goo blog サービス終了のお知らせ 

オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
since 2007.4.16
写真など一切の転用、転載を禁止します

2019年通信簿 23 酒居知史

2019-12-01 03:43:36 | 千葉ロッテ

 

23 酒居知史 投手 26歳 年俸2150万円

【2019年成績】 54試合 5勝4敗0S 防御率4.37 57回2/3 51被安打 9被本塁打 25与四球 1与死球 60奪三振 被打率.236

ドラ2の負の連鎖をようやく断ち切ってくれると期待をした二年前からすれば、期待外れが続く酒居です。
今季はその全てが中継ぎでの登板となりましたが防御率が4点台となれば勝ちパターンを任せるにはなかなか厳しく、足踏みをしたシーズンだったように思います。
おそらくは来季も中継ぎとしての起用になるでしょうからその実質的な二年目にこれといった結果を残せなければ、そのままズルズルといってしまいかねません。
本人は先発志向なのだとは思いますが現状の投手陣からすれば望み薄ですので、与えられたポジションでとにかく頑張ってもらいたいです。

とは言いながらも先発タイプと考えているのはルーキーイヤーに見せた最後まで自分で投げきるという気の強さ、その裏返しでもある被弾の多さが勝負どころでの登板となれば怖すぎるからで、投げてみなければ分からないとは先発でも厳しいですがその先発であれば試合中の立て直しもできますが中継ぎではそうもいきません。
史上初の開幕戦1球勝利と最高の出足でしたが次の試合で打たれると、その後は防御率が4点台を割ることはほとんどありませんでした。
50試合以上もの登板ですから敗戦処理ではなくそれなりに勝機があるところでのピッチングでこの体たらくでは、ベンチとしては代わりを探してもおかしくはありません。
ストレートは140キロ台半ばから後半ですしフォークなのかスプリットなのか、スピードがあって落差があまりありませんから後者のような気がしますが、配球のほとんどがこの二つで押しているのはそれだけ自信があるのでしょう、実際に被打率は悪くありませんから逆に言えばここぞで打たれていることになります。
強気の割には内を攻めきれていない印象があり、投げてはいるのですが威力があるのですからもっとぶつけるぐらいのつもりで投げればまた違った結果にもなったような、外を意識させるための内が中途半端に入ってしまって打たれてしまえば本末転倒、もうひとつ踏み込めない弱さのようなものも感じられました。
世代交代が急がれるリリーフ陣の中心になってもらわなければならない酒居の出来が来季の一つの鍵になるように思いますので、一皮むけるシーズンであってもらいたいです。

2017年通信簿
2018年通信簿


【オリオン村査定】 2150万円 → 2650万円 (△23%)


にほんブログ村 野球ブログ 千葉ロッテマリーンズへ
一日一クリック応援をお願いします

コメント (10)    この記事についてブログを書く
« 2019年通信簿 22 田村龍弘 | トップ | 働き方改革かよ »

10 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2019-12-01 08:13:27
もっとやれると思うんですけどね
三振取れるし弱点が無いように見えますけどね
返信する
Unknown (オブ)
2019-12-01 08:22:19
期待外れ
何となく被弾が多い点も含めて投球スタイルからコーチだった清水投手を彷彿とさせるのですが、印象としてはクレバーさと集中力に問題があるのかなと思います。良いボールも持っており嵌まればいいですが、悪いときに先発でもリリーフでも自身で修正が効かないので、自滅する印象が悪くそこが改善されないとポジション云々の前にも厳しいかなと思いますね。先発、リリーフ一通りやっての現状で年齢的にも立ち位置としては厳しいものがあるなというのが感想です。
返信する
Unknown (頑張れ福浦)
2019-12-01 08:45:21
このピッチャーも良いものを持っている一人だと思います。
球速はそこまででは無いのに、バッターが差し込まれている感じで、ストレートに威力があるんでしょう。
気持ちも強いようなんで、もっともっと内角にバッターを、のけぞらせるボールを投げ込みましょう。
ロッテにはその手のピッチャーがいませんねー。
返信する
Unknown (たかぽて)
2019-12-01 08:53:39
適性は中継ぎなのか先発なのか。
オリオンさんの資料からそれほど制球難とは思えないのに四死球の多さに意外、打たれ出すと修正がきかない、被弾が多い、となると勝ちパ中継ぎより先発かなぁ。でも球数も少ないとは言えないんだよなぁ。

良い投手と思うんだけど使いどころが存外悩ましい選手。
返信する
Unknown (Unknown)
2019-12-01 16:01:28
制球も球威もない。

 カウント悪くして、威力の無い144~145の真ん中高めのストレートを軽く長打されるだけ。

 まだ阿部の方が、低めに丁寧に投げるし巧みもある。

 なぜとったのか分からないレベル。

 毎年全体のレベルが上がる中、現状維持の球威では埋没し、切られるのも時間の問題。
返信する
プロの壁 (大垣のロッテファン)
2019-12-01 22:48:30
いいコースに決まっているな、今日は調子がいいな、と思ってみていたら、きわどいところをボールと判定され、ガタガタ行ってしまう印象です。なんとなく表情が気弱そうに見えるのですが・・・・それこそゴーグルか、ひげ生やしてみたらどうでしょう?バースもひげをそった時は打率が落ちたらしいので。

