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オリオン村(跡地)

千葉ロッテと日本史好きの千葉県民のブログです
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予想どおり

2015-01-19 00:27:28 | 映画

TOHOシネマズで二年間に6000マイルを貯めると、特典で一ヶ月フリーパスポートに交換ができます。
このフリーパスポートは毎日どの劇場のどの時間帯でも無料になる優れものではあるのですが、唯一と言っていい難点は前日までの予約ができないことです。
当日発行のみ有効なために座席のことを考えれば上映時刻よりかなり早めに足を運ぶか、運を天に任せるしかありません。
そんなこんなで今日に観る予定だった作品が真ん中あたりの座席が埋まっていたことで、あまり気が進まなかったのですが「シン・シティ」の第二弾です。
そして予想どおりに前作の路線のままに、しかしスケールダウンをした中途半端な駄作でした。

シン・シティ 復讐の女神

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無理をして続編を作ったな、が正直な感想です。
劇中では3年後ですが実際の時間は9年が経過をしていることもあり、いろいろな事情もあってかそれなりのメインどころのキャストが交代となっていました。
同じ顔ぶれでも申し訳ないながらも女性の容色の衰えは隠せず、興行の事情もあるのでしょうが無理矢理にブルース・ウィリスを持ってきたのもどうかと思います。
相変わらずのモノクロ映像に鮮やかな原色、もどこかキレが感じられず、そして矛盾を掘り下げるのも面倒な時系列の前後は前作を観ていなければちんぷんかんぷんでしょう。
それもあってか本編に含まれていたのか日本だけの特別なのかは分かりませんが、冒頭にその前作の要約カットがあったのには思わず笑ってしまいました。
さらには相変わらずの暴力、殺戮、飛び回る生首と、アクションがもう一つだったのに対してグロさだけは健在です。
サブタイトルのとおりに一応の決着はついたので、もうこれで止めておけ、の言葉を贈ることにします。


2015年1月18日 鑑賞  ★★☆☆☆(2点)


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モノクロで正解

2015-01-18 01:42:05 | 映画

観ようと思っていた作品がシリーズものの第二弾だったことをひょんなことで知り、その後に毎日TSUTAYAに通っていたのですが考えることは皆同じなのかなかなか在庫が復活をせず、ようやくに昨晩に借りることができての今宵の「シン・シティ」です。
事前に調べることなく観たためにいきなりのモノクロにビックリで、導入だけかと思いきや全編においてそのままだったのに二度ビックリでした。
しかし結果的にはそれがよかったかなと、フルカラーだったら途中で観るのを止めてしまったかもしれません。
それぐらいにスプラッタなシーンが満載で、生首だけでも一度や二度ではなく、そんなこんなで第二弾を観るかどうかを思案中です。

シン・シティ

ジェネオン・ユニバーサル

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それが主題ではないかと思えるぐらいに、とにかく殺戮シーンのてんこ盛りです。
銃撃戦ならまだしもナイフ、日本刀、斧でざっくざっくですから、映画館で上映をされたときに途中退席をした人が少なくなかったのではないかと思えるぐらいのレベルです。
時系列が前後をしている複数のエピソードで成り立っているのですが、それらが最後にまとまって大団円になるわけでもなく、おそらくは七割方しか理解できていないのでしょう。
モノクロに差し込まれる赤、青、黄、緑などが鮮やかな映像は美しくもありましたが、題材がこれでは楽しめません。
理不尽な暴力から女性を守る、そこだけは筋が通っていましたが、だからと言ってこれはないでしょう。
延々と続くモノローグもしっくりとしませんでしたし、誰だよ、のブルース・ウィリスやミッキー・ロークにおやっ、と思ったぐらいです。
あらかたが退場をしてしまったところでの第二弾がどうなるのか、背中を押すとすればただそれだけです。


2015年1月17日 鑑賞  ★★☆☆☆(2点)


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超肉弾戦

2015-01-13 01:00:42 | 映画

間髪入れずのホビット、三部作の最終作です。
旅の目的であるエレボール奪還作戦、トーリンがドワーフ一族を率いるための象徴になるアーケン石を手に入れるのに立ちはだかる邪竜スマウグ、一方で冥王サウロンが復活の兆しを見せて闇が光を覆いつつある中つ国、この強大な二つの敵にどう対するのかとわくわくしていたのですが、ある意味で期待どおり、ある意味で期待外れな「決戦のゆくえ」でした。
とにかくシリーズを通して徹底している超肉弾戦、今作は決戦と言うだけあってドワーフ、エルフ、人間vsオーク、トロル、ゴブリンの組んず解れつな戦闘シーンは大スクリーンな映画館ならではの圧倒的な迫力がありましたし、局地の近接戦はとにかくスピーディーで曲芸まがいな動きに拍手喝采です。

