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2019年通信簿 15 関谷亮太

2019-11-22 03:46:51 | 千葉ロッテ

 

15 関谷亮太 投手 28歳 年俸1650万円

【2019年成績】 E 32試合 6勝7敗0S 防御率3.53 86回2/3 82被安打 9被本塁打 31与四球 4与死球 57奪三振

社会人で同門だった同期の東條が台頭のきっかけを掴む一方で、危惧をしていたとおりに僅か4年で関谷はユニフォームを脱ぐこととなりました。
二軍ではそれなりに登板機会をもらっていて、またやはり同期で同い年、同じ右腕の高野がトレードで移籍をしたことであるいはもう一年のチャンスがあるかとも思いましたが現実は厳しく、かつては河本、成本、黒木、藪田と栄光のドラ2とも呼ばれたのが嘘のような体たらく、中後、川満、田中英の後を追うように短いプロ野球人生を終えたことになります。
あるいは清水直コーチが監督に転身をした琉球への参加があるかとも思っていましたが、しかしここまで発表をされたメンバーに関谷の名前はありません。
ルーキーイヤーがキャリアハイ、の典型的なパターンでもあり、今季は石垣島でサインをもらったときぐらいしかその姿を見ることがなかったのが寂しくもあります。

ストレートの力を取り戻すことができなかった、それが全てでしょう。
そもそも取り戻す意志と言いますか復活への方向性としてそれを志向していたかどうかも分かりませんが、あのお化けチェンジアップを活かすも殺すもストレート次第でしたから年齢、二軍での成績からしてまだ諦めるようなところではないはずがトライアウトにもエントリーをしませんでしたから、どこか醒めた境地にあったのかもしれません。
始めの一歩となるはずだった春季キャンプ初日の紅白戦に投げられなかったのか、投げさせてもらえなかったのか、どちらにせよスタートラインから出遅れた関谷は当然のように二軍スタートとなり、それでもその二軍の開幕投手を任されたことからしてまだ期待はされていたはずで、しかし開幕勝利の以降はピリッとしないピッチングが続きます。
そうこうしているうちに中継ぎに降格、たまに先発とどっちつかずの起用は一軍を視野に入れてと言うよりは二軍で試合をやるための要員になってしまっていたようにも思えます。
デビューが鮮烈だっただけに裏切られた感が強かったのが正直なところで、もちろんストレートの大切さは分かっていたであろう関谷でしょうが結果として絵に描いたような右肩下がりは何が理由だったのか、チームとしてストレートに重きを置いた環境になってきた中でその流れに乗れなかったのが残念でなりません。

2016年通信簿
2017年通信簿
2018年通信簿


【オリオン村査定】 1650万円 → 戦力外通告 ※10/3に戦力外通告


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6 コメント

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Unknown (たかぽて)
2019-11-22 08:08:37
二軍で投球回数近い被安打、四割以上の四死球、大社経由四年目の投手として伸び代は感じません。

去年も一軍で投げては四球で出塁させて更に打たれまいとコーナーをついてカウントを悪くして仕留められる、の繰り返しでした。

この結果はやむ無しでしょう。
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Unknown (頑張れ福浦)
2019-11-22 09:20:34
期待してたんですけどね、良いチェンジアップをもっているんで勝てるピッチャーになれる素質はあったんですけど、なかなか上手くいきませんでした。
チェンジアップも見極められればただのカウントを悪くするだけでチェンジアップばかり投げていてはバッターも振ってくれないですから、ストレートに磨きをかけると言う方向性を本人とチームがめざす事が出来なかったのが全てですね、残念。
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関谷 (海猫)
2019-11-22 18:39:09
社会人名門JR出身、個人的に期待していましたが追い込むもカウント悪くし四球などで出塁させ…ととにかく球数が多かったイメージが強いです
ただロッテの投手は大人しい感じの選手が多い中で彼の強気な性格は本当に投手向きな感じで良かったと思います

以前にも書きましたが東條や高野とJRリレーが見たかったので残念です
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Unknown (名古屋マリン)
2019-11-22 22:27:50
ルーキー時代からストレートは140km前後で平均球速をあと5kmくらい上げないと厳しいかなと思っていましたし、今年のファームでの成績を見ればやむを得ない部分はあると思います。
誰かのインスタで「関谷のお疲れ様会」なるものがあがっていましたので、文字通り野球とはおさらばなのかもしれません。
この先主戦投手として活躍していくことは難しいとは思っていましたが、ルーキーの年はそれなりに活躍してくれましたので、チームに貢献した選手として私からも「お疲れ様」と声を掛けてあげたいです。
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Unknown (おむすび)
2019-11-22 23:05:16
期待されながらあまり良い結果を残せなかったということで、なんとなく竹清を思い出しました。そう思って調べてみると、竹清も同じくドラ2の4年でマリーンズを退団なんですね・・・、うーん、妙に一致していて少し驚きました・・・。竹清はしぶとく野球を続けていたみたいですが、関谷はどうするのだろう。
日本代表を経てプロにまでなっても、厳しい世界ですね・・・。
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お返事 (オリオン)
2019-11-23 00:55:37
>たかぽてさん
そもそも大卒社会人となればルーキーイヤーで25歳、伸びしろがどうのというポジションではないですからね。
一年目、もしくは二年目ぐらいには光るものを見せなければ、ほぼそこで終わりでしょう。
東條が今季で生き残ったのが珍しいぐらい、関谷はいいスタートを切ったはずがその失速があまりに大きすぎました。
コーナーを意識しすぎてスピードを失う、そんなロッテなパターンの最後であって欲しい。

>頑張れ福浦さん
そのあたりはベンチ、捕手のリードとの相性みたいなものがあったような。
中後をスライダーオンリーで潰したのと同じ道を歩んでしまった気がしないでもありません。
もちろん本人も困ったときのチェンジアップ、に頼りすぎたところもあったでしょう。
ドラ2の負の連鎖を断ち切ってくれると、そう期待をしていただけに残念です。

>海猫さん
JRの会社ごとに経営は大変みたいですからね・・・
東條はJR東海になれるのかしら、でもリニアで迷走気味だからなぁ。
コントロールに苦しんでスピードを捨てて、でも言うほどに制球力は上がらずに武器だけを失った。
よく見るパターンで哀しすぎる。

>名古屋マリンさん
お別れ会をやっていたのですか、となると現役引退っぽいですね。
そうなると後付けにはなりますがスタッフとして球団に残るのかしら・・・
ルーキーイヤーはデビューから暫くは140キロ台半ばを投げていましたが、徐々にスピードダウンをしていましたからプロの厳しさにそのときから方針転換を始めていたのかも。

>おむすびさん
竹清か~、懐かしい。
リリーフで輝きかけて栄光のドラ2に名を連ねるかと期待をしたのですが、翌年に急失速してしまいました。
関谷はドラ1とも噂されていましたからね、社会人投手は難しいです。
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