見つけた女教師の死体、友人の自殺、警察の手を借りない犯人捜しと、取調室での尋問と街中での捜索が交互に展開をして読み手を飽きさせません。
ミステリーとしての仕掛けもさることながら『半落ち』もそうでしたが、登場人物の内面に迫っての描写が物語を引き立てていきます。
15年前の出来事にしては事細かな供述に過ぎたり、当時の関係者が数時間で集められたりと都合のよすぎるところもありますが、それを上回る緊迫感があります。
評価が分かれるとすれば二重、三重のどんでん返しは伏線をしっかりと回収をしてくれた心地よさはありながらも、最後がやり過ぎだったかなぁといったところでしょう。
また折を見て次の作品を読んでみようと思います。


2014年5月8日 読破 ★★★★★(5点)

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めでたい

2014-05-08 02:55:39 | 千葉ロッテ

GW明けもさっそくの午前様だったので映像を見ていないのですが、とりあえずは唐川が試合を作ったのはめでたいです。
2死球ながらも内を積極的に攻めたわけでもなかったような唐川はストレートも130キロ台半ば、スライダーがやや多めだったぐらいで普段と変わらず、また点の取られ方も悪かったのですが、ここまでのピッチングからすれば中5日で5回2失点ですから本人には申し訳ないながらも望外な結果と言ってよいでしょう。
その結果がどうあれチームが組織として機能をしていないという点で唐川の先発には納得をしていないのですが、ここで炎上をしていれば心が折れて暫くは戦力にならないというだけではなく再調整となっても迷走をしかねない状況だっただけに、白星は手にできませんでしたが次に繋がる今日であってくれればと思います。
六回からは益田、松永、ロサ、西野とこのリレーで勝たないでいつ勝つ、といった勝利の方程式で、西野がふらつきながらも逃げ切れたことも大きかったです。
また益田がややロングな感じなのは今の登板間隔からすれば先発転向への一里塚、と前向きに捉えたいです。

打線はまた井川かよ、と毎度お馴染みの打てそうで打てない展開でジリジリとさせられましたが、サブローが二死から2打点とチャンスに一本が出るこちらもめでたい展開でした。
決勝点は併殺の直後でしたので値千金で、今日は五番DHとして貫禄のバッティングで気がつけば3割ですので不思議な感じもあります。
また驚きの井口スタメン落ち、そして清田の昇格と分かりやすいオーダーも納得感があり、最終回の点の取り方も個人的には満点です。
迫力不足は現有メンバーからすればどうにもなりませんので、こういった地味でもじわじわと追い詰めていくやり方が一番でしょう。
バントで送ったからこそ大松で併殺にならずにクルーズのタイムリーに繋がったと、そこもポイントだったと思います。
週末のQVCマリンに行けるかどうかがまた不透明になってきましたが、この野球で下り坂の楽天にしっかりと勝ち越してくれることを期待します。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 0 1 1 0 1 0 1 4 9 0

オリックス

1 0 0 1 0 0 0 0 0 2 9 0

◆5月7日(水) オリックス-千葉ロッテ8回戦(オリックス5勝3敗、18時、京セラドーム、15,301人)
▽勝 益田 8試合3勝
▽S 西野 16試合1敗9S
▽敗 馬原 13試合1敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 唐川、益田、松永、ロサ、西野―里崎
オリックス 井川、比嘉、馬原、佐藤達、中山、岸田
―伊藤

 

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キラー古谷も四球病を罹患

2014-05-07 01:04:55 | 千葉ロッテ

西が相手ですので苦しい展開になるのは予想をしていましたが、オリックスキラーの古谷が崩れてここまで一方的な試合になるとは思ってもいませんでした。
味方が先制をしてくれた直後の先頭打者をあっさりと歩かせるとは古谷らしくもなく、結局は四球はこの1個ながらも歩かせるのを嫌がったわけでもないでしょうが、その後は打ってくださいと言わんばかりの真ん中、そして高めに吸い寄せられるようにボールが集まってしまうピッチングでオリックス打線のつるべ打ちです。
まさかの4回6失点でGWの負け越しが決まり、上野も躍動感に欠いたピッチングで3回を2失点、最後に下位打線を南が簡単に抑えたのが救いと言えば救いです。
頼みの綱の古谷まで乱れて明日は6戦4敗で防御率が8.78と普通に考えたらありえない唐川が先発とはビックリ仰天、こうなったら打たれても使ったベンチが悪いのは衆目の一致するところでしょうから、失うものは何もないと開き直って初回から全力投球、行けるところまで行くという潔さを見せてもらいましょう。

