41 小林宏之 投手 32歳 年俸1億7000万円
【2010年成績】 57試合 3勝3敗29S 防御率2.21 61回 51被安打 2被本塁打 14与四球 3与死球 53奪三振 被打率.227
守護神としてリーグ3位の29セーブとチームに貢献をしてくれた小林宏ですが、力の衰えを隠せなかったことが如実に顕れたシーズンでもありました。
ストレートは140キロ台後半をマークしながらも空振りが取れず、ワンバウンドをしなくなったもののフォークのキレは戻らず、そしてコントロールも今ひとつ精密さを欠きました。
序盤戦こそ無失点での登板が続いて復調ぶりを印象づけましたが、しかし中盤戦以降は「コバヒロ劇場」と揶揄をされる不安定なピッチングが続いたのは周知のとおりです。
あの痙攣からの転落の勢いこそ緩んだものの下り坂であることに変わりはなく、まだ32歳なのかもう32歳なのか、なかなか判断が難しい小林宏です。
立派な数字を残した小林宏ではありますが、抑えとして向いていたかどうかは微妙です。
苛立ち、悔恨などをあれだけ表情に出してしまっては相手に乗ぜられるだけですし、何もいいことはありません。
小林雅ほどの鉄面皮は無理にせよ、もう少し落ち着いた表情で投げてくれなければ見ている方も落ち着きませんし、それはベンチも同様でしょう。
ストレート、変化球、コントロールとも一流のレベルにある小林宏が上昇気流に乗っているときは無敵ですが、小石に躓いただけでも大きく転んでしまうのはそのあたりに理由があるのだと思いますし、ロッテの投手に多く見られる傾向です。
粘られた挙げ句に四球を出したときの諦め感に似た仕草が悲しく、思い通りにならない苛立ちが背中に感じられた今季の小林宏でした。
それでも守護神の役割は充分に担ってくれましたし、小林宏がいなければ日本一も難しかったでしょう。
序盤戦の好調を支えた一人が小林宏であることに間違いはなく、もう少し見下ろすようなピッチングができれば楽に投げられただろうにとは思いつつも、他チームの抑えと比べても遜色のない活躍ぶりであることに異論は少ないと思います。
2点台の防御率に被打率も2割そこそこですから文句のつけようもなく、どうにも苦言を呈したくなるのは期待の高さの裏返しなのかもしれません。
その小林宏はFA権を行使してのメジャー挑戦でロッテを去りますが、結果を残してのことですから快く送り出したいと思います。
このスタンスは以前から変わりはありませんし、また小林宏に限った話でもありません。
どうやら正式なオファーがまだ届かないらしく苦戦をしているようですが、万が一にでも稲葉の二の舞にはならないよう祈るような気持ちです。
それはそれで人的保障などが得られるので悪い話でもないですし、権利行使をした選手の残留を認めない球団の方針も理解が出来るのですが、やはり心情的にはしっくりとこないと言いますか、もしそうなれば面白くない思いを抱くことになるでしょう。
中継ぎでも何でもやるとハードルをどんどんと低くした挙げ句に阪神あたりに移籍をするのが下、日米からのオファーがあり日本の方が好待遇でもメジャーを選ぶのが中、複数のメジャーからオファーがありチームを選んでの渡米が上、勝手に上中下を決めて推移を見守っています。
どういった結末になるにせよ一日でも早く小林宏の笑顔が見られるよう、そう心から願っています。
【オリオン村査定】 1億7000万円 → 1億8000万円 (△6%) ※11/11にFA宣言
訳のわからない変な弱い立場で日本球界に落ち着くことにならないといいです。痙攣の後色々辛いこともあったとはいえ、マリーンズのエース格であり、押さえの切り札なんですから!来年も堂々とカッコいいヒロユキとして活躍してほしいですね。
プレッシャーに押し潰されたのであろう(笑)宮城での二試合連続サヨナラ負けは日本一になったから話せる今期を彩る名場面です(苦笑)。
正直、今の小林宏がアメリカで通用するとは思えないのですが、頑張ってほしいとは思っています。
違うスタイルの宏之が引き立っていたと思います。
逆に変化球が決まらないときはストレートで押そうとすると
前の二人よりも威力がないので厳しかったのかなと。
精神的に負担がかかる部分を一年間よく勤めてくれたと思います。
