雪香の星月夜日記

山口雪香の歌がたり、ささやき、ひとりごと

ほのかげるむらさき女人は十年(ととせ)経てゆたけき母となりぬ南国

2008-05-14 20:23:38 | Weblog

 
 紫いろが好き、と聞いていた。


 今は南の国シンガポール在住の木ねずみさんのために。


 十年前、貴女がそうおっしゃったこと覚えています。


 あのとき、貴女はおばあさまの形見という、大正ふうの、しかも横縞柄の不思議な御着物をお召しでしたね。和服好きのわたし、そういうことはよく覚えています。横の縞織はめずらしいと思って。


 桐の花の季節ですね。

 
 そんな思いそのまま。

 
 気をわるくなさらないでね。






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地を断ちて覆ふ慟哭終(つひ)の日のさなか祈りは心からなる

2008-05-14 16:56:53 | Weblog


 ミャンマーに引き続き、中国の大地震。


 新聞の一面トップ、悲惨な情景が大きく。


 日々身の回りの忙しさに、知らず知らず、視野狭くなっている。


 忙しいというのは「心が亡くなる」ことよ、と先日、ある方に聞いた。


 大災害に見舞われて苦しむひとびとの嘆き、かなしみ、痛み、短歌というちいさな器で、うかつに詠えない。


 わたしの祈りのような歌は、もしかしたら不遜ではないだろうか、とためらう。

 信仰をかるがるしく詠えないように……。


 
 今日も終わろうとしている。

 無事につとめおえた、そのことをかみしめながら、災害に遭ったひとびとを悼みます。



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水あかり漂ふ朝(あした)雨そそぐノートひらけばこゑの虹たつ

2008-05-14 08:34:54 | Weblog

 今日もさむい。


 朝に。










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