決まり切っていた話ではありますが、正式にツインズ西岡が発表となりました。
背番号が1ですから主力級の扱いだとはメジャーの背番号事情を考えれば軽々に判断はできませんが、期待がされていることは確かなようです。
ようやくに夢を実現するための第一歩を踏み出したわけで、ロッテファンのためにも西岡には頑張ってもらいたいです。
スピードも期待される西岡 首脳陣期待「高い身体能力を持っている」 (12/19 スポーツニッポン)
3年契約でツインズに迎えられた西岡は来季、打線の上位を打ち、二遊間のどちらかを守ることを期待されている。
今季チームは94勝を挙げてア・リーグ中地区2連覇を果たしたが、プレーオフでは地区シリーズであえなく敗退。
1991年のワールドシリーズ制覇以降はリーグ優勝すらなく、ガーデンハイアー監督は攻撃力アップのために、スピードのある選手の獲得をフロントに要請していた。
西岡の長所は、今季首位打者に輝いた好打に加え、ゴールデングラブ賞3度の守備と、盗塁王2度の走塁にもある。
スミス・ゼネラルマネジャーは「ことしの二遊間は走力に欠けた。スピードのある若手への交代が必要だった。西岡は高い身体能力を持っている」と評価している。
起用法は、二遊間のどちらかを守ること以外は現時点では白紙。
指揮官は「まだプレーを見ていない。いろいろ試して、何が最適か考える」と来春のキャンプで判断する意向だ。
西岡自身も「レギュラーが確約されているとは思っていない。キャンプ初日からアピールする」と自覚十分。
米球界挑戦の夢をかなえてくれたツインズに「恩返しをしたい」と活躍を誓った。
球団や監督の意向があるとは言え、それなりの成績を残していた二遊間を入れ替えるのですから西岡にとっては追い風でもあり、しかし気持ちを引き締めなければなりません。
パドレスにFA移籍をした二塁手のハドソン、オリオールズにトレードをされた遊撃手のハーディの今季はともに.268でしたので、まずはこの数字を越えることが目標となります。
もちろん年俸からしてレギュラーとして100試合以上の出場をすることは当然ですし、期待をされている脚力のアピールも求められます。
今季の終盤には積極的な盗塁を試みた西岡ですから心配ないとは思いますが、かつてのスピードスターの勢いに陰りがあるだけに不安が無いわけではありません。
注目をされる守備位置ですが、やはり二塁手としての起用が濃厚のようです。
遊撃手には同じく俊足のカシーヤを抜擢するとの報道もありますし、そもそもが二塁手であった西岡ですから肩を考えてもその方がよいように思います。
今季に全試合フルイニング出場を成し遂げた西岡ではありますがメジャーの過酷な移動に体がついていくかどうかが第一関門、スローイングなどが不安視をされる守備が足を引っぱらないかどうかが第二関門、そして以前ほどでは無いにせよ力で押してくるタイプが多いメジャーで力負けをせずにバットを振り抜けるかどうかが第三関門だと考えますが、とにかくファンとしてはやってくれると信じて応援をするしかありません。
あたら才能を無為にすり潰してしまっている井川の二の舞にならないよう、メジャーで西岡が光り輝くことを願っています。