ホビット 決戦のゆくえ

ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

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ただそれを売りにするにはややバランスが悪かったかなと、熟練の戦士ならまだしも昨日今日に剣を手にした人間が互角とは言わずともそこそこオークと戦っていましたし、一本の矢が突き刺さっただけで昏倒するトロルはひ弱すぎで、このあたりの水戸黄門ぶりは古今東西共通なのでしょう。
またしても魔法使いだよね、の剣士ガンダルフにサルマンまでもが杖を振りかざしての大活躍、全編を通じて魔法がほとんど取り上げられていないのが特徴と言えば特徴です。
竜の病に犯されたトーリンの心の迷い、弱さ、善と悪の葛藤、対立と連合、このあたりが現代社会を反映しているとも言えます。
面白かったのはタウリエルの恋やトーリン、キーリ、あるいはアルフリドの扱いで、この仕置きは日本であればちょっと考えられないでしょう。
大筋は原作ありき、ですのでそういうものなのでしょうが、へっ、という感じになるかもしれません。
何はともあれこの60年後にLORが始まるわけで、スター・ウォーズと同じく前後関係が逆となった公開ですので、その繋ぎなエンディングとなっています。
せっかくですので以前に挫折をしたLORを、できれば上半期のうちにこなして仕上げとしたいと思います。


2015年1月12日 鑑賞  ★★★★☆(4点)


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恋のタウリエル

2015-01-12 02:42:48 | 映画

ホビット三部作の最終作が上映中ですが、その二作目を劇場で見逃していたのでTSUTAYAでBlu-rayを借りての鑑賞です。
前作から2年が経っているので予習をすべきだったのでしょうが、時間があまり無かったので特攻をしました。
案の定、いきなりの冒頭でクエスチョンマークが飛び交ったのですが暫くして旅の目的を思い出しましたし、ビルボやガンダルフ、トーリンらが懐かしくもあります。
161分と長丁場ではありましたがファンタジーアクションとしての見せ場がてんこ盛りで、これはやはり万難を排してでも映画館の大スクリーンで観るべきだったと後悔です。

ホビット 竜に奪われた王国

ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント

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ホビットのビルボが主人公ではあるのですが、ドワーフ、エルフ、オーク、そして人間と、いろいろな種族が登場します。
そしてお約束のように種族間の対立、は理想だけでは克服できない現代社会の民族紛争を映し出しているようで、それも一つのテーマなのでしょう。
相手を理解しようとしない、利用しようとする、そんなエゴのようなものが剥き出しになる一方で、助け合い信じ合うことが目的を達する上で求められます。
長い旅で苦楽をともにするうちに培われる友情、これこそが闇に対する光なのかもしれません。
またどうやら原作にはないオリジナルキャラクターとのことですが、タウリエルの種族を超えた恋物語が花を添えているのもよかったと思います。

それにしてもめまぐるしいアクションは迫力があり、最初から最後まで圧倒されまくりです。
一番のお気に入りはエルフの里から川を下って逃げる際の樽アクションで、思わず頬が緩んでしまいました。
それにしてもこの映像技術は凄いとしか言いようがなく、どこまでが実写でどれがCGなどでの加工なのか、背の丈などは遠近感を利用した錯視トリックとはLORのときに聞いたことがありますが、こういったものを見せられるとニュース映像なども何を信じていいかが分からなくなります。
これこそが大スクリーンで観たかったスマウグが喋るのにはやや興ざめながらも、中つ国の映像美は見事でした。
残念だったのはゴラムがお休みだったのと次回作に乞うご期待と尻切れトンボだったことですが、間髪入れずの明日で最後を締めくくりたいと思います。


2015年1月11日 鑑賞  ★★★★☆(4点)


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正しいこと

2015-01-11 02:19:34 | 映画

今日に観ようと思っていた作品に前作があることを直前に行ったTSUTAYAで知ったため、急遽「トラッシュ!」に切り替えました。
メジャーな俳優が主演ではありませんし、紹介ムービーではあまりそそられなかったのですが、そこは映画祭りのフリーパス期間中ですので気楽なものです。
そして結果的には当たりで、三人の子役の目の動きに引き込まれるなかなかの良作でした。

トラッシュ!

NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

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ゴミ捨て場からめぼしいものを拾って生計を立てている、おそらくは孤児の主人公がゴミ山から財布を見つけて、その中に入っていたものから謎解きを始めます。
しかしそれが理由で仲間二人と悪徳警官に追われ、しかしめげることなく謎を解き明かします。
テンポのいい逃走劇がドキドキハラハラで、いわゆる悪役もえげつなさが無いためにもやもや感もありませんし、むしろ悪に徹しきれない迷いの描写がいい感じでした。
ブラジルの裏社会、暴力や賄賂、法が権力でねじ曲げられる、そんな澱んだ空気を吹き飛ばすような爽快さが感じられます。
そして正義派弁護士、などではなく、社会の底辺にいるような子どもたちが「正しいこと」を信じてやり抜いた、そこに意味があるのでしょう。
ラファエル、ガルド、ラット、に万歳です。


2015年1月10日 鑑賞  ★★★★☆(4点)


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空恐ろしい

2015-01-10 01:20:51 | 映画

悲劇的な事件の被害者に近しい人物、夫だったり妻だったり、恋人だったり親友だったり、そういった世間の同情を集めていた人物が一転して疑惑の中心となり実は犯人でした、なんて話は現実社会でもたまに見かけますが、その多くは上げも下げもマスコミが主導をしていると言ってもよいでしょう。
その疑惑が実際はどうあれマスコミに翻弄をされているわけで、ある意味で罪作りです。
そして興味本位な目線があるからこそ、という側面もあり、その事件に関心を寄せてしまう自分も当事者の一人なのかもしれません。

ゴーン・ガール

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン

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今日の「ゴーン・ガール」は、そんな渦中に放り込まれたニックが主人公です。
結婚五周年の記念日に妻のエイミーが失踪し、著名な義父母が大々的な捜索キャンペーンを行ったことで一気に注目の人物となりますが、しかしニックに浮気、借金、暴力など不利な情報が流れ始めて妻殺しの疑惑を持たれる、ざっくりと言えばそんなストーリーです。
ニックは本当に妻を殺したのか、手のひらを返したように世間から厳しい視線を投げかけられながらもそれに必死に抗いますが、押し寄せる波には勝てません。
しかしそんなことは序の口であり、世間の身勝手さ、理不尽さなどはどうでもよくなるような、ホラー映画も真っ青な恐怖に背筋が寒くなります。
エンドロール中の重苦しい雰囲気、あちらこちらで聞こえる溜息、それらがこの映画を如実に物語っています。
2015年の一発目、いいものを観させていただきました。


2015年1月9日 鑑賞  ★★★★★(5点)


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ナルトとヒナタの恋物語

2014-12-27 00:19:53 | 映画

二年ぶりの映画祭りです。
今年の上半期にかなり手を抜いたので6000マイルに届かないかとも思ったのですが、夏場以降のスパートでギリギリの滑り込みでフリーパスポートを手にすることができました。
これで今日から一ヶ月間、TOHOシネマズで無料で観ることができます。
時間との兼ね合いもあり観たくもないものまでを観るつもりはありませんが、生来の貧乏性ですので、10本を目標にせっせと通いたいと思います。

THE LAST -NARUTO THE MOVIE-

アニプレックス

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その第一歩がNARUTO、というのはちょっとどうかとは思いましたが、それなりにコミックスは読んでいましたので「最後の物語」に興味を持って臨みました。
連載も先日に終わり、その最終話では火影となったナルトがヒナタと結婚をしてボルト、ヒマワリの父親となった姿が描かれています。
この劇場版はそのちょっと前の舞台設定のようで、ハッキリ言って月が落ちてくるとかは知ったことではなく、どこをどう見てもナルトとヒナタの恋物語です。
一部にサクラではなくヒナタルートの成就に喝采が上がっているとのことで、そのあたりの後始末がきっちりとされているのが好印象でした。
結婚披露宴のビデオ上映会のようでもありましたが、メインどころの登場人物がここそこで活躍をする場面もあり、NARUTOファンには楽しめる仕上がりではないかと思います。
ただこれが最後かと言えば実のところそうでもなく、来夏の予告があったので引き際を間違えないよう願いたいです。