まぁ、プロの壁ですね。3キロストレートのスピードを上げるか、変化球のコントロールの精度を上げるか、はたまた、俺のこの球を打つなら打ってみろボールを磨くか。今のままでは無理でしょう。
とりあえず楽天が捕らなければ来期期待してます!
返信する
Unknown (doushitakoushita)
2019-12-01 23:26:02
奪三振の割合は24.2%で種市、ブランドン、益田に次いでチームで4番目。与四球の割合も10.1%でそれほど高いわけじゃない。被打率.236は立派。DER.725でバックもよく守ってくれている。けど防御率は4.37で、ほめられない数字。9イニング当たりの被本塁打1.40は高めではありますが、やっぱりここぞの場面で打たれているのでしょう。リリーフで5勝4敗が浮き沈みの激しさを表している感じです。

ストレート47.3%、スプリッター (フォーク? スプリット?) 37.2%、スライダー20.3%ですが、効果的なのはスプリッターで、ストレートを打たれる傾向。ストレートを磨いて、組み立てを考えて、丁寧に投げてという、小さな改善の積み重ねが必要なのでしょうか。このタイプのピッチャーがどれだけ活躍できるかは地味に効いてくるはず。まだ伸びしろはあると思いたいですね。
返信する
お返事 (オリオン)
2019-12-02 01:38:54
>Unknownさん
奪三振率も高いですしね、もっと抑えていいはずなのですが。
要領が悪いのかなぁ・・・

>オブさん
そこなんですよね、悪いときには悪いままで立て直しが苦手に見えます。
それでも長いイニングであればその中で多少のごまかしもできるでしょうが、リリーフですと試合に致命的な穴を開けてしまいかねません。
やっぱ緩いボールを上手く使えるようにしないと厳しいかしら、期待はしているんですけど。

>頑張れ福浦さん
東尾に師事しますか(笑)
ぶつけろ、とは言いませんが、打者に恐怖感を与えるのは投手にとって生命線の一つです。
まずは緩いボールでの緩急だとは思いますが、あるいはシュートってのもよいかも。

>たかぽてさん
さして制球力があるわけでもないのに、コーナーを狙いすぎているところがあるのかも。
そこは捕手のリード、話し合いの問題もありそう。
球威もキレのある変化球もあるのですから、もう少しゾーンでの勝負を考えてみてはどうかな。
際どいところを狙ってのコントロールミスで打たれるぐらいであれば、そっちの方がよいです。

>Unknownさん
ばっさりですね(笑)
まだ自分のボールの威力にかまけて、丁寧さに欠けているのかもしれません。
てか、阿部をもっと上手く使って欲しかった・・・

>大垣のロッテファンさん
さすがにプロテクトリストから外すようなことはないと思いますが、いや、外さないですよね、井口さん。
そこそこ高いレベルで安定をしているのですが、平均的でこれといった武器が無いとの評価もありそうな酒居です。
そういうタイプって社会人ですと意外に多かったりもしますから、もしかすると・・・

>doushitakoushitaさん
意外にスライダーを投げていたのですね、あまり印象にありませんでした。
個々の数字を見ればもっと抑えられていいはずが、それは逆に言えば上手く扱えば抜群の成績になる可能性を秘めているわけで。
本人の努力、考え方が一番に重要ではありますが、捕手のリードもポイントになりそう。
返信する
2段モーションの弊害? (習志野のファンタジスタ)
2019-12-02 01:51:47
投稿が遅れてすいません。
どうしても言いたいことがありまして・・。

酒居、2段モーションのフォームに変えてから、明らかにおかしくなりましたよね。

小気味いいフォームでルーキーイヤーの後半は無双状態だったのに、何故2段モーションに変える必要があったのか?

2段モーションが解禁され、自ら流行りに乗ったのか?当時のコーチの進言なのか?

思えば2年目のオープン戦、2段モーションを披露した試合を観戦していましたが、制球が定まらずに連打を浴び、フラフラになりながらも何とか後続を抑え、無失点に凌いだものの不安を感じた事を思い出します。

高校・大学・社会人と野球エリートの道を歩み、誰もが羨むセンスがあるが故に何でもソツなくこなせることで、大崩れしないことに安心してしまっているのではないでしょうか?

来年で27歳。まだまだパワーで押すピッチングは出来るはずです。

ボールの威力はチームでもトップクラスですが、センスとクレバーな印象も感じられることから、タイプは違えど「小宮山2世」になれる存在だと私は思っています。

2段モーションという小技に走らず、もう一度ルーキーイヤー後半のような小気味いいフォームで三振を奪い、まずは中継ぎで結果を残し、先発で躍動する姿を期待します!






返信する
お返事 (オリオン)
2019-12-03 03:16:30
元々から二段モーションじゃなかったっけ、と過去の映像を見てみれば、ためが長くなってますね。
高校や社会人のときの映像もYouTubeにありましたが、だんだんと長くなっているような。
本人が投げやすいのが一番ですが結果がこれだとどうなるのか、来春のための長さを気にしてみようかしら。
返信する