早くにメジャー決定しすっきりさせてあげたい。
何だかんだで「リードした状態で小林宏に繋ぐ」というパターンがシーズン通して不変だったのが大きかったと思います。
ここ数年、先発で年俸に見合った活躍はほとんどできていませんでしたから、今年はしんどいながらも結果を残すことができて本人もホッとしているような。
シーズン最終戦で出番が来なかった屈辱からよく這い上がってくれたと思いますし、来季どこでプレーするにしてもあの経験は糧になると思います。
仙台で2日連続の悪夢を見てからは、結びの三番・CS・日本シリーズと宏之が出てくるたびにハラハラして落ち着かず見てましたが…。
2008年までの颯爽としたマウンド風景、
2009年の何か自信無さげでなんとなくの1年、
2010年のクローザー。
自信のなさが、顔に出やすく、2009年の開幕戦
以降がらっと変わったイメージです。
今シーズンでいえば、仙台に行ったことを本気で後悔
させてくれた、最終節。
プライドが高いんだろうなと思っていた選手が、ひざから
くずれた姿を見て、「負けた!」と思わされました。
日本の他球団のユニフォーム姿は絶対に見たくありませんし,自ら勝ち取った権利ですので、メジャー球団との契約を願っています。
西岡は取り敢えず田舎の球団と契約しましたが、果たしてどこまで活躍できるか?
あそこが痛い、ここが痛いと英語でのコミュニケーションがしっかりとれないと、「単なるわがまま」に映るのではないかと危惧します。
宏之に至っては、夢を追うのは結構ですが、最近アメリカで成功した投手いませんよ!
そのレベルより低いと思われるのにメジャーとは如何なものでしょうか?
阪神でもとってくれたら、私は「上」だと思います。泣く泣く横浜あたりが関の山に思えてきました。
抜けた穴で若手にチャンスがきたことは歓迎です。
確かお子さんが生まれた翌日が先発で、ほぼ徹夜だったといったような話だったような記憶があります。
しかしお子さんもまだ小さい中での単身渡米に踏み切るとは、そのあたりの感覚はよく分かりません。
国内でしたら地域性を考えて、巨人もあるかも。
「巨人に入りたいです」と言えば、育成の巨人でも免罪符になりますから(苦笑)
>もちまるさん
抑え投手は打たれればチームの負けに直結をしますから、そのあたりは仕方がないところがあります。
もっともあの2試合連続のサヨナラ負けは、相当なダメージではありました。
あれがあってこその、史上最高の下克上でしたが。
>ぶちくんさん
日本ではプライドが邪魔をしてモデルチェンジができなくても、メジャーでは必要に迫られて変えざるをえなくなるかもしれません。
それが功を奏しての成功は、斎藤なんかでもありますから無い話でもありません。
>はれたろうさん
なるほど、後から出てきた投手の方が落ちれば打者からすると打ちやすいのは当然ですね。
スピードがあってもキレが無ければ、ストレートは打ちやすいとも言いますし。
まずは体を休めると言っていた小林宏ですが、それはそれで必要ながらも、ちょっと心配です。
>ちょこさん
本人のためでもありますが、ファンのためにも早く決まって欲しいです。
越年は決定的ですが、まさかの2月以降は勘弁でしょうか。
家族のこともあるので待てなかった、なんて理由で国内移籍もあるのかな・・・
>JFさん
ここ2年の低迷を考えれば、よく頑張ってくれたと思います。
普通に考えれば当然ながらも、故障がちでしたのでシーズンを通して守護神を務めたのは立派でした。
肝心の最後の最後で伊藤に持って行かれたのは可哀想でしたが・・・
>Unknownさん
あの仙台に行かれたのですね、お疲れ様でした(笑)
あれも今となってはいい思い出、にはならないかな、ナマで悲劇を目にした方には。
メジャーで頑張って欲しいとは仰せのとおりで、国内移籍でしたら冷めた目で見てしまいそうです。
>アムニカさん
自信を持つことはプレーに力が加わりますので悪いことではありませんが、自信過剰は怪我に繋がります。
西岡はまだ早い気がしますし、逆に小林宏は遅すぎたように思います。
だからこそ西岡は急いだのかもしれませんし、小林宏は悔いを残したくなかったのでしょう。
こればっかりは本人の考えですし、野茂や伊良部のような横紙破りではありませんから、何とも言えません。