2014年12月26日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 


降りるタイミングが難しい

2014-11-24 02:02:06 | 映画

リスクのあるものは全てがギャンブル、とは劇中で主人公が冒頭に語った言葉ですが、まさにそのとおりです。
競馬、パチンコ、スロットだけではなく、株式に債券、不動産投資もリスクを伴いますので、そこを理解していなければ痛い目に遭います。
自分は職業柄もあり社会人になってからすぐに株式に手を出して儲けたり損をしたり、益出しであろうが損切りであろうが降りるタイミングの難しさに四苦八苦でした。
10年ぐらい前に高い授業料を払って手を引きましたが、トータルで見ればややプラスだったので運が良かったのでしょう。

ランナーランナー

Happinet(SB)(D)

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今日の「ランナーランナー」はリーマンショックで職を失い大学で修士課程を卒業することで新しい人生を踏み出そうとしている主人公が、その学費を稼ぐためにオンラインカジノのポーカーで全財産を失い、しかしその不正に気がついてカジノのオーナーに談判、その力量を買われて右腕となるところから話が始まります。
しかしその怪しい運営に自分が仲間に引き入れた学友が身を引いていく一方で、「降りるタイミング」を失った主人公が窮地に陥るといったストーリーです。
出演者よりも大文字のレオナルド・ディカプリオ製作というのが一つの売りなのでしょうが、しかし残念なことにあまりいい出来ではありませんでした。
カジノが舞台にはなっていますがストーリーに影響があるわけでもなく、せっかくのプリンストン大学を持ち出しての頭脳戦のイメージを出しながらも前面に出てくるわけでもなく、91分という上映時間がスピーディーながらも説明不足で手抜きな描写がかなり足を引っ張っています。
魅力的なヒロインを演じたジェマ・アータートンはお気に入りの一人なのでそれなりに楽しめはしましたが、作品としては今ひとつな賄賂が全て、でした。


2014年11月23日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)

 

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伝説は自らが作るもの

2014-11-14 21:35:13 | 映画

ヘラクレス

パラマウント・ホーム・エンタテインメント・ジャパン

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あまり世間的な評判はよくないようですが、自分にとっては今年の下半期で一番の作品でした。
ギリシャ神話の英雄であるヘラクレスをモチーフに、しかし半神半人ではなく人間としてのヘラクレスが描かれています。
それでいてギリシャ神話の登場人物を巧みに配してのストーリーは、これこそがエンターテインメントでしょう。
神の力を借りて、ではなく自らの腕力を頼みに困難な道を切り開いていく、そんなヘラクレスが本当に神の子であるのか稀代の詐欺師なのかはもうどうでもよく、自分を信ずるものこそが力を発揮できる、怯えず、驕らず、とにかく前に進んでいく、そんな「ヘラクレス」の上映会をロッテの納会でやってもらいたいぐらいです。

とにかくパワフル、一直線の展開は、見ていて爽快です。
裏切り者がいるのだろうな、との想像どおりの一ひねりにはやや驚きもありましたし、ヘラクレスの抱える闇といった下地もありましたが、基本的には筋肉祭りです。
あんな二の腕だと他の役に差し障りがあるのでは、と心配になるぐらいのヘラクレスのパワーは、ドウェイン・ジョンソンが元プロレスラーと知り納得、そして感心をさせられました。
チーム・ヘラクレスの仲間たちの見せ場がきちんとあるのもいいですし、12の難行もそのチームで乗り切ってきたのかと、エンドロールにも注目です。
最後の死が引っ掛かったのが唯一のマイナスポイントで、名作でもままある設定の破綻もなく、超人的ながらも神ではないハーキュリーズの英雄譚に乾杯です。


2014年11月14日 鑑賞  ★★★★★(5点)

 

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DIYで勧善懲悪

2014-11-08 01:31:42 | 映画

もうすぐ60歳とは思えないぐらいに若々しい、そんなデンゼル・ワシントンです。
ジーンズ姿の下半身はお爺さんな雰囲気が漂っていますが、あれだけの肉弾戦を魅せられるのですからまだまだ現役バリバリでしょう。
「ザ・ウォーカー」や「デンジャラス・ラン」などもそうでしたが、自らの肉体、そして周りにあるものを使ってのアクションは見事の一語に尽きます。
自分の中では名前で観に行きたくなる、そんな名優の一人です。

