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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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ツインズ西岡の誕生

2010-12-19 21:15:43 | 千葉ロッテ

決まり切っていた話ではありますが、正式にツインズ西岡が発表となりました。
背番号が1ですから主力級の扱いだとはメジャーの背番号事情を考えれば軽々に判断はできませんが、期待がされていることは確かなようです。
ようやくに夢を実現するための第一歩を踏み出したわけで、ロッテファンのためにも西岡には頑張ってもらいたいです。

スピードも期待される西岡 首脳陣期待「高い身体能力を持っている」 (12/19 スポーツニッポン)

3年契約でツインズに迎えられた西岡は来季、打線の上位を打ち、二遊間のどちらかを守ることを期待されている。
今季チームは94勝を挙げてア・リーグ中地区2連覇を果たしたが、プレーオフでは地区シリーズであえなく敗退。
1991年のワールドシリーズ制覇以降はリーグ優勝すらなく、ガーデンハイアー監督は攻撃力アップのために、スピードのある選手の獲得をフロントに要請していた。
西岡の長所は、今季首位打者に輝いた好打に加え、ゴールデングラブ賞3度の守備と、盗塁王2度の走塁にもある。
スミス・ゼネラルマネジャーは「ことしの二遊間は走力に欠けた。スピードのある若手への交代が必要だった。西岡は高い身体能力を持っている」と評価している。
起用法は、二遊間のどちらかを守ること以外は現時点では白紙。
指揮官は「まだプレーを見ていない。いろいろ試して、何が最適か考える」と来春のキャンプで判断する意向だ。
西岡自身も「レギュラーが確約されているとは思っていない。キャンプ初日からアピールする」と自覚十分。
米球界挑戦の夢をかなえてくれたツインズに「恩返しをしたい」と活躍を誓った。

球団や監督の意向があるとは言え、それなりの成績を残していた二遊間を入れ替えるのですから西岡にとっては追い風でもあり、しかし気持ちを引き締めなければなりません。
パドレスにFA移籍をした二塁手のハドソン、オリオールズにトレードをされた遊撃手のハーディの今季はともに.268でしたので、まずはこの数字を越えることが目標となります。
もちろん年俸からしてレギュラーとして100試合以上の出場をすることは当然ですし、期待をされている脚力のアピールも求められます。
今季の終盤には積極的な盗塁を試みた西岡ですから心配ないとは思いますが、かつてのスピードスターの勢いに陰りがあるだけに不安が無いわけではありません。

注目をされる守備位置ですが、やはり二塁手としての起用が濃厚のようです。
遊撃手には同じく俊足のカシーヤを抜擢するとの報道もありますし、そもそもが二塁手であった西岡ですから肩を考えてもその方がよいように思います。
今季に全試合フルイニング出場を成し遂げた西岡ではありますがメジャーの過酷な移動に体がついていくかどうかが第一関門、スローイングなどが不安視をされる守備が足を引っぱらないかどうかが第二関門、そして以前ほどでは無いにせよ力で押してくるタイプが多いメジャーで力負けをせずにバットを振り抜けるかどうかが第三関門だと考えますが、とにかくファンとしてはやってくれると信じて応援をするしかありません。
あたら才能を無為にすり潰してしまっている井川の二の舞にならないよう、メジャーで西岡が光り輝くことを願っています。

 

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2010年通信簿 34 木村雄太

2010-12-19 19:23:41 | 千葉ロッテ

34 木村雄太 投手 25歳 年俸1200万円

【2010年成績】 E 18試合 2勝3敗0S 防御率3.76 67回 80被安打 9被本塁打 23与四球 2与死球 33奪三振

2年目を迎えた今季も1軍のマウンドを踏むことはなく、木村の2010年は何となく終わってしまいました。
イースタンで残した数字はあまりに平均すぎて見るべきところもなく、しかし期待の左腕であることに変わりはありません。
似たようなタイプが多い中でどう抜け出すのか、どこかまったりとした雰囲気が豹変をする来季であればと願っています。

