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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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2009年通信簿 46 ゲイリー・バーナムJr.

2009-12-05 23:39:13 | 千葉ロッテ

46 ゲイリー・バーナムJr. 内野手 35歳 年俸1300万円

【2009年成績】 73試合 147打数 14得点 32安打 打率.218 7二塁打 1三塁打 4本塁打 22打点 1盗塁 30四死球 37三振 得点圏打率.273

ランビンと同様にテストで合格をした格安外国人選手であるバーナムJr.は、その1軍最低年俸にも満たない給料の割には頑張ってくれました。
しかし助っ人として期待に応える成績を残せなかったのが現実であり、その年齢からしても今季限りでの退団は仕方がありません。

その一生懸命さは日本人選手に見習わせたいほどで、バーナムJr.は必死に野球に取り組んでいるように見えました。
2割ちょっとの打率はお話になりませんが出塁率は大松をも凌ぐ.348であり、とにかくしっかりとボールを見て四球を選ぼうという姿勢は素晴らしいの一語に尽きます。
死球もチームでは井口の13個に次ぐ10個であり、打席数を考えればダントツとも言ってよく、これは最後まで体全体でボールを追う姿勢によるものだと思います。
序盤に守った外野の守備はクッションボールの処理などがお粗末で大松や竹原以下でしたが、一塁を守るようになってからは守備範囲は狭いものの送球を受ける際のグラブ捌きは福浦に近いものがあり、驚くぐらいにショートバウンドを上手くすくい上げるのには驚きました。
あと5歳、いや3歳でも若ければ面白かったのにと、そんな思いを持ったロッテファンも多かったのではないかと思います。

惜しむべくはスイングに柔軟性が無かったことで、まさに一直線という表現がぴったりです。
機械仕掛けのようにぎこちないスイングでもあり、上半身に筋肉がつきすぎているのが悪い影響を与えているのではないかと思えるぐらいに窮屈なバッティングに見えました。
試合前に笑顔でサインに応じてくれたり、画伯としてファンサービスをするなど愛敬のあるキャラクターではあったのですが、肝心の野球で結果を残せなかったのが残念であり、しかしながら予想どおりの結果であったとも言えます。
厳しく、そして悲しいことではありますが、外国人選手である以上はやる気だけではやっていけない、そんな現実をまざまざと見せつけられたバーナムJr.でした。


【オリオン村査定】 1300万円 → 戦力外通告

 

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お返事 (オリオン)
2009-12-07 00:18:04
試合前にFWシートでサインをしていたのは、前監督とバーナムJr.、そしてランビンぐらいしか見たことがありません。
もちろん時間帯の違いがあって他の日本人選手もサインをしていたのでしょうが、一番目立っていたのは外国人勢です。
選手はプレーでファンにアピールをすることが第一だとは言いながらも、それでも触れ合いも大事ですから、来季にどうなるかが注目です。
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大人気 (もちまる)
2009-12-07 00:14:22
バーナムとランビンがオリオン村の皆様にこんなに支持されている事に驚いています。
私も好きでしたが。
低めの変化球に対応出来たらかなり面白い存在だったはずです。
一塁の守備はよかったですし、当たった打球の迫力は凄かったですしね。

ロッテの選手一同、バーナムとランビンの姿勢、ファンサービスは見習ってもらいたいですな。
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お返事 (オリオン)
2009-12-06 23:31:29
>竹原好きさん
一直線だからこそ当たったときがもの凄かったのだと思います。
まさに弾丸ライナーでしたね。

>放浪カモメさん
仰せの通り、日本人選手であれば生き残った可能性は高いような気がします。
まあ年齢的に厳しいことは確かですが・・・
ああいった姿を見た日本人選手が何も感じなかったのであれば、もうその選手に上積みは期待できないでしょう。

>あああさん
こりゃ首位打者争いしちゃうんじゃない?伸助大丈夫か?みたいな感じでしたね(笑)
短い夢でした。

>JFさん
ランビンもその傾向がありましたが、ただのヒット一本で大きな喜びを見せたバーナムJr.でしたので、見ていて悪い気はしませんでした。
負けている試合でもガッツポーズで士気を盛り立てるような、そんな感じです。
スタンドに手を挙げるみたいな感じではなく、自分自身とチームにカツを入れるようなポーズでしたから、ファンも自然と応援に力が入ったのだと思います。

>マー君さん
それを言ったらお終いです(笑)
真面目はいいのですが、愚直になるとちょっとやばいですね。
米国でもあまりいい思いをしてこなかったようですので、バーナムJr.もランビンも野球をやることの楽しみを感じてくれたのではないかと思います。

>くろうさん
足、短かったですかね(笑)
一生懸命に走っているのは分かるのですが、なかなかスピードに乗ってこなかったのはストライドが狭いからかな、と。
肩に力が入った直線的なスイングという意味では、ボーリックに似ていたかもしれません。

>ろびんそんさん
やっぱり年齢かとは思いながらも、若いランビンも戦力外でしたから、前監督の引きで入団をした以上は仕方がない結果だったのでしょう。
前監督の就任でチームを去ったショート、シコースキーに比べれば、まだ納得感はあったのではないかと思います。

>ジョゼットさん
ただ来年もいたらいたで、それで打てなかったら「何で残留させたんだ」と言っていそうな自分がいます(苦笑)
心情的にはもっと見たかったものの、冷静に考えれば戦力外は仕方のない今季だったと思います。