イコライザー

ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

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顔見知りとなっていた娼婦が暴行を受けたことに義憤を感じて、元CIAの主人公が単身でロシアンマフィアに挑むといったシンプルな作りは自分好みです。
その動機の背景にあるものが深掘りできていなかったのでなぜにそこまで、なところはあったものの、悪役がまさに悪役なだけに勧善懲悪が際立っていてさほどは気になりません。
目の動きに焦点を合わせているのも特徴で、その残忍な悪役が組織を動員して狩り立てているつもりがいつの間にか狩られる側になってしまい、強気と動揺、プライドと怯えを目の表情で上手く表現ができていたことに拍手、もう少し強い敵役であっては欲しかったですが水戸黄門としてはあんなものなのでしょう。
気をつけなければならないのはPG12の指定がちょっと甘いとも思えることで、スプラッタなグロさはありませんが、ホームセンターを舞台にしたシーンでは道具が道具なだけにかなりな残忍さのオンパレードですので、PG15+、あるいはPG18+でもよいのでは、とは個人的な感想です。
主人公の友人のあの目線も印象に残った、そんなDIYでした。


2014年11月7日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 


映像美

2014-11-01 00:29:21 | 映画

ずっと悩まされていた逆流性食道炎も今月から元の職場に復帰をしたことで落ち着くかと思いきや、そんなに単純なものではありませんでした。
むしろ胸焼けが酷くなったのでまたカメラを飲む羽目となり、そしてⅠ度と軽度ながらも胃潰瘍が見つかって夏休みの無駄遣い、今週は夜だけ起き出すほぼ寝たきりの生活です。
それでもタケプロン、H2ブロッカーのおかげで症状も気にならない程度まで治まってきたので、この通院以外は引きこもりの生活から抜け出すことにしました。
もう夜になっていたのでまずは映画、今日に公開の「ドラキュラZERO」を観てきました。

ドラキュラZERO

NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

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主人公のドラキュラのモデルとも言われているヴラド・ツェペシュは実在の人物で、ツェペシュとは「串刺しにする者」ですから当時からそのように呼ばれていたとのこと、オスマン帝国と激しく戦って劇中にもあったように何度も撃退、そして敵兵を串刺しにしています。
これは残酷のようで日本の戦国時代にもありましたが、無駄な戦いを無くすための方策の一つでもありますので一概に否定はできません。
そしてオスマン帝国の皇帝であるメフメト2世を討ち取ることはできませんでしたがその侵攻を防いでおり、また王妃のそれなど基本的に史実に沿った描写がされています。
そんな大国に翻弄をされる小国の王であるヴラドは家族、そして民衆を守るために悪に魂を売り、ヴァンパイアとして圧倒的な力でオスマン帝国に立ち向かいますが、しかし自らが守るべき民衆から悪と誹られ、その矛盾と変わりのない愛がこの作品のテーマなのでしょう。
悪を象徴する黒と光を表す白、そして血の色である赤が見事なまでの対比で際立っており、この映像美は一見の価値があります。
男の色気が爆発をしているルーク・エヴァンズは女性を虜にしそうですし、王妃がなぜ最後にそれを懇願したのか、パパイア鈴木にしか見えなかったメフメト2世、余計だったようにも思えるエピローグなど気になるところが無いわけではありませんが、Blu-rayではなく劇場でこそ観るべき作品とお奨めします。


2014年10月31日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 


ただ一度の人生

2014-10-15 00:45:55 | 映画

アバウト・タイム

NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

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何とも不思議な作品でした。
これといった盛り上がりがあるわけでもなく、淡々とストーリーは進んでいきます。
しかし気がつけばやり直しのきかない一度だけの人生をしっかりと歩んでいく、そんな思いにさせられます。
TOHOシネマズデーなので例によってチャレンジだったのですが、前回と同じくかなり当たりのSFラブストーリーでした。

突っ込みどころがないわけではありません。
むしろタイムトラベルをあっさりと持ち出して、暗闇でグーを握って念ずれば時空を飛び越えていくという設定はドラえもんも真っ青ですし、パラレルワールドでもないのにそんなことをしてどう始末を付けるのか、そのあたりの適当さが爆発をして一つ間違えれば失笑ものなシナリオになっています。
しかしそんなことが気にならないぐらいに主人公の迷い、熱意、そして決断が胸に響いてきますし、両親、妹、友人、妻、子供たちが活き活きと描かれています。
自分よりも家族のことを第一に考える、そこに嘘っぽさが微塵も感じられない主人公、キュートな妻、是非ともお奨めをしたい良作に出会った台風一過の夜でした。


