恒例のオフ企画、通信簿のスタートです。
今季は鎌ヶ谷にも行けませんでしたし、QVCマリンでの観戦も時間的、イニング的に減りましたので、ナマで見ていない選手も少なくありません。
そのためどうしても数字中心のものとなってしまいますが、よろしくおつき合いをいただければと思います。
■吉見祐治(阪神)
W 11試合 2勝0敗0S 防御率3.95 43回1/3 51被安打 3被本塁打 21与四球 1与死球 25奪三振
一軍に呼ばれることなく、二年連続で戦力外通告をされてしまいました。
二軍でもパッとしない成績でしたので仕方のないところではあるのですが、阪神も投手陣が安定をしていたわけではありませんし、先発としてではなくても加藤がもう一つだっただけに経験を活かしての中継ぎのチャンスもなかったのかなと、ちょっと残念ではあります。
年齢的にも次は厳しいでしょうからこのまま球界から離れるのか、阪神、あるいは古巣のDeNAに戻ってスタッフとしての第二の人生をスタートするのか、気になります。
■渡辺俊介(バーンストーマーズ)
39試合 8勝2敗1S 防御率3.36 120回1/3 97被安打 33与四死球 91奪三振
レッドソックスとマイナー契約を結んでメジャーを目指しましたが、開幕を迎える前に解雇となりました。
そのため独立リーグのアトランティックリーグに参加をしているランカスター・バーンストーマーズに入団をして、シーズンを乗り切ったのは年齢からすれば意外と言えば意外です。
先発は16試合ですので主戦といった立ち位置ではありませんでしたが、その奪三振の多さと与四死球の少なさからしてサブマリンの特性を活かせたのではないかと思います。
ただやはりメジャーは厳しいのではないかと、それでも来季もまた現役を続行とのことですので夢が成就することを願ってやみません。
■中郷大樹(西武)
14試合 1勝0敗0S 防御率6.45 22回1/3 31被安打 5被本塁打 11与四球 0与死球 7奪三振
開幕前にインフルエンザで出遅れた影響もあったのでしょうが、ここ三年間の実績をチャラにしてしまった中郷です。
二軍では28試合で4勝8Sの防御率が1.19と無双状態だっただけに、ロッテで花開く前の状態に戻ってしまったように思えます。
ロッテでも一軍に定着をするまでに時間がかかりましたので、西武も焦らずに待つことが必要なのかもしれません。
気になったのはユニフォームの着こなしによるものかもしれませんが体の横幅が広がったように見えたことで、アーム式のようなフォームもやや引っ掛かりました。
ロッテ戦での10.38の防御率が西武ファンからの風当たりを強くしているようにも思えて、ちょっと申し訳ないです。
■ウィル・レデズマ(ライオンズ)
27試合 2勝3敗1S 防御率1.91 28回1/3 18被安打 1被本塁打 9与四死球 29奪三振
タイガースとマイナー契約を結んだものの解雇をされてメキシカンリーグのユカタン・ライオンズに所属をしたレデズマは、数字だけを見れば来季にまた呼び戻したい今季でした。
NPBでの経験からか与四死球が減りましたし、しかし奪三振の多さは変わりませんので松永や服部が躓いただけに活躍の場はあるはずです。
8月半ばを最後に登板をしていないのが気にはなりますが単にシーズンが終わっただけなのか、調べてみた感じでは3Aなどに移籍をしたようにも思えませんし、故障でなければ今となっては格安で獲れるのではないかと、外国人選手の枠が難しいところではありますが、是非ともコンタクトを取って欲しいレデズマです。
■ジョシュ・ホワイトセル(サラペメーカーズ→オルメクス)
102試合 369打数 60得点 116安打 打率.314 24二塁打 0三塁打 16本塁打 68打点 7盗塁 63四死球 77三振
やはりメキシカンリーグのサルティーヨ・サラペメーカーズからタバスコ・オルメクスに移籍をして二球団で四番を任されたホワイトセルは、.314の16本塁打に驚きの7盗塁ですので、メジャーからすれば3Aの位置づけではありますがリーグのレベルからすれば物足りない成績のようにも思えます。
