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2019年通信簿 28 松永昂大

2019-12-07 01:38:03 | 千葉ロッテ

 

28 松永昂大 投手 31歳 年俸7000万円

【2019年成績】 46試合 2勝3敗0S 防御率2.60 34回2/3 25被安打 3被本塁打 17与四球 3与死球 32奪三振 被打率.205

今季はほとんど印象が残っていないのですが、中継ぎとしてはむしろそれが理想ではないかと思ったりもしています。
何ごともなかったかのように淡々と抑えて守護神に繋ぐ、目立つのは先発と抑えのみ、そんな縁の下の力持ちとして7年連続の40試合登板となった松永でした。
ただここ数年からすれば少ない登板数は5月下旬に左肘炎症で、9月上旬には左肩痛で離脱をしたのが影響をしていて、それがなければ4年連続の50試合登板になったでしょうからそこはやや微妙でもあり、ただそれが勤続疲労には優しいワンポイント起用の減少となるのであればそこは前向きに考えることにします。

走者を背負いながらも凌ぐのがこれまでの松永のパターンでしたが、今季は被打率が大きく改善をしたことで安心して見ることができました。
甘く見たのでもないでしょうが不用意なところに投げての被弾で痛い逆転を食らったりはしたものの、それを忘れるぐらいにピシャリと抑えてくれることが多かったです。
一昨年の終盤あたりから戻ってきたストレートの力強さがプラスに働いているような、それとほぼ二本立てとなるスライダーとのコンビネーションはシンプルですがどちらに頼るでもなくお互いを活かすような配球となっていますので、ストレートの走りがよくなったことで全体的なレベルアップになっているのだと思います。
孤軍奮闘だったところに陳冠宇、中村稔がようやく加わりつつあることで無駄なところでの起用をこれまで以上に減らせばまだ上は望めるはず、球界でも左の中継ぎは貴重な存在なだけに来季のFA権取得でしんどいことになりそうですが今オフの球団の積極投資が続き、かつ吉井コーチが抜けなければきっと残ってくれるでしょう。
それでも大丈夫かよ、と思わせるような活躍を、死ぬまでには一度は見たい悲願の1位通過でのリーグ優勝のためには松永の大車輪の奮投が欠かせません。

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コメント (7)    この記事についてブログを書く
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7 コメント

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Unknown (頑張れ福浦)
2019-12-07 05:18:15
益田、松永はロッテのブルペンの顔です。
ずっと投げ続けて来て肩もヤバいとは思いますますが、まだまだ左の切り札は松永しかいません、審判との相性が良い時のピッチングは無双です、来期も大阪ガスコンビでブルペンを支えて下さい。
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Unknown (たかぽて)
2019-12-07 08:25:06
ワンポイント起用が多かったおかげもあってかあまり打たれた印象はないのですが、いきなりの四死球病症が私の中でイメージを悪化させています。

140km後半のガン表示が出ている時は安心していますがチョボチョボの時はハラハラです。

肩肘に不安があるので致し方無いのでしょうが、本来の力からすればしっかり1イニン任せたい投手です。

打たれても抑えても表情を変えないのは頼もしくもあり、何とかしろよ、と思うこともあり。

不満を感じるのはもっとできるはずとの期待があるから。
今までも左日照りのマリーンズにおいて頑張ってくれてはいますが、相手チームに松永が出てきたらお仕舞いだ、と思わせる投手であって欲しい。
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Unknown (mak6582)
2019-12-07 08:59:03
ランナーを背負った場面での救援を任せられる数少ないピッチャーですね。ストライクが入ることが前提ですが(笑)
今年は比較的コントロールが安定していたので、大きなやらかしがなく安心して見られました。

来季は7回1イニングをきっちり任せるポジションで活躍して欲しいと思っています。
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Unknown (まこっさ)
2019-12-07 11:24:27
松永といえば、かつて、日本代表にもちょっと呼ばれたりしたこともあったような。 それだけのポテンシャルがあるという事だと思うので、来季は、8回ジャクソン、9回益田に繋ぐ7回をキッチリ抑える勝利の方程式の一角を担ってもらいたいです。
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Unknown (doushitakoushita)
2019-12-07 12:22:45
今年は良かった印象があるのですが、データを見てもさすがの数字が並びます。防御率2点台は新人の年以来。奪三振割合22.2%もキャリアハイです。理想を言えば34回2/3で20四死球を減らしたいのですが、これも持ち味かと。被打率.205は素晴らしいのですが、内訳は対左.113に対して対右は.333。打たれたホームラン3本も栗山、ウィーラー、浅村なので、打席数が少ないのに右が2人。やはり役割は回を任せるセットアッパーと言うより、左封じのワンポイントかツーポイントが効果的ということになります。東條は逆の傾向なので、できれば左右で使い分けたい。対右.226で対左.229と安定している西野を後ろで使うとか、ジャクソンが期待通りの活躍をするとか、内が復活するとか、少なくとも今はいろいろなオプションにかなり希望が持てます。
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Unknown (オブ)
2019-12-08 00:32:35
大事に使えば
彼に限りませんが、リリーフは無駄に試合数がかさむとバテて精度が悪くなります。彼も怪我が多くなってきて心配ですが、幸い左投手も増えて伸びてきています。吉井コーチであればマネージは安心ですが、負担を分散させながら、ここぞというときに力が発揮できるような温存した使い方をすれば彼は活きるでしょうね。リリーフをローテーションさせるにはファームを上手く使うことが必須ですが、見ているとロッテの年棒は1軍での出場数の割合が多く占めていると思われるので査定の考え方を変えないと実現は難しいでしょうね。
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お返事 (オリオン)
2019-12-08 00:36:12
>頑張れ福浦さん
肩肘は心配ですね。
勤続疲労も相当に溜まっているでしょうし、松永でなければというところに限定をしていかないと。
またミニラ、ふてぶて王子、とか呼べるようになって欲しい。

>たかぽてさん
あれ、逆にあまりワンポイントのイメージは無いかなぁ。
今季はそれほどでもなかったですが走者を背負うことも少なくないタイプだけに、イニングの頭から最後まで任せるってのは同意です。
仰せのように松永が出てきたら、と思わせるためにも、無駄なところで使わないようにしないと。

>mak6582さん
どうしても左腕が足りないと左打者のところでキラー的な起用が増えてしまいますからね。
そうならずに1イニングを任せられるのが理想です。
左打者をかなり抑えていたので、分からないのでもないのですが・・・

>まこっささん
3月の侍ジャパンに招集されませんでしたっけ。
その後は松永、と言うよりはすっかりとロッテが縁遠い代表チーム、望むところです(笑)

>doushitakoushitaさん
お、そこまで左打者を抑えていましたか。
ただ昨季までってそんなに左打者を得手にしていた印象は無いんですよね、あくまで印象ですが。
実際のところはどうなんだろう、もし今季にぐっと上がったのであれば何かを掴んだのか、たまたまなのか。
まあ右打者にそれだけ打たれてしまうと森福みたいで、ちょっと微妙だったりもして。

>オブさん
松永を活かすも殺すも陳冠宇、中村稔次第ってとこかしら。
両左腕とも先発もできるタイプですが、先発はまずは小島、土肥に任せて中継ぎに特化すれば松永の負担も軽くなります。
そうなると二軍で育てる若い左腕が欲しかったですね、成田も5年目ですし来年は是非とも高卒左腕を獲らないと。
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