2014年10月14日 鑑賞  ★★★★☆(4点)

 


生き様

2014-10-13 01:02:56 | 映画

蜩ノ記

東宝

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残された時間をどう生きるか、例えそれが理不尽な理由によってであっても主君との約定を守るがために清廉に生きる、そんな主人公を役所広司が演じています。
圧倒的な存在感で、カットとしては岡田准一の方が多いのではないかと思うのですが、間違いなくスクリーンを支配していたのは役所広司です。
また岡田准一も大きすぎる頭とでこぼこの額がちょっと気にはなりましたが、これまた一本気な若さを見事に演じていました。
堪え忍ぶ原田美枝子もさすがでしたし、キャストには何の問題もありません。

しかしなぜか訴えてくるものがもう一つだったのは、中途半端な真相究明への動きが理由だったように思います。
なぜここにきて役所広司が演ずる戸田秋谷がお家騒動の原因を探ろうとしたのか、それが家譜編纂が目的にしても、どうも違和感が拭えません。
周りがそういった動きをする中でも泰然自若として死に臨む、そんな秋谷であって欲しかったです。
殴りつけられるだけで改心をする家老も薄っぺらすぎましたし、血は争えぬのか墨を付けられただけで逆上をして抜刀をした甥も同様で、ちょっともったいない作品でした。


2014年10月12日 鑑賞  ★★★☆☆(3点)

 


謎のラスト

2014-10-11 00:51:57 | 映画

TCX、TOHO CINEMAS EXTRA LARGE SCREENの略ですが、この大画面を初めて体験してきました。
とにかくでかい、席が前すぎたかと後悔をするぐらいの圧倒的なサイズで、DOLBY-ATMOSなる重低音に前後を駆け巡る音響も素晴らしかったです。
まさに映画館ならではの迫力で、凄い、としか言いようがありません。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー

ウォルト・ディズニー・ジャパン株式会社

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そんなスクリーンも作品が伴わなければ意味がありませんが、今日の「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー」はそれに相応しい出来映えでした。
やや色ものな先入観でいたところが、これがどうして、なかなかの大作です。
マシンガンのようなテンポの良さに分かりやすい善悪、笑いあり、涙あり、友情あり、ロマンスありと、しかしそのてんこ盛りがほどよいバランスとなっています。
オープニングからにやりとさせるオマージュがここそこに散りばめられていて、まさかこんなところでフットルースと出会えるとは思ってもいませんでした。
一本道なストーリーのようで、しかし続編を期待させる主人公の生い立ち、主要な敵役の途中離脱など、適度なぼやかしもあります。
気になるとすれば上映前にエンドロールが終わるまで席を立たないでください、との案内に期待に胸を膨らませたラストが謎だったことで、分かる人には分かるのでしょうが、あのキャラクターはいったい何だったのか、やや悶々としながら次回作を待つことにします。


2014年10月10日 鑑賞  ★★★★★(5点)

 

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そして神になりました

2014-09-15 00:14:35 | 映画

人間は脳の10%程度しか活用できていないらしく、それが20%、30%、そして100%になったらどうなるのか、そんな今日の映画は「ルーシー」です。
ひょんなことからルーシーは韓国マフィアに囚われて合成麻薬の運び屋として体内にその麻薬を埋め込まれますが、暴行を受けたことで麻薬を入れた袋が破れて体内に溶け出し、その力で脳が覚醒をして100%の能力を発揮するようになる、といったストーリーです。
とにかく突っ込みどころが満載の作品で、本当にこれってリュック・ベッソンなのと、そう首を傾げるような出来栄えでした。

ルーシー

NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン

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その麻薬とやらがなぜ脳を覚醒させるのか、なんて理屈はどうでもよいです。
しかし覚醒をした脳の力を何のレクチャーもなく存分に使いこなすルーシーには驚きですし、金髪が黒髪に、フォースの力でバッタバッタとなぎ倒し、時の流れまでを制御してタイムトラベル、アウストラロピテクスのルーシーとETタッチをするなど縦横無尽、もうやりたい放題です。
そうなれば行方を追うマフィアとの争いなどは児戯に等しいはずなのに派手にドンパチ、珍しくも上映中に眠たくなってしまいました。
そして「トランセンデンス」を思わせるようなラストにはクエスチョンマークが飛び交い、きっとルーシーは神になったのでしょう。
めでたし、めでたし、です。


2014年9月14日 鑑賞  ★★☆☆☆(2点)

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