ただ故障がちだっただけにほぼフルで出場をしているのはポイントで、一塁かDHではロッテとの縁は無さそうですが、来季にまだ33歳ですのでNPBへの復帰はあるかもしれません。
外野を守れればロッテでも左の大砲としてのニーズはあるでしょうから、好きな選手だっただけに残念です。
■工藤隆人(中日)
46試合 39打数 9得点 12安打 打率.308 3二塁打 0三塁打 1本塁打 8打点 1盗塁 5四死球 11三振
落合GMが目をつけての入団だった工藤は、そのお眼鏡どおりにプロ初本塁打、そして打数は少ないながらも初の3割ですので満足のいくシーズンだったのではないかと思います。
ロッテでこれだけの出場機会があったとは思えませんので、はまるところにはまれば力を発揮できる選手もいる、の好例でしょう。
このまま一軍に定着できるかどうかはまた別の話ですが、ロッテの都合で翻弄をされた工藤だけにロッテ戦以外での頑張りを応援します。
開始が11月に入ってからで「春季キャンプまでに終わらないよ~」ってなるのが理想なのですが・・・
このオフはかなり余裕があります(涙)
移籍組の動向は、仰せのように複雑ではあります。
それだけに「ロッテ戦以外で頑張って」となってしまいますが、残念ながら今季はそういった選手がいませんでした。
来年はどうなるのか、まずはトライアウトです。
>寿限無さん
中郷は見事なぐらいにロッテ戦で燃え上がりましたね。
ちょっと気の毒なぐらいでした。
レデズマはダメかなぁ、逆に数字を見ればまた呼び戻したい気持ちが強いです。
コスト的にも可能性としても、林に手を出すよりはよいのではないかと。
問題は外国人選手の枠、です。
>ボビーチルドレンさん
↑のとおり、自分としてはレデズマ>林です。
もちろんFA宣言をすれば地元ですし獲りにいっては欲しいものの、最低でも2年1億、もちろん年齢的なものやここまでの実績はあるにせよ、右左の違いはあれど大谷、あるいは松永よりも高いってのも・・・
どのみちそれ以上の待遇なチームが出てくると思いますので、ここはレデズマで(笑)
>けんぴんさん
これがないとオフが開店休業状態になる、って事情もあります(笑)
まあ当たり前ですが個人的な嗜好の入りまくったものですので、お手柔らかにお願いします。
>在外Mファンさん
2010年の日本一の功労者の一人、であると思っている吉見です。
一軍で出番がないままに終わるのは意外でしたが、見た目よりも力が落ちていたのかなぁ。
渡辺俊はまたレッドソックスにチャレンジができるのか、そのあたりのサポートを球団がまだするのか、そこも気になります。
せっかくの渡米ですし、記念登板てのも哀しいですが、チャンスがあればなぁ、と。
>パンテーラさん
吉見の打棒は有名みたいですが、ロッテではそのチャンスはなく。
ウエスタンでは4打数1安打、.250はロッテの捕手陣より打っています(笑)
>ロッチさん
中郷はどうしちゃったんでしょうね。
密かに西武があっさりと見限って戦力外にならないかな、なんて思ったりもしています。
松永と服部の今季を考えればレデズマなり林なり、即戦力になる中継ぎ左腕の補強は必須です。
てか、なぜレデズマを手放したのか、いまだに疑問です。
>船橋民さん
あれだけ中郷に期待をしまくっていた西武ファンが、今はそうですか。
この成績では仕方がないですね、かわいさ余って憎さ百倍、といったところでしょうか。
それでも慣れてくれば力を発揮してロッテにとっても手強い中郷になるのではないかと、でもやはりあの体つきとフォームが気になります。
投手は精密な生き物、ちょっとした狂いであっさりと壊れてしまうことがありますので。
当人のブログや偶にウェブスポーツサイトで記事になっているのを見ると、アメリカでの野球生活を楽しんでいるみたいですね。
ファンとしては別れの舞台も用意されずいなくなってしまった寂しさもありましたが、本人にとっては良い選択をしたんだと納得すると共に、マリーンズの一員ではなくなった俊介へ昔と変わらずのエールを送りたい気持ちでいっぱいです!
