攻撃の形としては悪くなかったのですが、しかし押し込みきれませんでした。
キャッシュくんがお冠な松田の一発から畳み掛けたソフトバンクに対して、一方のロッテは1点を返した後の無死三塁は相手バッテリーも必死ですから簡単な話ではないにせよ四番、五番で外野フライすら打てず、前日の打ち疲れか両チームともチャンスが少ない中でも点を取った後の圧力の差が命運を分けたといった感じです。
前のカードでは岸との相性からして分からないでもなかったですが鈴木の四番はやはり苦しく、核弾頭タイプのサントスを七番に、渇望した大砲として据えなければならないペーニャを我慢できずに一殺仕事人に、助っ人を助っ人として打線の軸にできないことでの芯の無さを露呈してしまいました。
不快な雨に高湿のコンディションでも6回3失点と粘投のスタンリッジ、インフレ気味のスピードガンの数字がその数字らしく感じられた陳冠宇のストレート、投手陣の助っ人がきっちりと仕事をしてくれただけに同じことを繰り返す打線の不甲斐なさを天唾する伊東監督の限界を再認識です。
昨日、今日と元気な角中のおかげでサファテの三者連続空振り三振祭りを防いだのが救いと言えば救い、そして明日にまた東浜に「毎度~」としてやられるのか、確実に言えるのは伊東体制が続く限りは福浦の2000本安打達成は奇跡でしかないこと、それだけでも刷新を願うに足りる夏の夜です。
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◆8月9日(水) 千葉ロッテ-ソフトバンク17回戦(ソフトバンク13勝4敗、18時18分、ZOZOマリン、19,613人)
▽勝 バンデンハーク 18試合10勝5敗
▽S サファテ 46試合2勝2敗35S
▽敗 スタンリッジ 12試合3勝5敗
▽本塁打 松田17号(スタンリッジ)
▽バッテリー
千葉ロッテ スタンリッジ、益田、陳冠宇—田村
ソフトバンク バンデンハーク、岩嵜、サファテ—高谷