打線は初回に先頭打者初球ランニングホームランというリーグ史上初の快挙を荻野貴がやってくれましたが、実際のところは竹原の一人芝居でしかなく、それに動揺をしたのか西が鈴木に死球を与えたところで井口が引っ掛けての併殺で流れをぶった切ったのが痛すぎました。
せめて走者が残っていれば今江のツーベースで追加点が取れたかもしれず、二回まではふらついていた西を攻略する絶好のチャンスを逃してしまい、古谷が打ち込まれて点差が広がったこともあってか三回以降は手も足も出ず、やっとのことでの四球やエラーの走者はきっちりと併殺で潰してしまうという泣くに泣けない貧打ぶりです。
無い物ねだりではあるのですが見るからにパワフルなペーニャに二発を食らったのが悔しくもあり、羨ましくもあり、それにしたって楽天ほどではないにせよ打たれすぎでしょう。
竹原にしたって今季初出場で四番とはロッテ戦で食っているだけのことはあると言いますか舐められていると言いますか、とにかく情けなさすぎます。
作戦としては結果的には古谷が炎上をしたので無意味だったかもしれませんが、四回の無死一塁で送らずに強攻でチャンスを潰し、その裏には逆に送られて追加点を取られるというのは納得のいくものではなく、古谷があんなだったから一発逆転の勝負に出たギャンブラー伊東の賭けが裏目に出たといった感じです。
しかしその賭けに出るには持ち札が弱すぎで、すっかりとブレーキになっている井口、得点には絡んだもののDHとしてでは迫力不足どころの騒ぎではない根元、こういった不調の面々の復調をただ待つだけなのか、浦和で控えている若手、中堅、ベテランをカンフル剤として注入をする気はないのか、週末の動きが有りや無しやが気になってなりません。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

1 1 0 0 0 0 0 0 0 2 9 0

オリックス

3 0 1 2 1 0 1 0 X 8 11 1

◆5月6日(火) オリックス-千葉ロッテ7回戦(オリックス5勝2敗、13時1分、京セラドーム、29,371人)
▽勝 西 6試合6勝
▽敗 古谷 6試合3勝2敗
▽本塁打 荻野貴1号(西)、ペーニャ11号(古谷)、12号(上野)、竹原1号(古谷)

▽バッテリー
千葉ロッテ 古谷、上野、南―里崎、江村
オリックス 西、中山、岸田
―伊藤

 

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ごっつぁん返し

2014-05-06 02:16:27 | 千葉ロッテ

まさに先日のごっつぁん返しのような、そんなワイルドピッチによる決勝点での黒星です。
ワイルドピッチと言うほどに外れたものではありませんでしたし吉田も体で止めにいきましたが、バウンドとはね返りの角度が悪くての後逸ですからあれも運なのでしょう。
7回を2失点の涌井は数字としては先発としての役割を充分に果たした粘投でしたが打線の援護がないままに報われない138球で、しかしあまりにコントロールがばらつき過ぎてテンポが悪いピッチングはその打線の援護を自ら遠ざけてしまうようなものでしたから、MAX149キロと底力を見せてくれただけに次こそは、次こそはの期待を繋ぐしかありません。
それにしても馬力のある涌井に昨日の中継ぎ陣のフル回転のしわ寄せをするような中5日でのこの球数はどうかとも思いますし、あっさりと抹消となった香月が哀れでなりません。
満遍なく使っているように見えて一点集中主義も垣間見えるここのところの選手起用で残り2試合をどう乗り切るのか、その先にもまだまだ山場は続いています。

打線はチャンスはそれなりにありながらも決め手に欠いて、相手を上回るヒットを放ちながらの競り負けです。
飛ぶボールが退場をしましたので一発に頼る起用が効果的かどうかは微妙ですが、あまりに迫力不足の下位打線は何とかしなければなりません。
サブローも頑張ってはいるのですが長打がさほどに期待できないだけに、DHであれば大松なりブラゼルなりの博打枠もありでしょう。
そのブラゼルが浦和でご無沙汰なのは故障なのか構想外なのか、そうなればそろそろ不遇の清田の復帰があってもよいと思います。
大谷も投げましたし週末に地元に帰ってくるタイミングでシャッフルによるカンフル剤投入を是非とも願いたいですし、自分も明日の休日出勤でけりをつけての出直しといきたいです。

 

  1 2 3 4 5 6 7 8 9

千葉ロッテ

0 0 1 0 0 0 0 0 0 1 7 0

オリックス

0 0 0 2 0 0 0 0 X 2 6 0

◆5月5日(月) オリックス-千葉ロッテ6回戦(オリックス4勝2敗、17時、京セラドーム、32,986人)
▽勝 松葉 1試合1勝
▽S 平野佳 14試合1勝12S
▽敗 涌井 6試合2勝4敗

▽バッテリー
千葉ロッテ 涌井、ロサ―吉田、里崎
オリックス 松葉、比嘉、馬原、佐藤達、平野佳
―山崎勝

 

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