...やはり一度は、メジャーであの投球フォームを披露する姿をみたいですね。
中郷は、昨年に故障で二軍へ落ちてから再昇格も、その後の投球は復活したというには遠い印象で、今期の成績がどうなるのか敵チームへ移ったとはいえ気になっていましたが、良くないようですね。
今期最終戦、デスパ代打ホームラン時の投球は動画サイトで見ましたが、フォームがロッテ在籍時とは変わってしまった様で、まだどこか痛めたままなのかな?と思っていました。
でも二軍成績は良かったんですね..それは.知りませんでした。
西武であちらのコーチと「新しい中郷」を模索しているんですかね?
ネットなどを見る限り西武ファンの評価は芳しくないですから、来年見返して欲しいと思いつつも、不謹慎ながらさっさと西武を切られてロッテへ復帰→復活し、あちらのファンを歯噛みさせられたら...などと思ったり(笑)
...悪い考えですね。
俊介と中郷とレデズマは気になってました。
中郷のフォームにびっくり、スコスコに打ち崩して嬉しいやら悲しいやら。
レデズマのポジションってやっぱいないんですよねー。松永一人じゃ厳しいって感じです。噂の林やドラフトでってとこですかね。
俊介もあきらめないで現役続けて欲しいです。
彼はファン感の紅白戦で速いライナー性の打球をかっ飛ばしていました。
吉見が打者に転向していたら、今でも30本程度のホームランは打っていたかも、と思わせるセンスがありました。
俊介には、とにかく一度でもいいから、メジャーのマウンドに立つ姿を観てみたいです。
メキシカンリーグというのは、なんでも高地にある球場が多く、空気が薄い為だか乾燥しているからだか忘れましたが、打球が非常によく飛ぶそうで、例年、平均打率も.300前後という完全に打高投低の世界だそうです。バッターの成績は差し引いて、ピッチャーの成績は上乗せして考えた方がよいのかも知れません。そういった意味ではホワイトセルの成績はまだまだ、逆にレデズマの成績は被本塁打も僅か1ですし、なかなか見事と言えるのかも知れませんね。
毎年ありがとうございます。この時代ですから「自分で調べよう!というキモチとツールがあれば調べられる」のですが、端的にまとまっている事と目の付けドコロに心ひかれてオリオン村の滞在がすっかりと長くなっております…。
気軽にリアクション(その割りに村長さんより主張している事、多々あり…自戒。)&コメントさせていただきますので、このオフもよろしくお願いいたします。
ソースは報知~FAで狙ってるみたいですね
林昌範投手(31)
56試合2勝2敗15ホールド防御率3・15
年俸2600万円で人的補償がないCランク
地元千葉ですし今年の林なら是非狙いたいですね
ま、ドラフトがあるからその周辺ではドラフトの話題になるのでしょうけど。
去年うちを去った選手特集ということで、中郷以外は今年のイメージはないのですが・・・・
中郷はうちとの対戦で打たれているイメージしかないというのが素直な感想ですね。
外国人はよく分かりませんが、成績だけ見ればレデズマは日本に復帰はないでしょうね。ホワイトセルは守備の問題とケガがなければ、戻ってきて欲しい選手ですが、外野で使えないとなるロッテでは無理でしょうけど、おっしゃるとおり、どこかが取りそうな感じではありますが。
俊介に関しては頑張って、一度はメジャーのマウンドに上がってもらいたい気持ちはありますが、3A止まりで終わる可能性はありますけどねぇ。まあ、本人が納得して夢を追いかけるのは良いと思うので、応援しますが。
工藤は、球団に振り回された感じがする選手ですね。
数字的には一軍に定着できる数字でしょうから、もっと出場機会を増やせるように頑張って欲しいですね。
うろ覚えでした。
でも70人程度の大河連載を行事を挟みながら完結するためには、早くもないんですよね。
吉見らには活躍を期待しながらも、移籍組にバリバリやられるのは複雑になります。
今年の移籍組はイマイチだったので、心境としては波風ありません。
俊介は日本にも少ないタイプなのでセ・リーグのどこか、手を出しませんかね。そういやヤクルト新監督の真中って国学院栃木でしたよね?