>惜しむさん
終盤に昇格をしてきたバーナムJr.とランビンは2軍でも散々でしたから、これも前監督の贔屓采配と批判が集まりました。
なるほど、最終盤の先発投手の規定投球回到達合戦と同様に、彼らにも出来高の問題があったのかもしれませんね。
もしそうであれば、敗退行為と言われても仕方がありません。

>スポーツ猫さん
きっとあのぐらいの選手は3Aにいっぱいいるのだと思います。
とにかく日の当たるところで野球がしたい、野球が好きだからプレーをしているんだ、という選手が。
見習って欲しい選手、両手に余るほどです・・・

>fukusuma26さん
相手バッテリーも投げにくかったでしょうし、だからこその四死球による出塁率アップだったのでしょう。
それがいいと完全肯定はできませんが、休みがちでひ弱な選手よりは期待をしたいですし、また応援をしたくなる選手でした。
ファンサービスも含めて、姿勢に関しては100点満点のバーナムJr.とランビンです。
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死球がそんなに多かったんですね (fukusuma26)
2009-12-06 20:30:27
バッターボックス付近に来たボールに対して避けない、というかむしろ喜んで当たりに行っていたような感じがありましたね。そんなところにもひたむきさを感じました。

今年マリンに行ったのは4回だけですが、毎回ランビン(あのムダなヘッスラをもう一度・・)も含め試合前FWの前でサインしていましたね。好印象でした。

いい意味で「最強のネタ外人」でした。
いいもの見さしてもらいました。
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Unknown (スポーツ猫)
2009-12-06 20:21:22
こんばんわお邪魔します。

成績はそれ程よく無かったですが
バーナム選手がバッターボックスに立って
必死に塁に出ようとする姿は今でも印象的
でした。

本当に後3年早くロッテと巡り合っていたら
という選手だと思いますね。
ロッテの選手達にはバーナムの必死に戦う姿を
忘れずに来季を戦って欲しいと願っています。
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出場試合数 (惜しむ)
2009-12-06 18:40:24
73試合ですか。。シーズン終盤、2軍で活躍している若手を差し置いて1軍昇格したことがありました。おそらく「シーズン144試合の半分以上出場した場合のインセンティブ」の契約条項があったのではないかと思います。
とはいえ、ナイスガイであったことは間違いないところです。近所のベイタウンを自転車で颯爽と走る姿が忘れられません。
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バーナムは (ジョゼット)
2009-12-06 18:03:19
何事にも一生懸命なプレイで好きでした…
ホームランも2本見ました…
前半打率良かったですし日本の野球に慣れてくれれば良い選手になりそうな気がしましたのであと1年見たかったかなぁ…という気がします、
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Unknown (ろびんそん)
2009-12-06 17:01:39
好印象の選手でした。
願わくば、もう1年見てみたかった。
まだ、日本の野球に慣れなかったところがあったのではないかと感じました。
もう1年いれば、成績は良くなるだろうと思えたのですが・・・・・。

バーナム画伯の存在は、記憶に残ることでしょう。
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Unknown (くろう)
2009-12-06 16:03:53
ボーリックになり損ねた選手だと思います
年齢もそうですがあの足の遅さはいかんともしがたいものがありましたね
二軍最終戦でマイケルから放ったホームランは凄かったです
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性格がいい奴は働かない(笑) (マー君)
2009-12-06 10:34:24
昔から社会でもそうだけど性格のいい奴は出世しない
働かない(笑)癖の有る奴、一芸のある奴が伸びる
ましてプロ野球なら
バーナムはいい奴だったがそれだけではこの世界は
食っていけない。どこかに潜り込めればいいが
韓国のハンファはどうかな?いくらなんでも1500万ぐらいは
韓国でも払えるだろう
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好きな選手でした (JF)
2009-12-06 10:33:32
マリンスタジアムへ観に行ったオープン戦で、ヒットを打って1塁で派手なガッツポーズをしているのを見たときのことを今でもはっきり覚えています。一瞬で「この選手はいい、応援しよう」と思いました。4月はかなり打ってましたし、いい選手を連れてきたなーと思ってたんですが…。

その次に印象的なのは田中マー君からマリンで打った起死回生の同点HR。打率は低くHRも4本だけですが、勝負どころで相手に痛い一打をかましていたように思います。
外国人選手であるがゆえにこれではダメなわけですが、まだ大成していない若い日本人選手がお手本にするには格好の選手だったような気もします。とにかくガムシャラに野球をやり、確率は低くてもファンや首脳陣の印象に残るプレーをする、そうすれば出場機会も徐々に増えてくるのではないでしょうか。
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Unknown (あああ)
2009-12-06 02:33:11
バーナム
好きでした。
前半は結構打ってましたよね?あの調子で打ち続けてくれてればなぁ
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プロ魂 (放浪カモメ)
2009-12-06 00:38:14
バーナムJr.。彼もまたナイス・ガイでしたね。プレースタイルやファンサービスはまさにプロ選手のお手本のような選手でした。
助っ人としては物足りないのは確かですが、一塁の守備、出塁率では、そこそこ活躍をしてくれたのではないでしょうか。当たってでも出塁するという根性を打席で見せてくれたその姿はランビン同様、記憶に残る選手の一人でしょう。お互いに助っ人外国人選手としての宿命であり、日本人選手であれば…と思ってしまう選手でしたね。
今後、どういう人生を歩むかわかりませんが、是非とも、またライトスタンドに姿を見せて欲しいものです。
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Unknown (竹原好き)
2009-12-06 00:21:16
バーナム、確かに少しスイングが独特でしたね。

ただ日本で打ったホームランは全て打った瞬間わかる打球だったと思います。


とにかく一生懸命で応援しがいのある選手でした!!
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