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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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連夜の猛攻で連勝

2007-06-14 23:03:44 | 千葉ロッテ

多少の雨なら強行するかもしれない、との予想通り、小雨降る中で試合が始まりました。
それは間違った判断とは思いませんが、雨足がかなり強くなった6点差のついた7回裏のロッテの攻撃の前に、延々と時間をかけてグラウンド整備をしてまで試合を続行する意味があったのでしょうか。
始めた以上は試合を成立させるために5回までは何とか引っ張るのは審判の責務でしょうが、試合も成立して、残りイニングでは挽回不可能な得点差があり、かつ天気予報は悪い、といった今日の条件なら、間違いなく7回表終了時で試合を中断して降雨コールドゲームにすべきでした。
あのコンディションでは選手が怪我をしかねませんから、ブラウン監督も異議はなかったはずです。
スタンドのファン、濡れたままの選手たちが待ち続ける時間が、とても空虚でした。

田中雅、プロ初ヒット!

そんな愚挙としか思えない試合続行に、意味を見いだすとすれば、苦節4年目でようやくマークした田中雅のプロ初ヒットでしょう。
元々打撃が買われていた選手で、かつスローイングに難があることから、かなり早い段階から内野手に回され、それでも何度か1軍に昇格するものの1試合も出場できずに抹消・・・の繰り返しが昨年まででした。
今年も開幕1軍に名を連ねたのもつかの間、すぐに抹消され、本人にも「今年もか」という思いがあったはずです。
しかし、ようやく先日プロ初出場初打席を果たし、そして今日は念願のプロ初ヒットです。
当たり自体は快音を残して、といったものではありませんでしたが、しぶとくライト前に落とした打撃は泥臭く頑張ってきた彼に相応しいかもしれません。
捕手もできる内野手として便利屋扱いされる可能性が非常に高いですが、それもチャンスと考えて、ヒーローインタビューでも語っていたように「何でもやります」の精神で頑張ってくれると思います。

小林宏は、評価が分かれるでしょうが、今日は良くなかったと思います。
生命線の制球がイマイチで、あれだけボールがあっちゃこっちゃに散るのは久しぶりに見た気がします。
ここ数試合こんな感じが続いていますので、調子がやや落ち気味なのかもしれません。
初回に喜田にストレートの四球を与えた時には全球ともすっぽ抜けで制御できていない感じで、ビジョンに映った表情から「こんな雨でやってられっかよ」という思いが読みとれ、もし味方の大量援護がなければ早々にKOされたかもしれない、と思えるほど、本人のやる気の無さがボールに表れていた気がします。
同じくヒーローインタビューで、投げにくくなかったですか、との問いに「全然そんなことはありませんでした」と言ったあとのちょっとだけ見せた本音の表情が印象的でした。

広島の青木高はオリックスの星野みたいなフォームで、かなりボールの出所が見づらい投げ方をしていましたから、先日の対戦では途中まで完全試合をされかけたというのも頷けますし、負け込んでいるルーキーながらローテーションで起用され続けるのもわかります。
あれでカーブの曲がりが大きくなり、低めにコントロールできるようになれば、常時2桁勝てる投手になりうる素質を持っていると思います。
逆に言うと、今はフォームの見づらさだけで持っている感じで、慣れられてしまえばボールに力がないために痛打されてしまう、だからいいところまでいっても勝ち星がつかないのだと思います。
今日も打たれ出したら止まらない久保状態に陥り、1イニング6得点のビッグイニングをプレゼントしてしまいました。

この2試合連続の猛攻は、ヒットも多かったですが、積極的な走塁が功を奏したと思います。
積極的な走塁と暴走は紙一重なので、試合の流れから結果論で判断することになってしまいますが、初回の早川やサブローの走塁が相手バッテリーにプレッシャーを与えたことは間違いないと思います。
そろそろ失速するかと心配している早川がむしろ加速気味で、気がつけばグイグイとチームを引っ張っている感じすらあります。
今日も機を見た走塁や盗塁、ダイビングキャッチなど、ファンや味方ベンチの心をぐっと掴んでくれました。
オリックスありがとう、ロッテの編成は見る目がある、そんなところでしょうか。

しかし悪天候の中で、こんな試合を見せられた広島ファンは悲劇だったでしょう。
広島のマスコットは4回のインターバルでは1塁側ベンチの上で踊るという裏切り行為を犯し、さらに5回のグラウンド整備の間には1塁側フィールドウィングシートのファンとハイタッチをするという信じがたいパフォーマンスを見せました。
芸達者なマーくんに連れられて、嵌められたという感じがしないでもありませんでしたが、広島が勝っている試合ならともかく、今日の展開であの裏切り行為に広島ファンは激怒しなかったのでしょうか。
ちなみに5回のハイタッチの後の6回表の広島の攻撃時には、後方で雨宿りしていたレフトスタンドのファンが大挙して前に押し出し、雨に打たれながら熱心な応援パフォーマンスを見せていました。
不甲斐ない広島ナインへのメッセージもあったでしょうが、私はマスコットへの抗議だと受け取りました。

さて、明後日からは地元での交流戦最終カード、甲子園でボコボコにした阪神が相手です。
奇跡の3連覇を達成するためには連勝が必須で、初戦にでてくると思われる福原を、前回同様にめった打ちにつるし上げられれば、連勝も簡単に達成できると思われます。
とにかく初戦の3回までに5点以上取ること、これが3連覇への関門だと考えますので、打撃陣には心して取り組んで欲しいところです。

こちらの先発は清水ですしね。



1 2 3 4 5 6 7 8 9
広島 0 0 1 0 0 0 0 3 0 4 11 1
千葉ロッテ 1 0 6 1 0 0 3 3 X 14 18 0


◆6月14日(木) 千葉ロッテ-広島4回戦(ロッテ4勝、18時15分、千葉、14,186人)
▽勝 小林宏 11試合8勝1敗
▽敗 青木高 12試合1勝7敗
▽本塁打 ベニー6号(青木高)

▽バッテリー
千葉ロッテ 小林宏、川崎、小宮山、高木―里崎、橋本
広島 青木高、宮崎、青木勇、マルテ―倉

 

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (スポーツ瓦版)
2007-06-14 23:43:14
TB有り難う御座いました。

雨天コールドと思ってたんですが最後までして驚きですよ。
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何がやりたかった意味不明 (オリオン)
2007-06-15 01:10:43
審判としての意地ですかね。
両ベンチ、スタンドとも、試合続行を望んでいた人はごく一部だと思います。
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