市の星月夜日記

織江市の短歌、エッセイ

ほのかげるむらさき女人は十年(ととせ)経てゆたけき母となりぬ南国

2008-05-14 20:23:38 | Weblog

 
 紫いろが好き、と聞いていた。


 今は南の国シンガポール在住の木ねずみさんのために。


 十年前、貴女がそうおっしゃったこと覚えています。


 あのとき、貴女はおばあさまの形見という、大正ふうの、しかも横縞柄の不思議な御着物をお召しでしたね。和服好きのわたし、そういうことはよく覚えています。横の縞織はめずらしいと思って。


 桐の花の季節ですね。

 
 そんな思いそのまま。

 
 気をわるくなさらないでね。






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2 コメント

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素敵なお歌を有難うございます。 (木ねずみ)
2008-05-15 17:34:23
気をわるくするなんて、とんでもない!
素敵なお歌を有難うございました。。
覚えています。覚えています。紫の横縞の着物。あの頃は髪も長かったです。今はショート
もう、あれは着られない年齢になってしまいましたいずれ娘に・・・。
私のブログに飛ぶように設定したのですが、自分でも生活感漂うブログだな・・と思っています。こちらに貼るのが憚れるのですが
実は義母も見ていて、家族が元気で過ごしています・・というシンガポール便りなんです。
最近は駐在妻らしく食べ物ネタが多いです(笑)
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さっき (雪香)
2008-05-15 20:50:45
ブログ拝見しました。

海外の方のネットに書き込みするのは、じつは初めてです。

ヴァーチャルワールドのふしぎさですよね。

紫のおきもの、まだ大丈夫でしょう?

いまはかなり年齢を重ねた方も、華やかなものお召しですもの。

欧米のおばあさまなんて、ことにそうだと思います。

日本におもどりになったら、あのお着物姿、また見せてくださいな。

そのころは、もう娘さんも手がかからなくなっているでしょうし
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