その入団の経緯から応援をしていますし、そして育てなければならない木村です。
今季は開幕当初こそ先発ローテーションに入って結果を残していましたが、それでも1軍に呼ばれることが無かったのは昨年と同様でした。
1軍のローテーションが厳しい中で木村のプロ初先発があるのではと騒いだことが虚しく、そして哀しくもあります。
このあたりは服部に似通っており、チャンスを与えるべきところで与えずに腐らせてしまうベンチの長期的展望の欠如には絶望感すら漂ってきます。

ただ数字ほどには内容が伴っていなかったとの評もありますし、被安打はともかくとしても2年連続しての被本塁打の多さは何とかしなければなりません。
厳しい生存競争を生き残るためにはこういったマイナス面を少なくする一方で、何らかの特徴をベンチに認識をさせることが大切です。
ですからストレートに目を見張るスピードがあるわけではなく、また決め球と言える変化球があるわけでもないのですから、その長身を活かした角度のあるボールをアピールするしか無いのではとは思いつつも、上から豪快に投げ込むフォームではない木村ですから前途多難です。
それでもドラフト1巡目の選手が2軍でそれなりの結果を残しているのですから、球団には木村を育てる責務があることは言うまでもありません。
自分に何が足りないかを体で覚えさせるためにも敗戦処理であっても1軍を経験させる、そういったOJTを推進していかなければ5年ぶりの日本一も2005年の二の舞となるでしょう。
真に黄金時代を願うのであれば木村を一人前に育ててみろと、これを西村監督への提言としたいと思います。

2009年通信簿


【オリオン村査定】 1200万円 → 1000万円 (▼17%)

 

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2010年通信簿 33 ブライアン・コーリー

2010-12-19 01:02:56 | 千葉ロッテ

33 ブライアン・コーリー 投手 37歳 年俸2700万円

【2010年成績】 14試合 4勝4敗0S 防御率4.87 44回1/3 48被安打 8被本塁打 17与四球 2与死球 30奪三振 被打率.289

そもそもが大きな期待をしていなかったコーリーでしたが、中継ぎとしてではなく先発としてチームに貢献をしてくれたのは意外でした。
しかし結果的にはそれがコーリーの首を締めたとも言えますし、もし当初のとおりにビハインドの場面での中継ぎとしての起用のままであれば生き残れたかもしれません。
残念ではありますがマーフィーやペンに比べれば実績も期待度も低いことは否めず、1年限りでの退団は妥当な判断だと言えます。

先発陣が不調だったり故障がちだった中での先発起用に応えてくれたコーリーは、地味ではありますが日本一の立役者の1人でもあります。
その活躍には「節目のコーリー」との二つ名を与えましたし、期待以上の頑張りを見せてくれました。
見るべきボールはさほどは無いものの全体的にまとまっている「ロッテな投手」であり、低めにボールを集めようとの意識があることが幸いをしたのだと思います。
ただ立ち上がりが悪いという外国人投手に蔓延をした悪癖にコーリーも感染をしたことが痛すぎで、先発として貢献をしながらも長続きがしなかった理由となってしまいました。
そっくりな娘さんにマーくん人形をプレゼントするなどお立ち台も複数回を重ねた割には、被弾も多かったですしベンチの印象はさほどは良くはなかったのかもしれません。

その年俸を考えれば来季もありかなとは思いましたが、そうであっても立ち位置は中継ぎであることに変わりはなく、それであれば山室らの若手を起用をするに際しての壁になってしまうリスクを考えれば、年齢的にも上積みが厳しいことと合わせてどうしても優先順位は低くなります。
唐川の復帰が遅れたことでペンの獲得が成ったこと、そしてそのペンがコーリーとは違った剛球を見せてロッテファンを魅了してしまったこともコーリーには災いをしました。
しかしそれでもコーリーがいてくれたからこその日本一だと、そう評価をする向きも少なくはありません。
そんなコーリーが故障もあってポストシーズンを待たずに帰国をしてしまったことは可哀想でしたが、心からありがとうの言葉を贈りたいと思います。


【オリオン村査定】 2700万円 → 戦力外通告 ※11/16に戦力外通告

 

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